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天文徒然草

20091231
今年最後はプロミネンスです
何ヶ月かぶりに太陽のプロミネンスをみましたアーチ状に小さく出ていました、少しは活発に
なってきているようです、黒点もでていました、しかし今日は大陸からの第一級の寒気団マイナス42度
のすごいのが日本海にきて関東は寒い北風でシーングは最悪でしたが何とか様子だけはみえました
来年にかけて太陽が活動を始めれば気候も変わってくるでしょう
今年のトッピックはなんと言っても7月22日の日食でした、私は中国安徽省で観測してました
皆既まであと9分という前代未聞のスーパー観測9分間で望遠鏡をでして赤道儀をセットしカメラをセット
したわけですが、そのときは無我夢中でした頭で考えるより手がうごいてました、肉眼でみたコロナとプロミネンス
雲が多かったのですが何とか見えました、99%欠けたときから第二接触までの周りの温度と光の具合は
この世のものとは思えませんでした、一、二分で温度が5度くらい下がりまわりは夕方になってしまうそのうち
明るい星が見え出た天地創造の世界です、口では言い表せないものです。
第二はしし座流星群です、2001年のようにすばらしくはないですがそれなりに見えました写真も撮影できました
第三は今年から星雲観望に使用している30センチドブソニアンでのオリオンの観望ですこれも実際見ないと言葉で
いうのは困難です、トラペジュームとの深い色合い薄紫の星雲の立体的なものはズート見ていてもあきません
トピックが3個あったのだから良かったです、来年の元旦の部分月食は皆既月食でないので素人にはわからない
ような現象でしょう皆既月食の場合は月が地球の影に入って赤銅色になるので見ごたえがあります
来年ものんびりと天体と付き合って生きます
今日のプロミネンスと黒点です、

やっと出てきたプロミネンスです 2009年12月31日午前10時20分
黒点で太陽の表面の層です
Haの波長で太陽の上層部から見た黒点です(埋もれています)


20091225
意外と使えるSE300D
SE300Dはケンコーの30センチドブソニアンです、口径が30センチあるとさすが星雲星団
の観望にも熱が入ります、接眼レンズはイーソス13ミリでみる系外星雲のはすばらしいく
まるで写真を見てるようです、またオリオンの大星雲はトラペジュームのまわりの暗黒星雲
が光をおびて濃淡がでて立体的にみえます、視野100度の世界はまるで自分が宇宙船に
のって銀河の中を旅してるようです、望遠鏡の視野をまわしていくと次々に系外星雲や球状
星団がはいってきます、小あれい、エスキモー、ゆきだるまなど親しまれている星雲も良く見えます
それもSE300Dの主鏡がそれなりにシャープであるようです、メーカーでは発表してないですが
台湾のそれ相当の光学メーカーだそうです、あの値段でこれだけ見えればじゅうぶんです
スーバーナビゲーターとの併用で一晩に100個以上の星雲星団を見ることが出来ますが
星図をみてファインダーで一つ一つ導入していく過程が特に好きです。
たとえば、あの明るい星の左上の小さい星のそばに星雲があるとか..........楽しいですね
写真はネットで見られるので自分の目で見ることが十分意義があり感動します。
光軸修正を正確にして内外像を見るときれいな同心円になってます 1/4ラムダはでてるようです
反射望遠鏡を使用する方は光軸修正を重要視しないとただのごみ望遠鏡になってしまい
SE300Dも最初は全く見えませんでした光軸はほとんどあってなく補強などをして半年かかりで修正しました
ポンセットマウントにのせると赤道儀として写真撮影もできます、でも観望が一番です
私なりには購入しても損のない望遠鏡だとおもいます。
きれいな同心円になってる温度差で空気の流れがみえる

