向山型算数教科書指導マニュアル
 
東京書籍 6年生上【分数のかけ算とわり算】第2時 P4,5
1 問題文を読む 
 @□1を指で押さえなさい。隣の人と確認しなさい。読みます。
  ※そろわなかったらやり直し。
 A数直線を押さえなさい。0,3/5,□,0,1,2。

2 式を書く

 B☆1どんな式を書けばよいでしょうか。
  全員起立。教科書鉛筆マークのところに式を書いたら座りなさい。
  分数の横線もミニ定規で引きます。
  ※次のページに式が書いてある。立たせることで教科書を見ざるを得ない状況に追い込む。
  ※一人指名し答えさせる。
 
 C○○さん。(3/5×2です。)素晴らしい。どうして分かったの。(教科書に書いてある。)
 その通り。教科書に書いてあるなあ。こういうのを超簡単問題といいます。
 気づいた人は、教科書をよく見ている証拠です。
  ※“教科書に書いてある”といった子をおおいにほめる。
  ※「式をこう書いた人いますか。」と言って “=”をつけているかどうかを確認する。 
   (つけていたら)「×をつけてもう一度書き直しなさい。」

3 教科書の考えをそっくりそのまま写させる
 D5ページの図を指さしなさい。
  ・3/5は1/5がいくつ分ですか。○○君。
  ・3/5×2の青色部分には1/5がいくつありますか。○○さん。

  ※すぐ指名し答えさせる。おおいにほめる。

 Eその横に計算の仕方が載っています。それをノートにそっくり写しなさい。
  ※ミニ定規、式と式の間は指二本分開ける、消しゴムは使わないことを指示しておく。
  ※教師は仮分数のところまで板書し、「答えはこれでいいですね。」と確認する。
   教科書には帯分数まで書いてあるので、子どもはすぐに「帯分数に直す。」と言う。
   そこで帯分数に直すと言った子を指名し、次のように聞く。

4 補助計算の書き方を教える 
 F6/5を帯分数に直します。どんな式になりますか。○○君。
 Gこれをお助け計算と言い、“○お”と書いて計算します。
  これからはお助け計算も堂々とノートに書かなくてはいけません。黒板の式も写しなさい。
  ※簡単な計算の時に、補助計算を書くことを 徹底させる。
 
 H!マークで囲んであるところをノートに写しなさい。
 I声をそろえて読みます。
  ※写し終わらない子がいても待たない。読んでいる内に書き終わる。

5 練習問題の1問目は一緒に解く 
 Jその下、@の4問をやります。(1)は一緒にやります。
 
 Kノートに式を書きなさい。全員起立。かけ算をする数字どうしを○で囲んだら座りなさい。
  ※目で見てわかりやすいように囲ませる。
 
 L囲んだ数字はどれですか。○○さん。 (確認したら)では、計算しなさい。
  ※答え合わせをする。

6 残りの練習問題を解く 
 Mでは、残り3問。(4)の3/10×9ができたら持ってきなさい。
  ※○で囲むこと、ミニ定規、式と式の間は指二本分開けること、消しゴムを使わないことを徹底する。
    できていなかったら書き直しをさせる。
  ※できた子から板書させ、答え合わせにうつる。



 
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