1.実験装置および方法
1-1. 実験装置
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図1 誘電泳動セルの概略図 |
(a) 液挿入部 :20×20mm
深さ :6mm
体積 :2.4cm3
電極間距離:0.2〜10mm
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(b) 液挿入部 :7.2mm
深さ :11mm
体積 :0.44cm3
電極間距離:3.5mm
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図1に誘電泳動用セルの概略図を示す。(a)の誘電泳動用セル(ピン−プレート型電極)は、不均一電場を印加するため、プレート電極と針電極で構成されており、プレート電極が弱電場側、針電極が強電場側の電極となるよう作製した。また、電極間距離は可変式であり、最大10mmまで広げることができ、試料注入口の大きさは、20×20mm、深さは6mm、容量は2.4mlである。(b)の誘電泳動用セル(ワイヤー−円筒型電極)は、円柱状の弱電場電極とワイヤー状の強電場電極で構成されている。電極間距離は3.5mmで、ワイヤー電極(強電場電極)の径は0.2mmであり、試料注入口の内径は7.2mm、深さは1.1mm、容量は0.44mlである。(a)の電極はプレート、針電極共に白金製で、(b)の電極は共にステンレス鋼製である。セル本体は(a)(b)共にアクリル樹脂を使用している。
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図2 誘電泳動実験装置の概略図 |
図2に誘電泳動実験装置の概略図を示す。誘電泳動用セルに、交流電源とアンプを使用し、交流電場を印加した。
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