2091223
太陽黒点
太陽が活発になり観測も楽しみになってきた、やっとHa望遠鏡の出番がきました
私のは簡単なHa望遠鏡で本格的なものは100万円くらいします
1オングストロームでもかなり太陽の詳細が見えてきます、コロナ観測所のフイルターは
0.3オングストロームぐらいでしょう本当は0.5オングストロームぐらいほしいです
本日の太陽はSOHOの写真と比べると良くわかります、ただプロミネンスがまだでてきません
ダークフィラメントが発生してないので、もう少し立てばでてくるでしょう
白くなってるところが反応してるところ右がSOHOの写真(よく見ると同じ場所が白くなってます)
波長がもう少し短ければコントラストが上がるのですが。

20091219
太陽黒点が活発になってきた?
高緯度の黒点が出てきました、今日は北日本に寒波が押し寄せ大変寒いです
シーングは最悪です
でもまだ黒点が縁にかろうじて見えていました、この後の黒点はまだ出現していません
昨日、スカパーのディスカバリーの番組で太陽の内部より外部へ行くほど温度が高くなる
研究がありましたが、実際表面は何千度でがプロミネンス、コロナは何百万度です、黒点と
黒点の間にループ状に磁力線が通っていてそれが切れたときに他の惑星(冥王星)まで
太陽風となって届くようです、可視光線では見えないものもHaのフィルターを通しての観測
ならもっと太陽の活動のようすがわかります
黒点が4個以上でてくればいいのですか

200912013
太陽黒点の活動が始まったか
このごろ太陽黒点が発生してきている、それも高緯度でいよいよ活動期の開始であるか、
太陽黒点はこのところ2年間遅れている周期は普通は12年ぐらいだか歴史上は70年も黒点が
なかったときがあったようだ、太陽黒点が活発になるとフレアーが出てくる、地球に降り注ぐエネルギーも
増加して地球自体も生き生きする、気候も普段のようになりエルニョーニョなどは太陽活動が不活発の時
起こる現象のようである、地球温暖化も太陽活動にもとづいているが論理的に証明出来る論文は未だ発表
されていない、太陽活動が通常に戻れば作物も増加して雨も降るところに降り砂漠かも治まるしツバル島の
沈下も治まるかもしれない、人間も自然の一部、原子まで分解すれば炭素、水素、酸素などになってしまい
他のぶひつと同じである、また経済的にも太陽黒点は12年の経済の波(ジュグラー、コンドラチフ、キチン)など
のような波の一環をになっている。天文学だけでなく経済学、気象学などでも黒点がふえて太陽活動が活発
になることは重要である、しかし宇宙に滞在している飛行士にとっては、太陽のフレアー太陽風なと磁気嵐
色々な弊害もでるしかし太陽風は太陽が自分の惑星たちを他の宇宙線から守るためにだしているもので
これがなければ、大変である
こういう色々な関係でなりたっているのもであり気象てきにも異常気象から開放されるのではないでしょうか
これからの太陽活動の変化をささやからながら私の太陽望遠鏡で観測していきたい。Haという太陽の中の
水素の分子の活動(太陽の表面の高いところ)を見ていくことができる。

20091207
群馬星の会写真展(高崎LABI1)
群馬星の会の写真展を高崎Labi1にて開催した、最初は星の写真などあまり興味を引くものでなく
皆に見てもらえないかと心配したが、開催してみると結構な人が見てくれているので暗い星の趣味も
市民権を得ることができた、お客様と話をしていると、一番多いい質問がこの写真はどう撮影したのか
機材は何を使いましたかなんていうのが多いいです、初めて見る人もいるし子供が見ているので親も
仕方なく見ているうちに興味がでてきて色々質問してきました、星の会の色々な方のおかげて写真展
までこぎつけました、今年は生涯センターの次で2回の開催が出来ました、しかし環境の悪化で肝心の
天体写真があまりなくこの次はもっといい写真を展示したいです
Haですごい太陽の写真やこの冬の火星接近の写真あと大きな彗星がでてくれれば非常にいいのだが
群馬星の会も今年で結成依頼46年がたちました、初代からのメンバーも何人かいます
ここまで続けられたのは気張らないで細く長くやってきたからだと思います。
天文を一生の趣味として皆思い思い事を束縛なしにやってるので長続きします
会員も社会人に限るで学生はなれません、それは学生は環境が変わる可能性が多分にあり活動を停止
してしまうことがあるからです。
50年を目指してがんばっていきます

