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前橋工科大学




前橋工科大学 建設工学科 講師 田中 恒夫


 
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1. はじめに
2. 燃料電池膜(MEA)とメタノール方燃料電池(DMFC)
3. マイクロファブリケーション法の利用
4. まとめ 
  


4.まとめ

 以上、簡単ですが私たちの共同研究の概要を紹介させていただきました。私は大学院の学生のときから燃料電池の研究を行っています。その目的の一つは燃料電池を高性能化するための電極構造の設計指針をたてることです。これまでの検討から、優れた電極構造のイメージを自分なりに持っています。しかし、それを実現する方法を知らなかったり、またあるとしても自分が利用できる環境にないなどの理由でアイデアを実現できない部分が多々ありました。マイクロファブリケーション加工はイメージする電極構造を実現するにおいて非常に魅力的なものです。自分にない点を共同研究者に補って貰い、共通の目的達成に向けて突き進むことができるという点が共同研究の最大の利点と考えています。残りの期間新規な燃料電池膜の開発と実用化に向けて努力したいと考えています。

 最後になりますが、研究助成をしていただきました北関東産官学研究会および関係者の方々に深く御礼申し上げます。

図7 燃料電池発電試験装置

 
 
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