学校図書 5年生下【割合とグラフ】向山型算数でこう授業する(2)
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ぱっと見て分かる教科書P63,64□4問題の授業

主な教師の指導助言 向山型算数のポイント
@ □3 ある日の飛行機の混み具合を調べました。どちらが混んでいるでしょうか。
そろえて読みなさい。
・ノートに日付,ページを書くのが遅い子がいる時は2回。
A その下に表が書いてある。指さしてごらんなさい。
それをそっくりノートに写しなさい。
写したら持ってきなさい。ABCをつけます。
・個別評定をする。
B 写し終わった人は,それを次のように読んでいます。
「小型飛行機の乗客数は117人です。大型飛行機の乗客数は442人です。」
定員のところも同じように読んでいなさい。
・読み方を教える。
・はやい子への時間調整。
C その下の2行「こみぐあいは,・・・」の所を読みなさい。
その下の言葉の式を,先生が黒板に書くのと同じに,そっくりそのまま写しなさい。
乗客数 ÷ 定員 こみぐあい
くらべられる量 もとにする量
・「=」を後ろに書き直す。
(計算スキルの書き方に合わせる)
D 飛行機の混み具合を求めましょう。
小型飛行機のこみぐあいを求める式を,「小型飛行機」と書いて,今と同じに書きなさい。もちろん,言葉の式も書くんですよ。
式だけ書いたらノートを持ってきなさい。
小型飛行機
(式) 117 ÷ 130
くらべられる量 もとにする量 こみぐあい
○をもらった人は計算しなさい。(計算機使用)


・言葉の式まで書いてあるか,最初でチェックする。



・計算には計算機を使用する。

・はやい子に板書させ答え合わせ。
E この式を次のように読みます。
「小型飛行機 式117わる130は0.9。117はくらべられる量,130はもとにする量,0.9はこみぐあいです。」
・読み方を教える。
・はやくできた子に読ませる。
F 次,大型飛行機の方も,今と同じに式を書いて計算しなさい。
答えが書けたら持ってきなさい。
・はやい子に板書させ答え合わせ。
G その下,はかせ君マークのところを読みなさい。
『シュートの成績や混み具合を表す数のように,もとにする量を1として,比べられる量がいくつにあたるかを表した数を割合といいます。』割合=くらべられる量÷もとにする量
・「割合って何ですか。」書いてあることを聞き言わせる。
H そこにある言葉の式を,黒板と同じように写しなさい。
くらべられる量 ÷ もとにする量 割 合
・計算スキルに合わせる。
I 64ページ。□4ご石を,(あ),(い)のようにならべました。
どちらがくろっぽく見えるでしょうか。
・教師が読む。
J 図の下の2行を読みなさい。
全体の石の数をもとにしたときの,黒石の数の割合でくらべましょう。」

・「全体の石の数」を赤で囲みなさい。
・「黒石の数」を赤で囲みなさい。
・そろわなかったら読み直し。



・キーワードを囲ませる。
K もう一度,読みなさい。
「全体の石の数をもとにしたときの,」ストップ。
(あ)の全体の石の数を,「(あ)○個」と□の上(全体の石の数を囲んだ上)に書きなさい。(50個)
・問題文を細分化する。
・指名して答えさせる。
L 念のため,もう一度読みなさい。
「全体の石の数をもとにしたときの,黒石の数」ストップ。
(あ)の黒石の数を,さっきと同じに□の上(黒石の数を囲んだ上)に書きなさい。(15個)
・指名して答えさせる。
M 今度は,赤の□で囲んだところを数字に変えて読みます。
「50をもとにしたときの,15の割合でくらべましょう。」
N ノートに割合を求める言葉の式を書きなさい。
くらべられる量 ÷ もとにする量 割 合
O この下に黒板と同じに式を書きなさい。
くらべられる量 ÷ もとにする量 割 合
÷
・書き方を例示する。
P □の中に数字を入れて,式を書きなさい。
答えを出した人は持ってきなさい。
・50÷15と書く子がいるのでチェックする。
Q ○をもらった人は,(い)を同じ書き方でやりなさい。
できた人から黒板に書きます。
・できた子から板書させ,答え合わせ。
この段階で残り10分。後の旗問題は次にまわす。教科書・ノートチェックをして終了。