20091201
天体観望会
星の良く見える季節になると観望会を頼まれることがよくある、天体観望会は天気との勝負であり
曇ってしまうと全くだめであるそのときは、プロジェクターで天体の話をしたりするのだがそれでも
あまり満足はいかない、一番いいのがキャンプなどをして暗いところで天の川を観望することである
しかし限られた場所や時間ではそんなにできない、ので一番満足のいく方法が望遠鏡で土星、木星
月のクレーターなどを見せることである、インターネットが発達していて八プルで撮影した写真もすぐに
みられるが、やはり本物とは違うどんなにすごいものでも写真である、実際の観望は五感を使う暗い、
寒い、よく見えない、しかしそれが子供たちにとってよい記憶となっていく、暖かいところでのインターネット
これはすぐに忘れる、曇った日の中でのプロジェクターでの講釈これもつまらない、やはり震えながら見る
天体、親に抱きかかえられて見るお月様これが感動です、何人かはこの感動を後まで持ち続けることが
でき人もいる、私自身が小学校のとき6センチ屈折で見た月のクレターが忘れられなくてそれ以来何十年
と天文と生活している天体観望をして、感動した、よく見えた、お年よりは冥土の土産になった、中には
土星の輪を見せたら望遠鏡を拝む老人まででてくる、こういう機会をもってなくてはじめて見たのが70歳
なんていう方もいた自分の道楽で皆が喜んでくれるのが一番のはげみであるそのため頼まれればどこえでも
とんでいく。

20091128
この頃
太陽は活動期に入っているわけなのですが全くそれらしいようそうを見せていません
が前から比べると子太陽表面がざらざらしてきました、木星は西の空で輝いています
火星は年始の地球接近に向けだんだんと視直径が大きくなり10秒を超えるぐらいです
これから火星が見ごろを迎えます、いま夜半過ぎに東の空に見えています
天気がいいので県内の公園へ撮影にいってきました、赤城山がきれいに見え紅葉も
終わりを向かえています。
これから冬のシーズンを迎えるため木々の葉は黄色く色づいていました

20091118
しし座流星群
昨日はしし座流星群のピークでした、誰もが2001年のしし座流星群を思い出すでしょう
一時間に50000個ぐらい飛んだ流星です
今年も8年前の様に同じようなダストチューブ(彗星の通り道でゴミがたくさん落ちてる)
を通るため一時間に500個ぐらいは出現する予想です
しかし、昼間からあいにくの雨でした、天気予報によると夜半から天気が回復する予報
が出てましたので一部の望みを掛けて遠征にいきました
現地へ着くとまだ雨が降ってました、お昼を過ぎたころから雲が切れ始め期待が持てるようになりました
一時ごろにはすっかり晴れてきて天頂付近にぎょしゃ座のカペラが見え輻射点であるしし座が東にあがって
きました、と同時に流星が二三個飛びはじめたまに明るい火球も飛ぶようになりました、
しし座が天頂付近に来るころには四方八方に流星が飛ぶようになりどちらにカメラを向けていいのか
わからなくなりましたHRZで100個位は飛んだようです、夏のペルセ流星群より多かったです
マットをしいて空を見上げていると流れ星がサアーと飛びます、寒いけど実に爽快です
写真も簡単でカメラを向けておけばいいだけで難しいガイドもいりません
眼視観測に専念できます、写真ではそうとう明るいのが飛ばないと写ってくれません、飛んだとおもって
シャッターを閉じてデジカメで視ると写ってないです、流れ星は早いので写らないです
明るい流星が飛べばやっと写るぐらいです写真より肉眼でみてそのひと時を宇宙にはせたほうがより良い。
私も50枚くらい撮影しましたが流れ星が写っていたのは2枚だけでした。
北斗七星にカメラを向けて撮影しました、下の写真は人工衛星が写ってます。
時間は11月18日3時36分(上) 11月18日3時40分(下)です
一番下が撮影したカメラと赤道儀です



