〔ら〕

【ラ】la{T}

峠、鞍部

【ライト&ファスト】light & fast{E}

装備を軽量化して、短い時間で登攀を完了させる登山形式。

【ライフツール】life tool{E}

ナイフ、マッチ、磁石、反射板などサバイバルに必要な道具をコンパクトにまとめたもの。

らくさ【落差】

滝の高さ。落口から滝壺までの距離。

らくせき【落石】【らっく!】【らく】{s}

斜面を石が転がり落ちること。風化したり雨や雪でゆるんだ岩塊や石が転落すること。登山者が落とすこともある。
自分が石を落としたり、落石を発見したときには、他の登山者に注意を喚起するために、その落ちていく方向に向かって「らくせきーっ!」と怒鳴る。「らっく! らーくっ!」または「Rock!」ともいう。
?!気にくわない奴に石を投げつけるときに使う掛け声!?

【ラジウス】Radius{c}

スウェーデンのラジウス社が作った石油コンロ。かつて石油コンロの代名詞として使われた。ラジウス社はその後オプチマス(Optimus)となる。[放射線] ⇒スベアホェーブス

らち【裸地】

植物が生えていない地面、場所。風の強い砂礫地(風衝地)などに見られる。

【ラッシュタスティックス】rush tactics{E}

突撃登山。遠距離から一気に頂上を目指す登山の方法。【ラッシュアタック】ともいう。rush[突進] tactics[戦術] ⇔ポーラメソッド

【ラッセル】{J}

深い雪を踏みつけて、道をひらきながら進むこと。ゆきかき。ラッセル除雪車から連想した日本的用法。Russell{c}は社名、発明者の名。

【ラッセルリング】{J}

ピッケルのシャフト(石突きの近く)に取り付ける輪。スキー用ストックのリングと同じような形をしている。機能も同じで、ラッセルをする時にピッケルが雪に潜るのを防ぐ。

【ラッペリング】【ラペル】rappel{F}

ロープを使って岩場を降りる技法。懸垂下降。ロープを二つ折りにしてアンカーや岩角、木などに懸けて(※)、下に垂らす。エイト環など下降器具を使い、器具とロープとの摩擦によってゆっくり下ることができる。
※ 実際にロープを直接岩などにかけると、ロープが痛んだり、後で回収できなくなる。放置してかまわないロープやテープなど(捨て縄)を岩にかけて、それに懸垂用のロープをかける。

【ラビーネ】Lawine{G}

雪崩

【ラビーネンツーク】Lawinenzug{G}

雪崩が起きやすい場所。雪崩の通り道。

【ラフティング】rafting{E}

激流下り。急流をカヌーやゴムボートなどで降ること。raft[いかだ]
なめ滝など渓流を体だけで(ボートを使わずに)滑り降りること。【滝滑り】ともいう。

【ランジ】 【ジャンプ】

岩場などで、ホールド(手がかり)やスタンス(足場)に飛び付くこと。

らんそううん【乱層雲】【あまぐも】【ゆきぐも】【ニンボストラタス】Nimbostratus{L}

濃い灰黒色の層状の雲。雨や雪を降らせる雲。高度は500〜200m、ときに10000mくらいまで広がることもある。

【ランタン】lantern{E}【ラテルネ】laterne{F}

ガソリン、石油、ガスを燃料とした燈火。角灯。⇒ランプ
網状の発光体を【マントル】、マントルを覆うガラスのカバーを【ホヤ】火屋【グローブ】という。

【ランタン】【ランタンヒマール】Langtang Himal

カトマンズの北方に位置する山群。

【ラントクルフト】Landkluft{G}

氷河や雪渓と側岩壁との間にできた隙間・亀裂。氷河の中にできたものはシュルント(クレバス)、ベルグシュルントという。

【ランナウト】run out{E}

プロテクション(確保支点)をとらずに長い距離を登ること。

【ランニングビレー】running belay{E} 【ランニングビレイ】

(1)登りながらメインザイルをハーケンにセットすること。リードで登っているときにとるプロテクション(確保点)。中間支点、登攀者と確保者との間に取る支点。
(2)墜落のショックをやわらげるために、はじめはザイルを滑らし、だんだん停止に導く制動法。正しくはダイナミックビレー。⇒制動確保

