2002 L'ESCALE REPORT
レスカル通信


Vol.30 「王様のブランチ」から「大好き5つ子!!」がやってきた!(前編)の巻

 夏休みも後半戦に突入の8月のある日、TBSスタッフという方から、一本の電話が入りました。
 TBS系「王様のブランチ」(土曜 9:30〜)という番組の旅のコーナーで、日光を特集することになり、取材先の候補にレスカルが挙がっているとのこと。 「取材は大丈夫でしょうか?」スタッフの女の子の質問に、「はい、よろしくお願いします」と答えましたが、話を聞くうちにペンションの取材ではなく、ケーキの取材をしたいとのこと。 

 「いろんな形のケーキを作ってらっしゃるんですよね」
 ぴんときました。 7月に、娘のおともだちのなっちゃんのお誕生会をレストランでご予約いただいたのですが、その際、バースデーケーキに「アンパンマン」を作り、ネット上でも公開していました(こちら参照)。これが予想外に好評で、当のなっちゃんとママにも喜ばれたほか、メールなどでも数件の問い合わせを受けたりしていたのでした。担当の方も、ネット上で日光の情報を検索していて「アンパンマンケーキ」が目に留まったのでしょう。

 その日の電話では、「まだ、取材の候補に挙がった段階で、決定ではない。取材するとしたら、ケーキを作って欲しい」とのことでした。数日後、別の担当の方から、より詳細な問い合わせがあり、更に数日後、「取材をお願いすることになりました」と連絡がありました。

 その日から担当の方との打ち合わせがあり、TBS系でお昼に放映されている「大好き5つ子!」の子供役3人がブランチのレポーターの女の子2名と一緒に日光の霧降エリアを紹介する内容であること、レスカルでは、私を「とびっきり人」として「ケーキ名人」と紹介したいということ、などの説明がありました。

 レスカルの紹介の際、最初に登場するケーキを作って欲しいとの要望があり、打ち合わせの結果、「アンパンマン」と「ピカチュウ」に決定しました。実は、最初ケーキの要望があった時、「どんなケーキでも作れるんですか?」との質問があり、「ウルトラマンも候補」と聞いていたので、「そうですねぇ、あまり凸凹したものでなければ大丈夫です。ウルトラマンならできます。『ピカチュウがいい』とか言われると困りますけどね、ハハハ・・・」と冗談で言っていたばかりなのに、スタッフの打ち合わせの結果、まんまと、ピカチュウに決定になってしまったのでした。

 しかし、決まってしまったからには仕方がありません。「よーし、こうなったら、子供たちもみんながびっくりするような『ピカチュウ』を作ってやる!!」と、ケーキ魂(?)に火がつきます。

 早速、娘から絵本を借りて、ピカチュウの構図を考えます。最初は、ピカチュウをお皿の中央に配置し、色々なポケモンを周りに置こうかとも考えましたが、ポケモンたちを絵本で見た瞬間にそのアイデアは即刻、却下になりました。あまりに多種多様で、凸凹していて、「こんなん、作れるわけないやん!」というものばかり・・・。うーんと頭を抱えていると、娘が「きょう、ぽけもんやるよ」と教えてくれました。娘と一緒にテレビを観ていましたが、なかなか良いアイデアが沸きません。そのうちに、とうとうエンディングになってしまいました。「どうしたものか」とエンディングを観ているうちに、娘が歌にあわせて踊り始めました。画面では、ピカチュウとピチュウが楽しそうに踊っています。瞬間、ピカっと光るものがありました。
 「ポケッタリ〜、モンスターリ〜・・・」
そうだ、ピカチュウとピチュウが楽しそうに踊っているケーキを作ろう!! やっと、テーマが決まりました。テーマが決まると今までの苦悩がうそのように、次々とアイデアが沸いてきます。
 「夏らしく、スイカを書こう。それから・・・そうだ、小学生の絵日記のような、能天気な太陽!!」

 画用紙に大体のデザインをおこし、サイズも、教室の後ろに張り出す夏休みのポスターの宿題のように、角の銀盆にサイズアップします。ピカチュウ、ピチュウも、躍動感のあるポーズで楽しく笑いながら飛び跳ねているようにデザインしました。

 作成は、まず、四角の大き目のスポンジを焼き、イラストを見ながらパーツごとにスポンジをカットしていきます。スポンジは、大きなものを作る為、通常ショートケーキなどに使うふわふわのスポンジではなく、適度に弾力があり、加工しやすいバターケーキ生地にしました。クリームも、照明が当たることを考え、また「絵」を描きやすいこともあり、バタークリームに決定。

