第16話 人の不幸を笑おう(1) そこでこけるか? (2000.10.10)


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さあ、人の不幸を見て笑おうシリーズが始まりました! 本当にシリーズ化されるかわからないけど。 それにしてもなんて趣味の悪いシリーズだ……。 今回は今まで私が目撃した人が転んだ瞬間で、面白かったものを紹介しよう。

私自身スノボで転んで、全治3ヶ月の怪我をしたことがある。 でも全治3ヶ月は医者に言われただけで、1ヵ月後にはスノボに行ってたけど。 だから人のことを笑えないが、でも笑ってしまおう。

目撃したのとしてないのがあるけど、例えばこんな転んだ事件がある。 もしその本人が読んでも怒らないでね。

・自転車で転んでギアの部分で足を切って肉が出た
・自転車で何を思ったか氷の上に突撃して、まさにその瞬間に宙を待った
・パラノイアダブルを踊っていて、台から転落&転倒&ゲームオーバー
・風呂ですっ転んで救急車
・両手に焼きそばを持ったまま鎖に引っ掛かり転倒
・スキーで小さなジャンプ台で勢い余って、自爆パワーボム

その他いろいろあるが、まあ小話にできるほどの物ではない。 というわけで、面白かったものベスト3にしぼって、詳しく書くことにした。

第3位 ○まさん

○まさんは、右と左が区別できない。 というか、50%以上の確率で間違えるので、区別できないというよりむしろ逆に覚えている。 ちなみに○まさんは、ムックとガチャピンも逆に覚えている。 しかも、そうと信じて疑わない……。 全く手に負えない。

高校時代私と○まさんは、よく一緒に自転車で登下校した。 帰り道、私が「ここ右曲がろう」とか言うと、○まさん何も考えずに左に曲がってくる。 その時の二人の位置関係によっては衝突の場面も。

その日もいつものように二人で下校していた。 分かれ道の手前で、○まさんが「どっちいく?」と聞いてきた。 私は「上」と、しょうもない答えを返した。 すると○まさんはご親切に、自転車に乗ったまま上に行くそぶりを見せた。 その時だった。

ガラガラララ………。 ガッシャ〜ッン。 アッシャン。 は〜〜。

恐らく○まさんが上に行くそぶりを見せるためにハンドルを思い切り上に引っ張ったときに、ハンドルから手を滑らせて離してしまったのだろう。 それは豪快な転倒だった。 見事だった。 豪快度は間違いなくナンバー1だ。 なんとかすり傷ですんだのが幸いだったか。

第2位 ○ッパ寿司の店員

それは漫画みたいなできごとだった。 家族で回転寿司に行った時のこと、確か母が「マグロお願いします」と注文した。 しばらくして店員がカウンターの中央からマグロの寿司を持って、母の方に近づいてきた。

店員「はい、マグロお待ち……」

フッ!

突然店員が消えた!

デン!

その時マグロの寿司2つが、スローモーションのように宙を舞っていたのを覚えている。 1つはカウンターの中に落ち、もう1つはな、なんと! 回転している寿司の皿の上に乗ってしまったのだ!

母「大丈夫ですか?」

その時は面白いというより、これぞまさに「あ然」という感じだった。 その後寿司が3つ乗った皿は、客に警戒されながら、しばらく回り続けたらしい。 帰りの車では、爆笑が止まらなかった。

第1位 ○谷君

○谷君は、本当に面白いやつである。 そうだ! ○谷君のネタだけで小話が5、6個は作れるな……。 というわけで、彼についての詳しい話は後にとっておこう。

それは高崎市に遊びに行った時のことである。 いろいろ買い物などして、帰りに駅の中にあるハンバーガー屋で何か食べることになった。 みんなはセットなどを頼んだが、○谷君は帰りの電車代を残して、お金をすべて使ってしまったため、指をくわえて我慢していた。

でも○谷君は、みんなに頼んで何十円かずつ恵んでもらってお金を集め、なんとかシェークを買うことができた。 そしてみんなに遅れて、カウンターでシェークを受け取った。 お凡の上にシェークが1つ。 しかも持っているのは○谷君。 誰もが不安を感じたに違いない。 その時だった!

ツル!  ステンッ!

不安は的中。 転ぶ時に、最後の抵抗とばかりに、お凡を必死に水平に保っていた姿が目に焼き付いている。 しかしむごいことに、シェークは床にこぼれてしまった。

○谷君「あのー。シェークこぼしちゃったんですけどー」

すぐに店員が出てきて、掃除を始めた。 その後○谷君は、新しいシェークをくれと言わんばかりに店員を見つめていた。 当然無視された。

結論:けっこう面白いんじゃない?


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