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足利工業大学



      足利工業大学 機械工学科 教授 牛山   泉
足利工業大学総合研究センター 客員教授
 西沢 良史



 
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1. はじめに
2. 低回転型風車ブレードの最適形状に関する試作研究
2-1. 緒 言
2-2. 供試風車のブレード形状
2-3. 供試風車の性能試験
2-4. 実験結果および考察
2-5. 結 言
3. おわりに 
 


3.おわりに

 本研究開発により、直径1000[mm]のマイクロ風車設計について基礎となる試験データを取得することができた。その内容として、今回使用したブレード形状であるCR001 翼型は他の翼型に比べて良い性能を引き出すことができることが判明し、今回は報告できなかったが、それに整合する発電機の基本形状を決定するための基礎データを取得できた。また、それを高風速域において制動させるための機構として考案した渦電流ブレーキは、発電機より発生した電力のみでその制動力を発生させる事が可能であることが判明した。

 本実験において得られたデータをベースに、図9に示す試作機を2002年9月に製作した。今後、この試作機を用いてフィールド試験を行い、そのデータをもとに量産機を設計、2002年春の販売を予定している。

図9 DWT 試作機

 
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