パソコン製作奮戦記タイトル

● 1997年11月16日(日)朝 … Vol.3 原因究明の巻
  昨日(いや今朝か)は疲れていたにもかかわらず、なかなか寝付けなかった。
  それにしては早く目が覚めた。 やっぱり気にかかることがあるとゆっくり寝てもいられない。
  さて、一から考え直してみよう。

  まず常道に則って、グラフィックカード以外のすべてのカードやドライブ類の電源ケーブルと信号ケーブルを外してトライしてみた。
  おお、昨日まったく反応がなかった電源ユニットのファンが音を立てて回り始めた。 ちゃんとパイロットランプも点いている。
  ディスプレイにもBIOS画面が表示された。 うん、これでマザーボードとCPU、メモリー、グラフィックカード、そして電源ユニットの無実が証明された。
  よし、お次はカード類を全部差してみよう。.... ほほ〜。 これも問題なさそうだ。
  だんだん調子が出てきたぞ。
  今度はドライブ類だ。.... おっと、そういえば、ドライブの電源を取るときに、昨日は面倒くさかったんで2本のラインについていた分岐コネクタからまとめて配線して、1本のラインをまるまる残してたけど、こいつも怪しいな。 今度はできるだけ3本のラインの負荷ができるだけ平均化するようにつないでみよう。
  おお、ちゃんと電源が入るぞ。 ということは、電源の取り方が悪かったってことか。
  いやぁ参ったね。 ものぐさしちゃあ、いけないね。
  さあ、信号ケーブルをつないでと。 いやいや、ここもものぐさせず、一つずつやっていこう。
  まずはFDDだ。.... よし、大丈夫。
  いいぞ、この調子でどんどん行こう。 HDDはどうだ。.... やったね。 もう大丈夫だろう。
  最後はCD-ROMでと。.... あれっ?.... 何だ?.... どうした?....
  電源は入るものの、BIOS画面が出たとたんにディスプレイがスリープモードになっちゃった。
  CD-ROMのIDEケーブルを再び外すと、.... 今度はOK。 また差してみると、.... NG。
  せっかくうまく行ったと思ったのに。 やっぱりマザーボードがいかれてるのかなぁ。....
  そうだ、そういえばCD-ROMに付いていたIDEケーブルがあるからそれを使ってみよう。.... おお、なんと動くではないか。
  結局、マザーボードに付いてきたケーブルの不具合だったことが判り、ほっと一息。

  さて、無事電源が入るようになったところでWindows95をインストールしよう。
  起動用フロッピーを入れ、リセット。 あれ? フロッピーを読みに行かない。 FMVのときのままのWindowsが入ってるHDDにアクセスしに行っちゃう。
  おいおい、よしてくれよ。 またかい。
  でも待てよ。 BIOSはどうなってたっけ。.... 何だ、ブート順位が C → A になってるじゃないか。 普通、デフォルトって A → C だよなぁ。

  そんなこんなで苦労したけど、何とかWindowsやドライバーのインストールも終わり、システムが起動したのはもう昼近かった。
  この後さまざまなトラブルに見舞われることになるとも知らず、この時は、自分の組み立てたパソコンがようやく動き出したことに有頂天になっていた。


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