天文徒然草

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(2002.2.18)
木星の永続白斑が今面白い
立春を過ぎたのに冬将軍が未だ居座っています、天気予報でも暖かくなると
いってるのに未だに厳しい寒さです。徒然草なのですから少しは天文のことでも
の賜ってみましょう。
惑星観測もシーングが悪くよいイメージが撮れませんが、今、BA(永続白斑)が
GRS(大赤斑)と仲良く並んでいます、昨年の暮れにはGRSの後方にありましたが
GRSに追いつき並んでいます、これから追い越すのではないですか、
しかしシーングが悪いとBAはおろかGRSもよく見えません、POORなイメージから
画像処理によって引き出すのは至難の業です。
BA画像は見慣れないと何がなんだかわかりません。


(2002.2.11)
春の足音

我が家の観測所の前の梅の花も
ほころんでいました。夜しか見たこ
とがないので何気なく昼間見ると真
っ白な小さな花を咲かせていました。


観測所の周りには梅の花ほころんで春本番を
待ってるようです




また、春を告げる祭事が各地で行われ始めましたが、ここでも奇祭といわれる
すみつけ祭りが行われました、これは、昔々、医学の発達してない時代に
疫病が流行していたころかまどの墨をつけていた人は疫病にかからなかった
という言い伝えをもとに釜どの墨を大根を輪切りにつけてそれをもって人々に
おめでとうといいながら各家を回ってつけて歩くものです、昔は家の中まで
入っていって若い娘まで墨で真っ黒にされましたがいまではそのようなことは
なくなりました。
このお祭りが終わるといよいよ春がちかづいてきます、昔は各家々で農作業
の準備をし春に備えました、しかしこういう伝統行事も少しずつ消えてきてます。
情報やITがとりまく忙しい現代たまにはこのようなノスタルジックな気分も
いいものですね。


(2002.2.4)
簡単に出来る筒内気流対策
惑星観測にとって冬の筒内気流は全く大変面倒くさいものである、観測するまで
1〜2時間ぐらいドームを空けておいて周りの空気と温度に慣れさせなくてはならない
いきなり覗いても惑星が陽炎のように燃えて見えるだけで気流が落ち着いてくると
少しずつ模様が見えてくる始末です、その間2時間ぐらいかかります、待っていれば
夜中になってしまいます、そこで、アメリカの天文月刊誌2002年1月号に筒内気流
対策がデーターを交えて掲載されていましたので、早速、やってみました筒を切るのは
すこしもったいない気もしましたが、ファンはCPUを冷やすファンとごみをガードする
フィルターだけです、まだ結果は出ていませんがなんとなく改良されたようです。

From  Themal Management in Newtonian Reflectors

鏡筒の後部にCPU用の冷却
ファンを取り付けボリュームで
電圧を制御する(DC12V)
ゴミよけにフィルターを付ける。
黒い四角が反射鏡です、その
上に目には見えない気流が
渦巻いています、これを覗いてるのですがら見えませんよね。気流を除去する。
データですファンなしの場合は
60分たってもミラーが冷えませんファンを使うと10分〜20分
で冷却されます(青、緑線)
(copy right sky and Tele)

(2002.2.2)
不安定なADSL回線
このところADSLの調子が悪く3.3M出ていたのが、1.5Mぐらいに下がってしまいました
ISDNやADSLで急に速度が遅くなることがあります、果たして自分のインターネットはどのくらいのボレート
が出ているのかきになりますね、いくつか計るWEBも存在しますので計ってみてください・
また、速度を早くするソフトはあるそうですが、レジストリーをいじるため素人には難しくよけいに悪くしてしまう
場合もあります。特にネットワークを繋いでいる人は要注意です。
ランケーブルを3m延ばしただけで500kbぐらい上下します、またモジュラージャックの口を変えただけで
4kbぐらいに落ちてしまい動きません。結構不安定な代物ですが20Mのダウンロードに2分とダイアルアップでは
20Mでしたら3〜4時間かかっていました。