 アンパンマンは、前回と作成方法は同じ。ほっぺと鼻も、前回好評だったスイカで作ることに決めました。やはりパーツごとにスポンジとカットし、顔や手などの丸い部分はセルクルという丸い型で抜きました。パーツごとに食用色素で色をつけたクリームを塗っていきます。

 ピカチュウの方は、更に一工夫。最初に銀盆の上に、ラップで包んだ厚いプラスチックの板を敷きます。これにバタークリームを塗り、やはりバタークリームでスイカを「描いて」いきます。これは、ケーキをお皿に取り分けた後、スイカが残るという演出です。バタークリームを完全に固めながら作業する為、何度も冷蔵庫に出し入れの繰り返しとなります。
 パーツごとにクリームを塗っていき、銀盆の上に「仮組み」してバランスを整えた後、耳や目、口をやはり「描いて」行きます。また、スポンジ同士の接点も、違和感がないように同じ黄色のクリームできれいにぬっていきます。この工程は、プラモデルの組み立てそっくりです。クリームを塗りながら、何度も遠くから見直して、バランスがおかしくないか、違和感がないか、確認していきます。これはまさに絵を描くときと同じです。
 
 そして、最後に「のーてんきな、落書きみたいな太陽」をクリームで絞り、完成です。さぁ、アンパンマンとピカチュウは、五つ子たちを驚かせることができるでしょうか!?     後編につづく・・・・。
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Vol.29 行ってきました! アイスバックス初観戦!の巻

 皆さんは、「日光アイスバックス」をご存知でしょうか?

 2000年頃から、何かとマスコミに取り上げられているので、「名前は知ってる」という方も多いことと思います。アイスホッケーの日本リーグで、日光をホームに活躍しているチームなのですが、「存続の危機」として、地元をはじめ多くのアイスホッケーファンの援助で頑張っているのです。
 
 チームの変遷については、私は殆ど無知に等しいので、下記に示したHPなどで、興味を持った方は調べてみてください。
 ただ、母体となる企業の不振などから、現在は新会社を設立し、市民のバックアップなどでなんとかリーグ参戦をはたしている状態です。レスカルは、2年前からアイスバックスを微力ながら支援、応援してきましたが、何を隠そう、私個人的にはアイスバックスの試合を生で見たことがありませんでした。アイスホッケー自体、最初から最後までゲームを通して観戦したことがなく、「こんなことではいかん、より多くの人に支援を呼びかけるためにも、実際に観戦しなくては!」と遅ればせながら奮起。ついに、2月13日、「対王子製紙戦」観戦へと向かったのでした。

 とはいうものの、重ねて恥ずかしながら、実はアイスバックスのホームである霧降アイスアリーナまでは車で3分、歩いても10分かからない距離なのであります。 水曜日の夜にもかかわらず、駐車場はほぼ満車状態。これほど車がいっぱいのアイスアリーナは見たことがありません。バックス人気の凄さです。

 リンクの中は殆ど満席の状態で、しかも当然のことながら、8割が「アイスバックス」ファンで占められています。チームカラーのオレンジと黒のメガフォンが、BGMにあわせて振られます。一番後席、一番高くリンクから離れた席でしたが、試合が始まり、応援に夢中になるにつれ、リンクや選手たちがどんどん近づいてくる錯覚に襲われます。

 第一ピリオドで王子に先制され、応援席からバックスの選手たちに激が飛びます。市民の応援で運営されているチームならではでしょうか。応援するギャラリー達も、味方のミスのは容赦なく、しかし熱烈な声援を送ります。

 と、突然、ゲーム中断。何事かと思ったら、電光掲示板が消灯してしまいました。「電光掲示板の故障により、時間経過をアナウンスでお知らせします」とのアナウンスに、思わずバックスギャラリーから「いーぞぉ、最初からやり直せぇ!」の声。客席に笑いが起こりました。しかし、私も含め、バックスを応援する誰も同じ思いだったでしょう。

 0−1で第一ピリオドを終了し、迎えた第二ピリオドも王子のゴールを許してしまいます。そして、第三ピリオド。「バックス、まず一点返していこう!」というファンの声援もむなしく、なかなか王子の固いガードを割ることはできず、逆に、パスで確実につないでいく王子に、追加点を許してしまいました。そこでゲーム終了。バックスファンはもどかしさや悔しさを滲ませた表情をしながら、しかし、選手たちに拍手を送りました。

