第45話 人の不幸を笑おう 続そこでこけるか (2002.01.28)


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あけおめ、ことよろ。 お久しぶりの小話です。 前回東国丸さんに評判だった「そこでこけるか」であるが、出し損ねたネタを思い出したので、早速小話に。 でも忘れてたほどのネタ+大晦日の新コケということで、あまり期待しないでね。

ところで第16話の「そこでこけるか」では、こけた例として、

・両手に焼きそばを持ったまま鎖に引っ掛かり転倒

と書いたが、詳しくは触れなかった。 これは、小話にしてもあまり面白くないだろうというという理由で、詳しく書かなかった。 しかし今思えば、この話には非常に奥深いものがある。 というわけで分析開始。

転んだ人を仮にBさんとしよう。 Bさんは高校生で、陸上部に所属していて、その日は何かの大会でした。 Bさんは陸上競技場の売店で焼きそばを2つ買いました。 1つはBさんのもので、もう1つは先輩に頼まれて買ってきたものでした。 やきそばは、ただ皿にのってるだけで、ふたはされていません。

Bさんは焼きそばを慎重にゆっくり持って歩いていましたが、ツメが甘いことに下を見ないで、自分が帰る場所だけをみつめて歩いていました。 競技場のサブグランドに入る門の横を通るとき、門の鍵となる鎖に思い切りつまずきました。 Bさんは一気にバランスを崩し、こける体制に入りました。

ここでBさんの頭の中は走馬灯のようにいろいろな考えが駆け巡りました。

「さあ。 私はこれから転びます。 手をつかなければ、全身強打でとても痛いです。 怪我をするかも知れません。 でも手をついたら、2つの焼きそばはこぼれてしまいます」

Bさんの結論は「焼きそばを守る」でした。 結果、肘から大出血でした。(←おおげさだが)

しかしBさんはすばらしかった! 転びながらも焼きそばを水平に保ち、全くこぼさなかったのだ。 本当にすばらしい!! しかし、その姿を想像してみてください。 なんてアホな……

ではそろそろ本題の「大晦日のコケ」へ。 でももうどうでもよくなったな。 前置きの話のほうがメインだよ。 まあ、早い話が大晦日にスノボやってこけたってわけ。 しかもこれまでで最高のコケだったわけ。 思いっきり狭い道滑ってたら、前でがまさんがこけてて、これはよけられないと思って、ダイブしたわけ。 んで、頭から新雪に突っ込んで、上半身埋まって、足だけ出てたわけ。 つまんないでしょ。

結論: Bさんとは、決してべっちさんのことではありません。


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