20091111
紅葉の季節
紅葉の季節です、天体写真の撮影だけでなくたまには志向をかえて紅葉の撮影にいきました友人のプロカメラマンのK氏と一緒に渡良瀬渓谷の方面へ、渓谷鉄道と紅葉をテーマに私は普通の一眼デジカメをもってK氏はすごいデジカメを持参していました
渡らせ渓谷鉄道の所には通称”鉄チャン”と呼ばれる鉄道マニアがやはりいました他の人とはしゃべりもせずただ電車が来るのをじっとまっている、電車を撮影するとすぐに車にのり先回りしてまた電車を撮影する人物である、私らが構えていた所にも最初はだれもいなかったが電車が近づく10分前になったらぞろぞろとどこから
きたのかわからない様集まってきた電車の時刻が頭に入ってるようである、車のなかでは時刻表とにらめっこしている私らは紅葉の風景と渓谷鉄道を撮影しまた、滝と紅葉など撮影した、いつも夜の撮影なのでたまには昼間もいいものである紅葉と滝の瀑布をみてるとこころが落ち着く私はただ闇雲に撮影していたがやはり
プロのK氏はハスキーのカーボン三脚でじっとかまえてすばらしい写真をとっていたピンともしっかりしてその場の空気が読めるような写真である、同じく私がとったのだか絵葉書のような写真になってしまったがしかたないです場所は同じですができた作品に雲泥の差がありました、時間を作ってまたのんびりと撮影旅行でもいいものです木星もだんだん観望後期になってきました


20091103
シリウスの伴星の撮影
シリウスの伴星と聞くとあの白色矮星と答えがかえってくる、中性子星のような星である
重さが一立方センチメートル(角砂糖一個分)で1000キログラム(一トン)の部質で出来て
いるようなものです、これから10年間ぐらいはシリウスから一番離れる時期なので理論上
観測できるようですがシリウスが-1.4等星で伴星が8.4等星である周期が50年くらいで
シリウスの周りを回っている現在7秒くらい離角があるので観測できるはずですが何分日本は
ジェット気流の真下で陽炎のようなシリウスしか見えないシンチレーション(星の揺らぎ)も5秒
以上あるときが大半で望遠鏡の視野のなかを踊っています。
何年かシリウスの伴星を日本で見る事を試みていますがいまだに確信をもって観測できたことは
ありません
本当にシーングのいい明け方山の上で撮影して10%ぐらい写る確立があるかどうかぐらいです
今年はこれからがシーズンなので撮影できればいいです
私の友人でセブ島在住(フィリピン)のA氏とスカイプで話をしていたときシリウスの伴星の話を
していましたら簡単にとれますよと撮影して送信してきました、私が何年も追い求めているものを
いとも簡単に撮影していまうとはシーング8〜10/10の地域はすごいです
でも日本で何とか撮影できる算段を考えないととおもい天気図とジェット気流予想図(これが大事)
と毎日にらめっこしています、ジェット気流が日本からとうざかっているときは天気はくもりが多く
全くむずかしいです。
下右の写真で時計の2時の方向に小さい星が見えますがあれがシリウスの伴星ですHSTで撮影
したようですね、日本ではただの白い玉です。

こちらは日本で(群馬県)撮影全く見えない
25cm反射赤道儀
DMK21AF04カメラ
セブ島で撮影(A氏提供)
35cmシュミットカセグレン
DMK21AU04カメラ

