3.今後の技術の発展性と可能性
  今回の開発において、DSI成形技術の中空外観製品への活用、一次成形の二種異材
射出など、金型の中で完成品にすることの非常に大きい価値と、完成品にするがゆえに
今までの成形にない技術と製品保証が求められ、レベルの高い総合力の必要を感じました。

  今回の技術が今後外観製品、小型製品等に活用され高付加価値成形につながるものと
考えます。コスト低減も大きく、信頼性も向上でき成果も大きいものがありますが、コンパクトで
スッキリした融着外観は非常にきれいで今までにないレベルとなりました。この点は、今後の
活用の幅をさらに大きく広げ、私達の業界に、夢を与えてくれるものと確信します。

  今後、自動車のボディ・室内の流れとして、一体化にした形状に益々なっていく事が考えら
れます。その中で、今までの超音波・熱板溶着などでは不可能な曲率形状・面の接合が求めら
れています。また、東京モーターショーでは、見学者の反響も大きく、現在も同業他社そして異業
種のところからも注目され、違った製品分野への活用が大きく期待されます。
わたくしたちは、新たなものづくりを目指し次の開発に挑戦していきます。
OSI成形でつくられた車両用ランプ製品と搭載車両