2.結果と考察
2-2. 捕集率の経時変化
 |
図6 |
酵母細胞の捕集率の経時変化
(35V,100V/cm,1MHz,wire-cylinder electrodes) |
|
ワイヤー−円筒電極型誘電泳動用セルを用いて、セル全体に電場を印加し、セル内の細胞がどの程度捕集されたのかを実験的に検討した。図6は、酵母の生細胞を用いた場合の捕集率の経時変化を示す。縦軸は捕集率であり、セル内の全細胞数当たりの捕集細胞数である。横軸は電場印加時間である。捕集率は時間経過に伴って増大し、電場印加時間60minでは約65%の捕集率が得られた。この結果より、捕集率は電極間距離の減少、電場強度の増大等により、さらに高い捕集率が期待できるものと考えられる。
|
|
|