【ランプ】lamp{E} lampe{F}

あかり。ともし火。洋灯。照明用の燈火のこと。語源はオランダ語。
アウトドアで使われる(使われていた)ランプには次のものがある。
【懐中電灯】flashlight{E}=電池を使ったポケット型の燈火
【ヘッドランプ】=ベルトで(人間の)頭部に取り付けられるようになった電池式のライト
【ランタン】lantern{E}=昔:四角な手提げ石油ランプ。角灯。今:ガス・カートリッジやガソリンを使うキャンプ用の燈火。[たいまつ]
【たいまつ】【松明】=松の木を割って束ね、火を点け照明とするもの。
【キャンドル】candle{E}=ろうそく、またはろうそくを使った燈火。
【カンテラ】kandelaar{D}=携帯用の石油灯。キャンドルもカンテラも語源は同じ。cnddela{L}[ろうそく]
【石油ランプ】灯油を燃料にしたランプ。かつては山小屋での代表的な照明器具だった。
【ちょうちん】【提灯】=細竹と紙でできた伸び縮みする円筒形のケース。光源はろうそく
【がんどう】【強盗】=器具を動かしても、中のろうそくが自在に回転して、常に垂直になるようになった提灯。
【カーバイト】carbide{E}=コークスと石灰石を加熱して作った固体。水を加えるとアセチレン・ガスを発す。それに火を付けて照明にする。

〔り〕

り【里】 / ちょう【町】 / けん【間】

昔の距離の単位。1里=36町=3.9km。1町=60間=109m 。1里は、1時間で歩く距離。
なお、上記は新法で、1里=300歩=6町=600m の旧法もあった。

【リーダー】leader{E}

(1)登山パーティの責任者・隊長。主隊長をチーフリーダー(CL)、副隊長をサブリーダー(SL)という。⇔フォロワー
(2)クライミングで先頭を登る人。【ザイルのトップ】。⇔ビレイヤー。⇒オーダー

【リーダー決定】

登山パーティの行動(前進するか退却するかなど)に関して、リーダーが強い権限・決定権を持っていること。リーダーが決めた事柄。

【リード】lead{E}

クライミングで、プロテクション(確保点)をとりながら登っていくこと。ロープが自分より下にある登り方。先頭を登ること。⇔トップロープ

【リス】Riss{G}

クラックよりも幅が狭く、指やハーケンが入る程度の細い岩の割れめ。
?!げっ歯目科の尾の長い動物!?

【リストループ】wrist loop{E}【手皮】

ピッケルやアイスバイルなどに取り付けて手首に巻くベルト。wrist[手首]
(スキーの)ストックなどのリストループは手皮といっていた。ベルトが革製であったため。

【リチウム電池】lithium-battery{E}

二酸化マンガンやフッ化炭素を陽極、リチウムを陰極にした電池。充電はできない。自己放電が少なく長期間使用できる、低温に強い、軽量、値段が高い。

【リッジ】ridge{E}りょう【稜】

本来は尾根や稜線のことだが、一般縦走路から外れた岩尾根、岩稜の意味で使われる。また、傾斜が比較的ゆるやかな(水平に近い)ものをリッジ、急な(垂直に近い)ものはカンテという使い分けもある。稜線に雪が積もっていれば【スノーリッジ】【雪稜】という。ridge[山の背、尾根]。⇒アレート

【リップ】lip{E}

オーバーハングになった岩の縁(先端部)。[唇、へり]

【リッペ】Rippe{G} ろくりょう【肋稜】リペ

非常に急な岩尾根。岩壁上に突出した稜状の岩。大きな尾根から直角方向に出ている岩尾根。Rippe[肋骨] 肋[あばら、わき腹]

【リムジンバス】limousine{E}

交通機関の末端と山麓の山小屋とを結ぶ送迎用のバス。limousineは、運転席と客席が仕切られた全長のかなり長い高級乗用車のこと。また、空港客の送迎用小型バスもいう。それからの転用。一定区間を定期往復するバスは【シャトルバス】(shuttle)という。

りゃくだつてん【略奪点】

沢の流れが尾根を越えて、隣の沢へ流れ込むとき、その尾根を越える地点。略奪[暴力によって奪い取ること]

