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群馬大学




群馬大学工学部 材料工学科 教授 大谷 朝男
群馬大学工学部 材料工学科 助手 白石 壮志


 
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1. はじめに
2. EDLCのエネルギー密度を上げるには?
3. EDLC用多孔質炭素材料の現状
4. 共同研究の成果
5. 今後の展開 
 


5.今後の展開

  現在、「単位表面積あたりの二重層容量」が高い試料の高比表面積化について検討を行っているところである。今後、本共同研究の成果をもとに、高い二重層容量を持った新規な活性炭電極ができれば、電力貯蔵用やEV用のEDLCの実用化ならびに普及が進むと思われる。


専門用語
*出力(パワー)密度:重量あたりあるいは体積あたりでどのくらいの電力を取り出せるかを表す指標. 単位はWkg-1あるいはW?-1. 出力密度が大きいほど、瞬間的に取り出せるエネルギー(電力量)は大きい.

**エネルギー密度:重量あたりあるいは体積あたりでどのくらいのエネルギー(電力量)を蓄えられるかを表す指標. 単位はWhkg-1あるいはWh?-1.

***賦活:原料炭素に細孔を賦与することで高表面積化(活性化)し、活性炭を製造するプロセスのこと。工業的には、600℃から1200℃の高温で炭素を水蒸気と反応(C + H2O R CO + H2)させて、賦活を行う。

 
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