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足利工業大学



      足利工業大学 機械工学科 教授 牛山   泉
足利工業大学総合研究センター 客員教授
 西沢 良史



 
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1. はじめに
2. 低回転型風車ブレードの最適形状に関する試作研究
2-1. 緒 言
2-2. 供試風車のブレード形状
2-3. 供試風車の性能試験 
2-4. 実験結果および考察
2-5. 結 言
3. おわりに
 


2-3.供試風車の性能試験

 風車性能試験は、足利工業大学機械工学科に設備されている風洞を使用した。その仕様は、吹き出し口1.05×1.05[m]の開放吹出型で、可変速モータにより風速を2[m/s]から20[m/s]まで変化させることができる。

 実験は、風速を4、6、8、10 [m/s]に変化させ、CR001およびClark Y翼型仕様でダウンウィンド風車への適応を考慮し、コーニング角0°の時の風車ロータ回転数・トルク値を回転計・トルク変換器で計測した。一方、ロータへの負荷は渦電流ブレーキを使用し、電源は商用200Vで、それをスライダックにより調整して負荷を変化させた。

 また、各風車ロータのコーニング角を6°と12°と変化させた場合の風車性能試験も同時に行った。ロータ性能実験装置の概略を図4に示す。

図4 供試風車ローター性能試験装置概略

 
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