りゅうしん【流芯】

谷川の流れの中心部。

りゅうどうぶんさん【流動分散】

アンカー(確保支点)を取るとき、複数の支点(ボルトやナッツなど)を設け、荷重が各支点に均等にかかるようにすること。可動分散。

【リュックサック】【ルックザック】Rucksack{G}

背嚢(はいのう)。登山用の背負い袋。ルックサック。遠足などで使う小型のザックをリュックサックといい、本格的な登山用はザックという。Rucken[背中]

りょうせん【稜線】

高い山の背にあたる、峰から峰へ続く線のこと。尾根が空に描く線。単に尾根の部分をいうこともある。頂上と頂上を結ぶ主脈が稜線、頂上と平地を結ぶ支脈が尾根という使い分けもある。⇒尾根

りょうせんまんぽ【稜線漫歩】

景観の良い稜線をのんびり歩くこと。

【リル】rill{E}【ガリー】gally{E}

雨水が地表面を流れてできた小さな溝をリル。それが大きくなったものをガリーという。ガリーは岩溝の意味でも使われる。

りんかん【林冠】

樹木の頂上が成す層。樹木の頂上付近は【樹冠】といい、樹冠が連なって屋根のようになっているものを林冠という。⇔【林床】

【リング荷重】【リング負荷】

ロープを結んで作った輪に直接力が加わること。
ブーリン結びは、かつては最初に習うザイルの結び方だった。しかし、最近はリング荷重をかけると結びがほどける危険性があるのでクライミングでは使われない。写真で、下側のロープが緩んでいる状態で、右左のカラビナを外側へ強く引くと、つまり本体ループ内に2方向の力が加わると(これがリング荷重)、結びが解けてしまう。
 ロープ末端を自分の体(ウエスト)に結びつけた(写真のリング部に体が入っている)状態で、ロープ本体部(下側のローブ)を強く引いても解けることはない (実際に使うときは、念のためにロープ先端を留め結びしておく)。ブーリン
リング荷重

【リングベンド】ring-bend【ウォーターノット】【ウォータノット】water-knot{E}【ふじ結び】【テープ結び】

スリングやテープなど平らなひもを結ぶときの結び方。テープの一端をオーバーノットハンド(普通の留め結び)にし、多端を逆になぞるようにして通して結ぶ。ふじ結びは、藤の蔓(つる)をこの結び方で結んだことによる。
ふじ結び

【リングワンデルング】Ringwanderung{G} かんじょうほうこう【環状彷徨】

だだっぴろい高原や雪原などで、ガス(濃霧)や吹雪に巻かれたときに、方向を見失って周回運動(元の場所に戻ってくること)をすること。

りんしょう【林床】

樹林帯の中の地表近くにある苔、笹、潅木など。⇔【林冠】

りんどう【林道】

植林の手入れや材木の搬出など、林業の作業をするためにつくられた道路。⇒スーパー林道

【リンネ】Rinne{G,F}【凹角】【岩溝】

岩の割れ目。チムニーよりも幅が広い。山頂に向かって食い込んでいる急な岩溝。Rinne[溝,導水路]。⇒ガリークーロアールルンゼ
?!衆生が三界六道の迷いの世界に生死を繰り返すこと!?

〔る〕

【ルート】route{E}

登降路。登攀の開始点から終了点まで、または、一般の登山路。rupta[踏み固められた]{L}。⇒アプローチ取り付き点

【ルート図】

クライミングのルートや岩の形などを描き表した略図。地図のように定まった記号はない。
沢登りのルート図は遡行図という。

【ルートファインディング】routefinding{E}

岩壁や踏み跡のとだえた登山路などで、道や登攀コースを見分け見つけること、その能力。⇒オリエンテーション

るいせきひょうこうさ【累積標高差】

登ったり下ったりする部分も加えた、ある地点間の高度の差。累積[ものを重ねて積むこと]

【ルンゼ】Runse{G}【リンネ】{F}

氷や雪で侵食された急峻な岩溝、岩ひだ。山頂や山稜にくいいった深い大きな岩溝。水流はないが、周囲から落石があるのでガレになっているものが多い。両岸が鋭く切り立ったものをリンネということもある。 クーロアールガリーリンネ)よりも大きい。ルンゼは南ドイツの方言。

