学校図書 5年生上【図形の面積】向山型算数でこう授業する(8)

ぱっと見て分かる教科書P97〜99の授業

主な教師の指導助言 向山型算数のポイント
@ ノートに日付・ページ・タイトル「◇3台形の面積」と書きなさい。 「はやい子は賢い」と誉める。
A □1 下の台形の面積の求め方を考えましょう。
下の台形を指さしなさい。ア・イ・ウ・エ。隣の人と確認しなさい。
教師が読む。

隣と確認させる。
B 97ページを開きなさい。@下の4人の考え方を説明しましょう。また面積を求める式を書きましょう。 教師が読む。
C よしおさんの図を指さしなさい。
1 大きい三角形に@,小さい三角形にAと書きなさい。
2 大きい三角形の底辺を,赤鉛筆でなぞりなさい。
3 何cmか書きなさい。
4 高さを表す線を鉛筆で書きなさい。
5 何cmか書きなさい。
6 ノートに,面積を求める式を書きなさい。
  もちろん言葉の式も書くんですよ。
何cmなのかは,指名して答えさせる。



テンポよく指示していく。
D 小さい三角形も同じにやります。教科書を上下逆さにしなさい。
1 底辺を赤鉛筆でなぞりなさい。
2 何cmか書きなさい。
3 高さを表す線を鉛筆で書きなさい。
4 何cmか書きなさい。
5 ノートに,面積を求める式を書きなさい。
  もちろん言葉の式も書くんですよ。
上記に同じ
E ノートに@+Aと書いて,面積を計算しなさい。できたら持ってきます。 できた子から板書させ,答え合わせ。
以下,のこりのひろみさん・かおりさん・たいちさんの図も同様に進める。教科書に底辺と高さを書き込ませ,式を書き面積を求めさせる。その際,黒板には教科書の4人の考え方の部分を拡大コピーしたものを貼っておく。子供と一緒に底辺・高さを書き込んでいく。(分からない子にはそれを写させる。)
F 99ページ。B @の考えから,台形の面積を求める公式を考えましょう。その右にひろみさんの考えがのっている。それをそっくりノートに写します。ただし,最後の×がそろっていないところは上にそろえて書くんですよ。 基本型を写させる。

(教科書は最後の式の×が上とそろっていないので,そろえさせる。)
     底 辺   × 高 さ ÷ 2
      ↓       ↓     ↓
   (2 + 6)  × □   ÷ 2
   ↓   ↓     ↓     ↓
(上の辺+下の辺)× 高 さ ÷ 2
   ↓   ↓     ↓     ↓
(上底 + 下底) × 高 さ ÷ 2=台形の面積
×と÷をそろえさせる。

(表示上ずれているかもしれません。あらかじめご了承下さい。)
G □の中に数字を書き込みなさい。 いくつですか○○くん。 指名して答えさせる。
H その下。はかせ君マークのところを読みなさい。
台形の平行な2つの辺を,上底,下底といい,その間の長さを,高さといいます。
台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2
定義を読ませる。
I 台形の2つの平行な辺を何と言いますか,○○さん。 書いてあることを聞き,詰める。
J 一番下に書いてある式をそっくり写します。さっき書いた式の下に,もう一つ↓を書いて,次のように書きます。(赤の部分のように書かせる) 書き方を例示する。
K □2必要な長さをはかって,右の台形の面積を求めましょう。
上底と下底に赤鉛筆で線を引きなさい。隣の人と確認しなさい。
L 高さを書き込んだら持ってきなさい。三角定規の角を使ってる人は賢いなあ〜。○をもらった人は,さっきの式に数字を当てはめて,式・言葉の式・計算・答えの4点セットで解きなさい。 4点セットで書いてなければ,書き直しをさせる。
M 面積が求められたら持ってきなさい。 はやくできた子から板書させ,答え合わせをする。

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