20091102
赤城山スターウオッチング
過日、群馬星の会主催による赤城山スターウオッチングが開催されました、あいにく天
候が悪く夕方はまったく晴れず雨でした、前橋は雨で山に上るにつれて雨もやみきりが
でていました一瞬先がまったく見えなく運転も慎重にならざるをえません頂上に到着したときは、霧の中で誰が来ているのかみえませんでしたがだんだんと霧がなくなってくると
来場者が見えてきました、多分雨の中家族連れが100人近く参加してるようでした
日食のビデオを見せたり星座の説明をしたりして時間をつぶしていましたらそらに少しずつ星がみえはじめ10時ごろになりましたら満天の星空にかわりました、幸い新月だった
ので参加者の中には望遠鏡を持参して写真をとる方もたくさんいましたし大きなドブソニアン望遠鏡を持参して星雲星団の観望をしてる人もいました私も望遠鏡をのぞかせて貰って口径40センチのドブソニアンでみるオリオンの大星雲は圧巻でしたトラペジューム
のところの四星がきれいに分離して他の小さな星も見えてきました。
またオリオンの星雲のなかの暗黒星雲の入り組んだ形トラペジュームのひかりでオリオンの暗黒星雲が懐中電灯で照らされているように闇夜に光り輝いている姿はまさに神の域であるこれは20センチクラスでは到底見れるものでないですやはり暗いところに
40センチの大口径の反射望遠鏡だから見えるものです、またすばるのメローペの取り巻く
刷毛ではいたような淡いベールに包まれたような星雲もすばらしいです、私のぼうえんきょうは20センチのミューロンなので惑星用です
明け方火星が昇ってきたので火星を撮影しようとしたら覗いたらシーングが悪くてまったく火星の模様が見えません
あきらめてしまいまいした、晴れる晴れないにかかわらず星仲間が山の上で色々な星のはなしをして親睦を深めるのは実に有意義です。

20091031
ノートパソコンの分解
久々にノートパソコンを分解したファンの音がうるさく多分誇りがファンについているので掃除をすれば
なおるだろうとおもい裏のふたを開けたがファンは出てこない中に入ってるようだ
仕方なくまたビスをはずしたまだでてこないその間にパソコンはばらばらディスプレーもとれてしまった
ハードディスクがキーボードの裏面に入っていたしかしファンはまだビスでどこかでとまっていて出てこない
キーボードと基盤をぶんりしてその中のCPUの反対側にビスでとめてある何でこんな面倒くさいところに
あるのかわからないあっという間に二時間かかってしまいました、ファンをとりだして中を見たがゴミはない
ファンの軸が曲がったようですとりあえず元に戻そうとしたがもどらない、四苦八苦して奮闘することまた二時間
あっという間に深夜になってしまった中身が見えただけで何もなかった

20090914
木星会議50周年記念開催
2009年9月5〜6日で東京国立博物館新宿分館にて開催された今年は月惑星研究会の50周年記念
パーティも兼ねていた一年ぶりに全国から顔なじみが集まり久しぶりに談義に華をさかせた
だいたい日本中のあちこちで開催されるので一年に一回再開している仲間である
今年はプロとアマのコラボと題してプロの惑星研究者とアマチュアの惑星研究者のデスカッション
などプログラムに載せてあった。
月惑星で何人か出筆して惑星の本を出版した(関西支部の安達さん他)中々アマチュアが読むのには
わかりやすく書いてある、私も発売と同時に購入して大体読んでおいた。
プロの観測者としてはBAA(イギリス天文協会)からロジャー博士が来日された、それとJAXSA(宇宙研究
開発機構)から斉藤さんが出席されまたハワイのすばる望遠鏡で研究している嵯峨さんも出席されてました
ロジャーさんの公演は全て英語でGRSのこれからの進化について詳しく解説していたしだんだん小さくなり
ますが良く見えるようになるといってました
JAXAの佐藤さんは過去に宇宙機構が打ち上げたミッションについて昔懐かしいボイジャー(30年前)の今の位置
木星探査を完了して太陽系の果てまで旅しています。
その後はいつものように昨年から今年の木星の状況報告があり丁度7月19日に小惑星が木星に衝突した
ディープインパクトについて(そのころ7月22日の皆既日食のため大部分の観測者は現地にいた)
そのため19日の写真が全くすくない
その後は記念撮影して次が一番重要な親睦会でした、新宿中村屋で盛大におこなわれ今までの研究発表の緊張も
ほぐれ皆和気藹々とビールで乾杯してました。色々大御所の人たちと情報交換でき皆さんがんばってるようでまだ精進
しなければとやる気をもらいました。
来年の開催地は関西方面と決定してフィナーレとしました。

(上 木星会議そう司会者鈴木氏)(右 ロジャー博士 基調講演)
(下 JAXA 佐藤氏)        (下右 親睦会(新宿中村屋))   