【ルントヘッカー】Rundhocker{G}【ローシュムートネ】roche moutennee{F} ようはいがん【羊背岩】【羊群岩】

氷河の中にある岩の柔らかい部分が削り取られ、固い部分が残ったもの。白馬岳の葱平にある丸い赤っぽい岩がルントヘッカー。Rund[丸い]
ルントヘッカー

〔れ〕

【レーション】ration{E}

食糧、非常用携帯食。
【レーションシステム】=食料を1食分ごとに分割して梱包すること。【レーションパック】=その1食分。

【レーンウエア】rainwear{E} 【レインウエア】【レーンスーツ】rainsuit{E}

雨着。合羽。雨のときに着る防水上着。スーツは上下に分かれたものの一揃いをいう。最近のものはゴアテックスなど透湿性防水素材を使ったものが中心になっている。⇒合羽ゴアテックス

【レーンジャー】ranger{E} 【レンジャー】

自然公園の管理者・指導員。森林警備員。軍事用語では、敵の後方を攪乱するための特殊部隊。[歩き回る人]

【レイヤー】【レイヤードシステム】layered-system{E}【レイヤリングシステム】layering system{E}

寒暖に応じて、何枚もの服を重ねて着たり脱いだりして、体温を合理的に維持すること。【レイヤード】は重ね着、【レイヤーシステム】は重ね着の組み合わせ。【ベースレイヤー】下着、【ミッドレイヤー】中間着、【アウターレイヤー】上着。

【レインチャプス】【レーンチャップス】rain chaps{E}

オーバーズボン型の雨具。2本の筒になっており、片足ずつ履いてベルトにぶら下げる。尻の部分がないズボン。チャップスは、カウボーイが履いた皮製のオーバーズボン。

【レスキュー】rescure{E}

救援、人命救助。遭難救助隊。遭難した人を助けること。
【セルフレスキュー】遭難者自身、あるいは遭難したパーティが自力で事故から脱出、生還すること。

【レッジ】ledge{E} がんか【岩架】

岩壁から突き出した棚状の部分。片足で立てられる広さがある段差。レッジが横に長く続いているものをバンドという。

【レッドデータブック】Red Data Book

絶滅の恐れがある野生生物をリストアップした資料。国際自然保護連合(IUCN)が刊行。絶滅の危険の度合によって、【絶滅種】【絶滅危惧種】【危急種】【希少種】【地域個体群】に分けている。

【レッドポイント】red point{E}

フリークライミングで、2回以上のトライで登りきること。⇒オンサイト

【レトルト食品】retort pouch{E}【フリーズドライ食品】freeze drying{E}

料理済みの食品を加熱殺菌して真空パックにしたものがレトルト食品、急速冷凍し乾燥したものがフリーズ・ドライ食品(FD)。味はレトルトが優れ、調理も暖めるだけで良い、ただし重量がある。フリーズ・ドライは軽量が魅力。retort[蒸気殺菌釜] pouch[袋詰] freeze[冷凍] dry[乾燥]。レトルトの語源retort{D}は蒸留のために使うガラス製などの実験器具。

【レリック】relic{E}

残存。例えば、氷河期の生物が高山に残って現在も生息していること。

【レイバック】lay back{E}【オポジション】opposition{E}【デュルファー】

クラック(岩の割れ目)に手と足を差し込み、手を引き足を突っ張って固定する技法。lay back[後ろに傾ける] opposition[対立]

【レンズ雲】

凸レンズのような形をした雲。強風が山を越えると上下のうねりを生じる(山岳波)。その波頭では上昇気流が生じて雲を作る。それがレンズ雲になる。レンズ雲ができるのは、風が強く水蒸気が多く含まれているので、天気は下り坂に向かっている。

れんらくしょうこう【連絡将校】

ヒマラヤに遠征する登山隊に、現地政府の武官(軍人)が同行することがある。現地の人や機関との交渉、通訳、物資の購入などの任務にあたる。将校とは少尉以上の軍人のこと(軍隊の階級には将校、下士官、兵卒があり、下士官は軍曹と伍長、将校には将官、佐官、尉官がある)。

