パソコン製作奮戦記タイトル

● 1998年1月 … Vol.7 BIOSアップデートの巻
  ディスプレードライバはその後正規版が公開され、さっそくインストールしてみたが、相変わらず時々おかしくなる。
  こりゃもう、相性が悪いと片づけるしかないのだろうか。 それとも今後出てくる(かも知れない)新バージョンに期待するしかないのだろうか。
  面白い(本当は面白くない)ことに、トラブル時は続けざまに異常が発生し、何回か再起動を繰り返して問題が出なくなると、何日かは調子良く動いてくれる。
  そしてなんかの拍子におかしくなると、また続けて2〜3回、再起動をするはめになる。
  このパソコンの構成部品の中で、出たばかりの新製品といえばグラフィックカードぐらいで、他は結構実績のあるものばかりだし、やっぱり初物に飛びつくのは危険なのかなぁ。
  そう言えば、毎日の日課になっている「フリーセル」をやってると、日によってカードの移動が速くなったり遅くなったりする。
  遅いといっても、前に使っていたFMVに比べるとぜんぜん速いんだけど、本当に速いときはほとんど瞬間的に残りカードが山に積み上げられるのに、遅いときは1秒以上かかってしまう。
  やっぱり動作が不安定としかおもえない。 カノープスさん、何とかしてよ。

  ということで、グラフィック周りはドライバのアップデートを待つことにして、いよいよ、禁断?のBIOSアップデートにチャレンジだ。
  購入時点でインストールされていたBIOSのバージョンは1.07だったんだけど、ついこの間、1.08が公開されたのを見つけ、さっそくダウンロードした。
  BIOSのアップデート方法はマザーボードのメーカーによって違っているけど、ASUSの場合は、マザーボード上のBBLKWというジャンパを差し替えて、書き込みできる状態にしてから、英語版のピュアDOSで起動し、BIOS書き換えユーティリティを立ち上げることになっている。
  失敗すると大変なことになるというんで、あまりやりたくはなかったんだけど、前述のトラブルのこともあるし、まあ、ものは経験とも言うし、とにかくやってみよう。
  ジャンパの差し替えのためにケースを開け、BIOS−ROMの近くにあるBBLKW.....? ...ないぞ?
  マニュアルのレイアウトイラストを見るとちゃんとあるはずの場所にジャンパがない。 しかも、マニュアルにはBIOS書き換えについての記述がない(と思う。 … 全部英語だからよく判らない)。
  こりぁ困ったぞ。 どうしたらいいんだろう。
  マザーボードをよ〜く眺めたら、マニュアルのイラストとは違う位置にそれらしいシルク印刷はある。 でもそこには半田ディップがあるだけで、ジャンパはない。
  そう言えば、TX97−XEは、IDEコネクタやFLOPPYコネクタがブロックピンになっているという記事を雑誌なんかで見た記憶があるけど、現物はガイド付きのちゃんとしたカプラになっている。
  ということは、リビジョンが違っているということか。
  マニュアルをよくよく見ると、レイアウトイラストの前のページに載っている写真では、現物と同じくコネクタがカプラになっていて、しかもBBLKWジャンパがない。
  さて、どうしたもんだろ。 まあ、無い物をいくら探してもしょうがない。 ええいっ、ままよ。 このままやってみよう。
  結果。 なんてことはない。 ちゃんと書き換えできたじゃないの。 リビジョンが変わってジャンパ切り替えなしでBIOSアップデートができるようになってたみたい。
  苦労してケースを開けて損したぁ。って、これって危ないんじゃないのかなぁ。

  BIOSアップデートの成果はというと、実のところよく判らない。
  相変わらず同じ不具合が時々出るということは、BIOSの問題ではなかったようで、やっぱりグラフィック周りが怪しい。
  後、IE4.0も怪しいので、早いとこ4.01に変えてみよう。

  ところで、そんなこんなやってる間に、ハードにも変化があった。
  前のページの写真とこのページの写真を見比べてもらえば判ると思うんだけど、MOを内蔵したんだ。
  内蔵用のブラケットは3.5インチFD用のがドンピシャで使えたんで、なかなか様になってる。
  実はこのブラケット。 秋葉原まで行かなきゃ買えないかなぁ、と思ってたんだけど、なんと桐生の、しかも家電量販店に置いてあったんだ。
  ヤ○ダ電機もまんざらすてたもんじゃないね。
  ではでは、今回はこの辺で。 続報をお楽しみに。



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