20090802
前線に悩まされた中国皆既日食
2009年7月22日にアジア全体で皆既日食があったが、何分地球温暖化で前線が行ったり来たりの状態
でした、私は安徽省の銅陵という銅山の採掘で経済が成り立っている都市のはずれに第一観測地点を設け
ました、何分全くわからない中国語のため苦労しました、せめて英語が通じればと思いました。
前日はよく晴れ明日は快晴の様な模様でした、が確認のためS氏の持ってきたモバイルパソコンをホテルの
LANにつなげて中国の気圧配置を確認しましたら、どうも前線が南下してきているようでした、夕食の後対策会議
のため早々に夕食を済ませ部屋に入ってまたインターネットで周りの地域の気圧配置と天気予報と風の動きを
見ました、雲が北から南へ動いているようです、明日は5時に最終チェックを行うことで就寝しました
突然、朝の3時ごろ土砂降りと、雷で起こされました、相当早く梅雨前線が南下を始めたようです。
上海あたりは海からの湿った空気が入り込んで土砂降りのようです、この辺は西に600kmぐらい入ってるので
やや内陸性の気候のためまだ免れていますが、時間の問題です、7時30分ごろ高速道路のICのそばに観測地
を設け曇りの場合は高速ですぐ移動できるようにしました、3人で望遠鏡をだしていると案の定現地の人が沢山
きてあれこれ言ってます、地元のTVカメラも来ていましたが、雲の動きが激しく先ほどまで太陽が見えていましたが
雲の中に隠れてしまいました、第一接触まであと10分ぐらいですその後どんどん雲がわいてきます、積乱雲の黒い
塊が空一面に多い被さりこれ以上は時間の無駄のような気がしました、ふと見ると南の方30度くらいに青空が
少し見えます、あの高さだと70kmから80kmぐらい南のようです、第二接触(ダイヤモンドリング)まで一時間
しかない、決断の時、ここにいるべきか、移動すべきか、迷った結果、移動にきめました、機材はたたまず
ワゴン車に押し込み一秒も無駄に出来ずすぐに出発しました、運転手がどこに行くのですがと聞いたので
あの低く見える青空の方向とだけつたえ時間がないので全速力で行けと支持しました。
運転手はわけがわからずだだひたすら青空の見る方向に120kmぐらいで飛んでいきました
30分も走る積乱雲をぬけ白い雲になり明るくなりました、だんだんと雲の隙間から太陽が見えてきて希望が持てる
様になりこの分ではあと20分も走れば何とか皆既食に間に合い1分ぐらいは見えそうです、走りに走り
晴れ間が見えるところにSAがあったのですぐにより込みました、皆既日食9分前でした、すぐに車からおりて機材を
設置、しかし頭の中が真っ白で事前に準備したテープレコーダやICレコーダーなどは全く役立たず
雲があるので露出表も役に立たず最後は感だけでした、でもこれから起こる自然現象に5分前といえ立ち会えたことは
自分の力ではなく自然の何かがそうさせたものだと信じる以外なかった、カメラはともかく肉眼だけでも見えればと
思いその時をまったうす雲が流れてきたが太陽は見えている99%欠けたとき周り一瞬にして夕方になってしまった
後でビデオをみて動物がさわいでいた、気温は一瞬で5度さがり風が吹いてきた空の太陽はもうなくなっている
最後の数秒でダイヤモンドリングが現れ、そのあとベールを脱いだかの様にコロナが見えた、写真でとる手が止まり
じっと今天界で繰り広げられている自然現象に眼をみはっていると自分自身がその中に吸い込まれていくような崇高
な気分になる、モーゼの十戒のときのあの光がさしているような感じ、映画にでてくるようなシーンであり、気がつくと
感激のあまり涙がでていた、気を取り戻してカメラのシャッターを切るのだが気が動転してシャッター速度など頭に
入らない、事前のシュミレーションが全く役に立たない、この間わずか1分30秒の現象でしたそのあとは黒い雲にかくされ
第三接触を見ることが出来ませんでした、でも何年か前からこの1分30秒を見るため試行錯誤でシュミレーションしてきた
かいがありました、自分がここで皆既日食を見られたことは森羅万象が一致したため見ることができた事に感謝したいです。
5分20秒ありましたが1分30秒でも十分に価値がありました、写真は雲のためあまりいいのがありませんがこの眼で
見られた事が良かったです。
皆既日食が終わって太陽がすこしづつ回復してきたときまわりがぱあっと明るくなりました、S氏とY氏、Lin氏、全速力で
ここまで来てくれた運転手などと握手して成功を祝いました。
SAだっだので中の売店でコーラを買って乾杯、していたら日本の奄美大島あたりの仲間から電話がきました、晴れ曇り雨
さまざまです、中国より5分ぐらい遅く皆既日食が始まります、今回は皆既帯状に梅雨前線がはびこていてだめでした
天文ガイドに99%快晴の砂漠のなかでも皆既日食の10分の間雲がでて失敗したと聞いたので、99,9%曇りの地点でしたが
1分30秒晴れてくれたので見ることが出来た。皆既日食は神のみぞ知る現象であると私は思った。

