学校図書 5年生上【単位量あたりの大きさ】向山型算数でこう授業する(12)

ぱっと見て分かる教科書P83の授業

主な教師の指導助言 向山型算数のポイント
@ □4「時速40kmで・・・・あります。」 教師が読む。
A 下の数直線指さしなさい。道のり・0・40・□・□。時間・0・1・2・3。
2の上に数字を書き込みなさい。
指さしの途中で,隣と確認させる。

指名して答えさせる。
B 3の上に数字を書き込みなさい。 指名して答えさせる。
C 念のため5時間では何km進みますか。○○君。 念のため問題をだし,詰める。
D これを次のように書きます。ノートに写しなさい。
  □ × □  = □
  ↓   ↓     ↓
 速さ × 時間 = 道のり
基本型を写させる。

計算スキルの形に合わせる。
E 念のため,7時間では何km進みますか。□の中に数字を入れて計算しなさい。3点セットで書いたら持ってきなさい。
できた人は式を読む練習をしなさい。
できた子から板書させ,答え合わせ。
「40かける7は280。40は速さ、7は時間、280は道のり。答え280mです。」
F □5読みなさい。 そろわなかったら読み直しをさせる。
G 問題文の中にある「分速」「道のり」「何分」という言葉を赤で囲みなさい。 「かかる時間を□分間として、計算しましょう。」の部分は、教師がサラッと読む。
H その横に式が書いてある。これを今からノートに写します。
でも,教科書の書き方とちょっとだけ先生が変えるから,黒板と同じに写すんですよ。
もちろんイコールや×はそろえて書きます。

速 さ  × 時 間 = 道のり
400  ×  □  =2400
2400 ÷ 400  = □
 ↓      ↓     ↓
道のり ÷ 速 さ = 時 間
基本形を写させる。
次からは、この言葉の式を必ず書かせる。



計算スキルの形を参考にする。
I 写せた人は計算して答えを求めなさい。
今書いた式から2行あけて,筆算を書くんですよ。
できたら持ってきなさい。
筆算を必ず書かせる。先の条件に当てはまらない場合
は書き直させる。
J 今の式を次のように読みます。「2400わる400は、しかく。2400は道のり、400は速さ、しかくは時間。答え6分です。」 式の読み方を教える。
K ノートに黒板と同じように式を写しなさい。□の下には、さっき書いたの と同じように、矢印を書いて言葉を書きます。
 □  ÷ □ =□  
 ↓     ↓   ↓
道のり÷ 速さ =時間
基本型を写させる。
L 念のため先生問題です。実は よく測ったら、本当は分速が300mでした。 2400mの道のりを進むのに何分かかるでしょうか。□の中に数字を入 れて計算しなさい。 できた子からノートを持ってこさせ、板書させる。
早くできた子には、式の読み方を練習させる「2400わる300は8。2400は道のり、300は速さ、8は時間。 答え8分です。」
M 問題を変えます。分速400mで走る自転車は、2400mの道のりを進むのに、何分かかるでしょう。本当は進んだ道のりが3600mでした。さっきと同じように式を書いて計算しなさい。 矢印と「道のり」「速さ」「時間」の言葉も必ず書かせる。
できた子からノートを持ってこさせ、板書させる。
早くできた子には、さっきと同じように、式の読み方を練習させる。
N 念のため、もう一題先生問題を出します。よく測ったら、自転車の分速は 220mでした。3300mの道のりを進むのに、何分かかるでしょうか。 変化のあるくり返しで問題を出す。
ここでも、言葉の式を必ず書かせる。
できた子からノートを持ってこさせ、板書させる。
早くできた子には、同じように式の読み方を練習させる。
O 旗マークの問題。
▼分速80mで歩く人がいます。
@5分間では、何mすすむでしょうか。
A2000m進むのに、何分かかるでしょうか。

Aができたら、ノートを持ってきなさい。式には言葉の式も必ず書くんですよ。
ここは自力で解かせる。できた子からノートを持ってこさせ板書させる。
同じように、早くできた子には式の読み方を練習させる。(@は道のりを求める問題だが、同じように読ませる。)
「80かける5は400。80は速さ、5は時間、400は道のり。答え 400mです。」

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