 確かに、初めて観戦した私にも力の差がはっきりとわかるゲームでしたが、このもどかしさ、くやしさこそ、ファンがバックスに声援を送り必死に応援する原動力なのでは、と考えさせられました。現に、私も連れと「悔しい、悔しい」を連発しながら帰途につきましたが、今では「こんなんじゃ駄目だ。もっと頑張って応援しなくては!!」とすっかりはまってしまったようです。

 しかし、とてもエキサイティングな一日でした。まだ生ゲームを体験していない方、ぜひぜひ、一度体験してみて下さい。今年度のホームゲームはあと一戦しかありませんが、2002年度シーズンも、レスカルは日光アイスバックスを頑張って応援していきます(こんな風にはまってしまいますよ)。

 HC日光アイスバックス公式サイト
 http://www.icebucks.net/ice_top/ice_top.html

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Vol.28 2002年世界遺産初詣の巻

 レスカルのホームページをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

 と、いう事で、今年2002年の「レスカル通信」はめでたくも1月4日からアップすることができました。昨年はなかなか更新もままならず、「レスカル通信」は人気のページ(!?)にもかかわらず、随分とサボってしまいました。今年は気合を入れて更新したいと思っていますので、昨年同様、よろしくお願いいたします。また、昨年から「レスカル通信は面白い」とか「レポートが参考になった」という嬉しい感想が少しづつ届くようになりました。読んで下さっている方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 さて、2002年の記念すべき第1回「レスカル通信」は、世界遺産にもなりました、日光の社寺、日光東照宮・日光山輪王寺(にっこうさんりんのうじ)・日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)への初詣のレポートです。

 昨年2001年は元旦から東照宮に参拝に行きましたが、今年は嬉しいことに仕込みで忙しく、元旦の参拝は諦め、宿泊客も落ち着く4日の、ちょっと遅めの初詣となりました。前日、前々日と日光は雪となり、参道も雪で滑りながらの参拝でしたが、4日にしては、思いのほか参拝客で賑わっていました。左右上段の2枚の画像は、最初に参拝した日光山輪王寺です。ここは比較的日当たりがよいので、ぽかぽかと暖かく、ベンチで一休みしながらひなたぼっこをする参拝客もみられました。

 こちらでは「五重に縁があるように」50円をさい銭にし、お参りした後、「お約束」のおみくじをひくと、なんと大吉。こいつははなから縁起がいい、というもので、商売・勝負・家庭内・勉学・健康とすべて文句なしでした。

 続いて参道に出てから一路、東照宮へ。東照宮の境内もうっすらと雪が残り、五重塔も美しく輝いています。「おさい銭を・・・」と思いましたが、なんと、さい銭をなげてお参りするには拝観券を買わなければなりません。1300円の拝観券を買っておさい銭をさらになげるのも「うーむ・・・」と思い、こちらでは絵馬も買う予定だったので「ま、いくらかおさい銭分と思えば」と正面で拝むだけにしました。ここでもおみくじを買いましたが、結果は吉。おさい銭分、輪王寺より下がったかと思いましたが(笑)、商売・勝負・家庭内・勉学・健康・旅行と条件付ながら良し、でした。

 灯篭の並ぶ参道を、二荒山神社へ。二荒山神社の境内は杉の林にぐるりと囲まれていて、なんとも荘厳な雰囲気です。日光の社寺の中では、ここが私は一番好きな場所です。さて、ここではちゃんと配されていたさい銭箱にさい銭を入れ(100もご縁があるように500円と奮発しました)、お参りしたあと、やはりおみくじをひいてみると、なんと再び大吉の文字が。「奮発した甲斐があったな」と笑いながら読むと、やはり商売・勝負・家庭内・勉学・健康どれも良しで、しかも「結納は早いほど良い」などとあり、思わず笑ってしまいました。

 帰り道、「そうか、正月用に吉より悪いものは入れていない可能性もあるな」などとおみくじについてあれこれ考えたりしましたが、それでも、やはり大吉2つ、吉1つの結果に「今年は良い年になりそうだ」などと顔もほころぶ、我ながら単純な性格でありました。

 追記:もし初詣のおみくじで「凶」をひいた経験のある方いらっしゃったら、ご一報ください。個人的には、正月用のおみくじをおいてあるのだとおもうのですが・・・。
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2001年のレスカル通信はこちら
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