皆既直後うす雲に阻まれ像はあまりよくない
皆既直前高速道路のSAに到着したときここまで欠けていた
観測地そばの世界遺産の黄山(すばらしい花崗岩の結晶です、地殻が隆起してできた様です)

20090228
ハンディGPS
たまに健康維持のためにサイクリングをしている、気合が入ると50km〜80kmぐらい
遠くまで走ってしまうので道がよくわからない所もいくのでどうしても地図がひつようである
しかしロードバイクにのってあの大きな地図を時々広げていても様にならない、それよりも
自分の位置がわからすどこを走ってるのか見当をつけなければならない。
GPS(グローバル ポジショニング システム)をそなえたPDAがよい、有名なガーミンやマイタック
などがある、汎用性という意味でマイタックMioにしている、GPS以外にMP3での音楽やポッケト星図
なども使うことができ便利である。
サイクリングの途中でもすぐに自分の居場所を測定できまた市販の地図を用いてるためコンビになども
表示され以前は昼食のコンビニを探すのが大変でした、千葉まで行ったときはすぐそばにコンビにが
あったにもかかわらず、場所がわからず夕方まで飯ぬきでした。
中の地図は昭文社のマップなのでバージョンUPもすぐできます。
使い始めて結構たちますが未だに健在です
今は、カーナビのすごいのがありますが、自転車用なので十分ですね、疲れたらベンチに寝そべって
音楽も聴けますし
ハンディGPSですバックライトを消すと14時間もちます
上の四角はGPSアンテナで普段はたたんでおいても十分受信します。

20090222
ルーリン彗星の観測会
昨日 星の会主催の彗星観測会が行われました
参加人数は9名で観測地が遠い所に関して多数の参加
がありました。
この日はよく晴れ夜半過ぎまで堪能できました
また、ドブソニアンでのM42の撮影も行って見ました
あまり日本では行う人がいませんが外国のスターパーティなどは
かなりの方が大口径望遠鏡ですばらしい写真を撮影してます
それは赤道儀ではとうてい持ち運べない口径をドブソニアンなら
可能だということです。

135mmで撮影したルーリン彗星 ドブソニアンで撮影したオリオン大星雲

星の会観測風景

20090218
ポーラーファインダー
ポンセットマウントは極軸望遠鏡がなく北極に向けるのに苦労すすのでファインダーを
追加した2x25mmのファインダーですがあるのとないのでは星を追い込む時間がちがう
ないときは東西南北のほしでズレをみて修正していき時間が30分いじょうかかるが
ファインダーをつけると半分ぐらいのじかんですむ、本当の赤道儀とちがって正確さはない
しかし眼視の追尾ぐらいでしたら十分実用にたえることができる
これで大体の観測体制はととのいました、次はドブソニアンに高度と方位の修正モーターを
とりつけることです。

