〔わ〕
わいしょうか【矮小化】
樹木が、低温や強風などによって発育を妨げられ、高く(大きく)ならないこと。
【ワイドクラック】wide crack{E}
体の半分、または全身が入るくらいの大きさのクラック(岩の割れ目)。
半身しか入らないものを【オフウィズス】off-width、体がぴったりはまってしまうものを【スクイーズ】、体が楽々入る(余裕がある)ものを【チムニー】という。squeeze[押しつぶす] chimmney[煙突]
【ワイルド】wild{E}
野生。自然のままであること。
【ワイルドウッド】wiledwood{E}
原始林。原生林。
【わかれ】【分かれ】
分岐点。道が二つに分かれるところ。分岐した先の地名を付けて「〜の分かれ」という。
【わかん】【ワカン】【かんじき】【わかんじき】【スノーシューズ】
雪上を歩くとき靴が雪にもぐるのを防ぐために、靴に取り付ける木製などの楕円型の器具。里用をかんじき、山用をわかんという。アイヌ語では【テシマ】という。
?!この用語集のように、重要なポイントが明確でないこと。かんじきなことはわかんな〜い!?
わたせ【渡瀬】
川などの、歩いて渡れるような水深の浅いところ。
【わらじ】【草鞋】
藁(わら)で作った昔の旅人用の履物。草履(ぞうり)とのちがいは、爪先に長い緒(お=ひものこと)があり、周囲にある乳(ループ)に通して足に縛り付ける点。
沢登りでは登山靴よりもフリクションがある(滑りぬくい)ので、地下足袋と併用して愛用している人がいる。
?!アリとムカデが沢登りに出かけた。昼頃になってやっとムカデがやってきた。「ごめん草鞋をはいていたんだ」!?
【わるば】【悪場】【あくば】
ルート上の険しいところ、通行が困難で危険な場所。岩場、鎖場、ガレ場など。
われに【我に続くものは死を覚悟せよ】
バイエルンの単独登攀者ヘルマン・フォン・バルトの言葉。先鋭的な登攀の先駆者。ちなみに、彼は登攀では死ななかったが、1876年にアンゴラで熱病にかかって31歳の生涯を終えた。
【ワンターフォーゲル】wandervogel{G}【ワンゲル】{s}
野山を歩き健康と親睦を図る青少年の集団徒歩旅行運動。1901年にドイツの高校生が始めた。[渡り鳥、放浪生活者]。
日本では山歩きや探検を目的とするグループ(高校や大学のクラブ)の名称として使われている。「山岳部」とあまり変わりないが、高山に登るのではなく、野山を歩くことが目的。⇒登山
【ワンダラー】Wanderer{G} ひょうはくしゃ【漂泊者】
氷壁や岩場の激しい登攀をするのではなく、山岳地をのんびりと旅する登山者のこと。Wanderer[徒歩旅行者]
【ワンデイアッセント】【ワンデイアセント】one day ascent
ヒマラヤなどの8000m峰を1日で登る登山形式。ascent[登ること]。⇔ポーラーメソッド
【ワンデイハイク】{J}
日帰りのハイキング。
【ワンデルング】【ヴァンデルング】Wanderung{G}
野山を歩きまわること。徒歩旅行、ハイキング。⇒リングワンデルング
wandern[ハイキングをする]