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群馬大学



群馬大学工学部 生物化学工学科 助手  箱  田  優
群馬大学工学部 機械システム工学科 教授     早乙女 康典


 
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はじめに
緒論
1.実験装置および方法
1-1. 実験装置
1-2. 細胞険濁液の調整
1-3. 実験方法
2.結果と考察
2-1. 捕集速度に及ぼす周波数の影響
2-2. 捕集率の経時変化 
2-3. 生細胞率に及ぼす電場の影響
2-4. 捕集速度に及ぼす電極間距離の影響
結論
おわりに
 


2.結果と考察

2-2. 捕集率の経時変化

図6 酵母細胞の捕集率の経時変化
(35V,100V/cm,1MHz,wire-cylinder electrodes)

 ワイヤー−円筒電極型誘電泳動用セルを用いて、セル全体に電場を印加し、セル内の細胞がどの程度捕集されたのかを実験的に検討した。図6は、酵母の生細胞を用いた場合の捕集率の経時変化を示す。縦軸は捕集率であり、セル内の全細胞数当たりの捕集細胞数である。横軸は電場印加時間である。捕集率は時間経過に伴って増大し、電場印加時間60minでは約65%の捕集率が得られた。この結果より、捕集率は電極間距離の減少、電場強度の増大等により、さらに高い捕集率が期待できるものと考えられる。

 
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