5.まとめ
私たちは今回の共同研究を通して、オゾンの残存率を中心にオゾン氷の特徴を詳細に調べました。オゾン氷の実用化を考えた場合にはできるだけ高濃度のオゾン氷を、大量に生産するための方法を確立する必要がありますが、今回の共同研究を通してオゾン氷製造のための装置・設備を含めた道筋ができたと考えています。
また、実際に試作したオゾン氷を用いてモヤシなどの野菜の鮮度維持を試みたが、オゾン氷の特性をよく理解して上手に利用すれば鮮度維持にも大きな効力を発揮できることを示すこともできました。
今回の(株)増田研究所との共同研究では、お互いの持っている知識・ノウハウを持ち寄って、共通の目的のために努力する事はもとより、大学と企業のものの見方の違いを理解しあえるという点でも非常に有意義なものでした。またこの共同研究の成果も社会に大きく還元できるものであったと考えています。
最後になりますが、研究助成をしていただきました北関東産官学研究会および関係者の方々に深く御礼申し上げます。
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