学校図書 5年生下【正多角形と円】向山型算数でこう授業する(2)

ぱっと見て分かる教科書P43の授業

主な教師の指導助言 向山型算数のポイント
@ □2正多角形について調べましょう。
@辺の長さは2cmで,角の大きさを次のようにして,正多角形を書きましょう。
(あ)90°(い)120°(う)135°
教師が読む。
A (あ)は一緒に解きます。
ノートに(あ)90°と書いて,2cmの線を引きなさい。
書き方を例示してやる。

言ったとおり書けているか,最初にチェックする。
B 90°を測って,2cmの線をもう一本引きなさい。
(このへんで,これ超簡単じゃん!という声が多数聞こえる。)
C 残りを同じように仕上げなさい。
できたら持ってきます。
チェックの際,透明なシートに図形を書いておき,ノートの上に載せる。
D ○をもらった人は,今の書き方と同じやり方で,角を120°にして書きなさい。これもできたら持ってきます。 上に同じ。
E 120°も○をもらった人は,今の書き方と同じやり方で,今度は角を135°にして書きなさい。できたら持ってきます。 上に同じ。
作図にはかなり個人差が生じる。全部できた子から色をキレイに塗らせる。
F A書いた正多角形で,向かい合った頂点を結んだ対角線を書きましょう。
・(あ)の頂点を指さしなさい。(まず,正方形についてだけやる)
・対角線を書き込みなさい。
1問目は黒板で一緒に解く。
G B対角線の交わった点アから頂点までの長さをくらべましょう。
・対角線が交わったところに,赤鉛筆で○をつけなさい。
・そこから頂点までの長さを測りなさい。
 測ったら長さを書き込みなさい。

・ノートには次のように書きます。
「点アから頂点までの長さ→全部□」
・□の中に言葉を書き込みなさい。
同じ図形について,最後まで問題を続ける。
(一つずつやるとテンポが悪くなる)


書き方を例示する。

できた子から指名して,答え合わせ。
H Cできた三角形は,どのような三角形でしょうか。またそれらの三角形は合同でしょうか。
・もう一度(あ)を指さしなさい。できた三角形の1つに,うすく赤で色 を塗りなさい。
・塗れた人は,ノートに次のように書きます。
「できた三角形→□三角形」
「できた三角形は合同で□」

・□の中に言葉を書き込みなさい。



書き方を例示する。

できた子から指名して,答え合わせ。
I 次,(い)の図形について,今と全く同じやり方でかきなさい。
これはできたら持ってきます。
○をもらった人は,(う)も同じにやります。
(う)も終わった人は黒板に書きなさい。
「点アから頂点までの長さ→全部□」
「できた三角形→□三角形」
「できた三角形は合同で□」

この書き方を基本型として与える。
残りの問題は,これと同じに書かせて持ってこさせる。
できた子から板書させ,答え合わせ。
J D右の正八角形で,(カ)は何度でしょうか。
・真ん中の対角線に1本赤線を引きなさい。(たてに)
・線の左側部分を,左手で隠しなさい。
・赤い線は何度ですか,○○くん。(180°)
・ではここ(半分の線を指して)は何度ですか,○○さん。(90°)
・じゃあこの(カ)は何度ですか。ノートに書きなさい。(45°)
黒板に書いた図形で一緒にやる。
K もう一回右の図を指さしなさい。
(カ)のところに1と書いて,残りの部分にも数字を書きなさい。
全部でいくつですか,○○くん。(8つ)

では念のため,計算でも角度を求めます。式をノートに書きなさい。
計算して答えを出しなさい。(360÷8=45 45°)
念のため,計算でも求めさせる。


式だけ書けたら指名して答えさせる。
間違えたら直させればよい。(次に先生問題で練習するため)
L さらに念のため,四角形なら何度になりますか。
式を書いて計算しなさい。(このあと五角形,六角形のときも聞く)
次の時間にやる問題を,先生問題で出す。
テンポよく聞いていく。
M E円の中心の周りの角を8等分して,正八角形をかきましょう。
こびと君がなにかしゃべってるなあ。読んでみなさい。
「何度ずつにわければいいかな。」
これは簡単だなあ。○○くん,何度に分ければいいですか。(45°)
さっきやった問題である。

すぐに指して聞く。
N では,円の半径を3cmにして,教科書と同じようにして書きなさい。
できたら持ってきなさい。
○をもらった人は,正八角形をきれいに色を塗っていなさい。
半径は指定する。

時間調整のため,色を塗らせる。

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