ポーラーファインダーを付けた所
アリ型アリ溝で付いていますので
若干再現性をもってます。
角度は35度くらいに設定してあります
あとは星の動きであわせます。

20090208
ポンセットマウント
私がこの言葉を聞いたのは30cmのドブを手に入れてからだ最初は何のことかわからなかった
外国ではイクエトリアルプラットホームというそうです50cm、60cmを移動でつかってるようです
またインターネットで検索してもよくわからない、なんでこれで星が追えるのかと思った
年のせいですぐに言葉をわすれてしまう、ぽんと、せっとしてすぐ使えるのでポンセットとおぼえておく
そこで仮想赤道儀という言葉はあった普通の赤道儀の一部をきりとりあたかもそこに大きな赤道儀
が存在するかのような設定にする、傾斜角を180-その場所の緯度にするとその延長線上に
大きな赤道儀のホイールができる原理はこういうことですが、いざ製作となると形的にはすぐできるが
素人は精度がでないのでメーカー品を買うか工作に自身ある方に作ってもらうしかない。
わたしも頼んで製作してもらいました、この装置は眼視観測を目的としているためあまり精度を追求
しない、極軸もだいたいあわせておくしかし経緯台ですぐに星が流れるのをかんがえると助かります
この装置の弱点は一時間のドライブが限度であることですそのためスーパーナビは一時間毎に
アライメントをとる必要がでてくる面倒ですが、30cmの赤道儀を山へ持っていくことを考えれば
らくです。CCDカメラでの撮影よりは装備は少なくてすむがやはりバッテリーは必要になってしまった。。

これがポンセットマウントですこの上に経緯台をのせて
赤道儀のように星をついびしていきます
一時間たったらまたもう一度同じ事をくりかえしますが
一時間あれば結構みられます。
赤道儀のうえにのってるのでだんだんと傾いてくる
弧の大きさのホイールの赤道儀と同じ原理になる
弧の傾きは180度ーその土地の緯度の傾きである
ドブソニアンに乗せて運転しているところ
不動点が高いので結構傾く

20090205
Ethosがやってきた
昨日待望のEthosがやってきました、Naglerは持つってるのでその上が欲しくて
何とかゲットしてしまいました。Naglerを買ったときは視野が広いと関心しました、
Ethosは広いというより視野の端が見えません、Naglerが沖を走ってる船で陸地が
遠くにみえて安心できる感じですが、Ethosは太平洋の真ん中に浮かんでる船の
ようですこれがわずか視野18度の違いかと思うくらいです。
でも面積でいくと1.5倍の差があります

左Or13mm Nagler13mm  Ethos13mm   Ethosはでかい接眼筒が丈夫でないと光軸がくるう

アイピースの視野

左上 Ethos視野(100度)視野角0.9
  オリオン大星雲の全景が入ってしまう広さです


■ 上 Naglerの視野(82度)視野角0.7
  オリオン大星雲の80%ぐらいがはいってします
  これでも実際の視野はひろい


■ 左  オルソの視野(50度)視野角0.4
   オリオン大星雲の中心部がはいる

   倍率はすべて同じです
 
   望遠鏡 32cm F5
 

20090131
天体観望へのいざない
2009年も一ヶ月たちました、天体写真も私の中ではマンネリ化してきた
今、暗い山の中までいってひたすらコンピューターの画面の中のガイド星を
眺めている体制から今年は天体観望に転換です。
天体観望のメリットは写真をとらないのでカメラとPCがいらない
設置に時間がかからない、などらくです。
自分の目で見ると写真で見ている星雲星団とは違ったものが見えてくる
実際は写真のようには見えないM1なども赤くはなく白くて佐渡島のような
くもが視野のなかをボウーとしているだけです、それが何とも奇妙です。
観望は写真より体力を消耗します、夕方から朝まで外に出っぱなしです
写真はオードガイダーか働き始めれば自動導入システムで後は望遠鏡
とカメラ任せですることがありません。あとは自然に写真が出来るのを待つ
帰ってから画像処理する。
観望は星図とにらめっこファインダーで導入すると首か痛くなる大変な作業です
そのため秘密兵器を装備しなくてはなりません。
私もスーパーナビゲータとポンセットマウントを装備して観望を楽しんでます。