2-3.供試風車の性能試験
風車性能試験は、足利工業大学機械工学科に設備されている風洞を使用した。その仕様は、吹き出し口1.05×1.05[m]の開放吹出型で、可変速モータにより風速を2[m/s]から20[m/s]まで変化させることができる。
実験は、風速を4、6、8、10
[m/s]に変化させ、CR001およびClark
Y翼型仕様でダウンウィンド風車への適応を考慮し、コーニング角0°の時の風車ロータ回転数・トルク値を回転計・トルク変換器で計測した。一方、ロータへの負荷は渦電流ブレーキを使用し、電源は商用200Vで、それをスライダックにより調整して負荷を変化させた。
また、各風車ロータのコーニング角を6°と12°と変化させた場合の風車性能試験も同時に行った。ロータ性能実験装置の概略を図4に示す。
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図4 供試風車ローター性能試験装置概略 |
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