3.おわりに
本研究開発により、直径1000[mm]のマイクロ風車設計について基礎となる試験データを取得することができた。その内容として、今回使用したブレード形状であるCR001
翼型は他の翼型に比べて良い性能を引き出すことができることが判明し、今回は報告できなかったが、それに整合する発電機の基本形状を決定するための基礎データを取得できた。また、それを高風速域において制動させるための機構として考案した渦電流ブレーキは、発電機より発生した電力のみでその制動力を発生させる事が可能であることが判明した。
本実験において得られたデータをベースに、図9に示す試作機を2002年9月に製作した。今後、この試作機を用いてフィールド試験を行い、そのデータをもとに量産機を設計、2002年春の販売を予定している。
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図9 DWT 試作機 |
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