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群馬大学


群馬大学工学研究科
博士後期課程物質工学専攻3年

  
太田 裕志


 
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プロフィル
研究テーマ
石炭がキーポイント
研究の特徴 
イオン交換性金属
趣味やモットー
好きな言葉
 


群馬大学工学部 生物化学工学科
  宝田 恭之 教授

研究の特徴
 
Q 石炭研究の意義は理解できましたが、それでは、 先生の研究の特徴を一口で言ったら何でしょうか。

A  一口で説明することは難しいですが、全体の特徴としては固体の炭素質をガス化したり熱分解したりする過程で触媒を用いることが挙げられます。

Q 触媒を用いるとどんな利点があるのですか。

A  一般に、触媒は反応速度を促進するため、生産量を増加するために役立つわけですが、ここでの研究では、石炭やバイオマスを処理する温度を下げることに利用しています。バイオマスや劣質な石炭は発熱量が低いため、高温での転換法では得られる正味のエネルギーが極めて少なくなってしまいます。

そこで温度を下げればよいのですが、単に反応温度を下げると反応速度が遅くなって実質的にはガス化が出来ないということにもなりますし、更にタールという重質な炭化水素が多量に生成してしまいます。そこで、触媒を利用して適当な反応速度を確保するとともに、タール分を分解すれば、プロセスとして成立してきます。私の研究室では、そのための基礎的研究が多いと思います。

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