〔ろ〕

【ローインパクト】low impact{E}

人間が自然環境に与える影響を最小限にとどめようとする考え方や運動。

【ロープ】 rope{E}【クライミングロープ】

綱、縄。クライミングで使用する命綱。ザイル。ロープには【三撚りロープ】と【編みロープ】があるが、登山ではナイロン糸で編まれた編みロープが主に使われている。大きさは、直径8〜9mmまたは10〜11mmが使われ、細いものはダブル(2本を使用)で、太いものはシングルで使う。⇒ザイル
直径の小さい綱を【コード】、中くらいをロープ、大きいものを【ケーブル】といった使い分けもある。
 【ロープの強度】
登攀に使用するロープの強度は次の方法であらわす。
 【耐墜落回数】(Drop Resistance)
長さ2.8mのロープの一端を固定し、他端には80kgの重りを取り付ける。この重りを5m落下させ、その衝撃荷重を10mmのエッジで受ける。ロープの折れ角は30度。これにロープは何回耐えられるか、その回数でロープの強度をあらわす。(UIAA規定墜落テスト)
登攀用ダイナミックロープ10.5mmの場合、7〜10回くらい。
 【墜落率】
繰り出したロープの長さに対する墜落した距離の割合。プロテクションやクライマーに加わる衝撃の大きさを表す。最大値は2。 墜落率=墜落距離÷繰り出したロープの長さ

【ロープドラッグ】rope drag

ロープが動かないこと。確保点にかけたロープが幾重にも強く曲がっていると摩擦抵抗が大きくなり、クライマーがロープを引っ張っても動かなくなる。

【ロープバーン】rope burn{E}

ロープの摩擦熱によって生じた火傷。

【ロープバッグ】rope bag

(登攀用の)ロープを入れて運ぶためのバッグ。風呂敷のように広げてロープを入れるものやトートバッグ(手提げ袋)式のものなどがある。ロープ先端が取り出しやすいようになっている。

ろうか【廊下】

渓谷で両岸の岩壁が高くそそりたった難所。?!走ってはいけません!?
本来はゴルジュとおなじものだが、より広いもの、あるいはゴルジュが長く続くところをいう。黒部峡谷のそのような地形の場所。

ろえい【露営】

野宿をすること。野山で宿泊すること。本来はテントなしで野宿をすることだが、テントを張る場合でも使うことがある。軍隊が野外に陣営を張る(陣地を作る)こと。⇔幕営。⇒ビバーク

【ログハウス】{J}【ログキャビン】log cabin{E}

丸太小屋。丸太を組んで建てた小屋。log[丸太] cabin[小屋]

【ロストル】rooster{D} ひどこ【火床】

焚き火をするときに、火が良く燃えるように作る土台。

【ロッククライミング】rock-climbing{E}

岩壁登攀。自然の岩場をザイルやカラビナなどの登攀具を使って登ること。⇒アルパインクライミング

【ロックフィルダム】rock fill dam{E}

岩石を台形に積み上げて造ったダム。

ろっこんしょうじょう【六根清浄】

心身ともに清らかになること。六根とは仏教で感覚や意識の元となる器官(眼・耳・鼻・舌・身・意)のこと。霊山を登るときに先達(リーダー)が「ざーんげざんげ」(懺悔懺悔)と唱え、後に続く信者が「ろっこんしょうじょう」と唱えながら登る。「六根清浄、お山は晴天」とも。⇒おのぼりさんで

【ロッジ】lodge{E}

山小屋風の簡易宿泊所。ヒュッテよりも標高の低い場所にある小屋に使われる。
ロッジ{F}もヒュッテ{G}も語源は同じで、中世の石工(岩石を切り出し加工する職人)たちの作業場のこと。そこから転じて、彼らの組合の支部をロッジといった。

ろとう【露頭】

岩石や地層が地表に露出しているところ。崩壊地。

【ロボット雨量計】【ロボット観測】

雨量などの気象を自動で観測しデータを無線で送信する機器・設備。山間地などに設置されており、アメダスのデータなどに使われる。

【ロワーダウン】lower down{J}

登攀を終えたり中止したクライマー、または救助者が、ロープにぶら下がって、ビレイヤー(確保している人)に降ろしてもらうこと。

【ロングルート】long route

ロープ1本分の長さで登る距離を1ピッチというが、その距離が長いもの。またはマルチピッチ(複数のピッチ)で登るルートでピッチ数の多いものをいう。