| 371号~380号 |
| 371号 ぺんぺん草の子② | ||
| 先月の『虹の架橋』370号の「小耳にはさんだいい話」で「ペンペン草の子」という話を紹介したところ、多くの方から「感動した」「涙が止まらなかった」「やさしい気持ちが伝わってきた」という手紙やハガキやメールをいただきました。このお話は、富弘美術館を囲む会三重県支部長の田上啓子先生からいただいた『ぺんぺん草』という冊子に載っていた感動的なものでした。田上先生は、ある時、授業の中で生徒たちに星野富弘さんの『ぺんぺん草』の詩を紹介しました。「神様がたった一度だけこの腕を動かして下さるとしたら…星野富弘さんは何をしたかったと思う?」と生徒達に問いました。生徒たちからいろいろな答えが出てくる中で、豊田聖(せい)君が「お母さんの肩を叩く」と言い当てたのです。 『ぺんぺん草』の詩は、『神様がたった一度だけこの腕を動かして下さるとしたら母の肩をたたかせてもらおう 風に揺れるぺんぺん草の実を見ていたら そんな日が本当に来るような気がした』という詩です。 「お母さんの肩をたたく」と言い当てた聖君には、重度の障害を持ったお姉さんがいて、そのお姉さんを献身的に介護するお母さんの姿をいつも見ていた聖君も富弘さんのように、お母さんへの感謝の気持ちを持っていたのだと思います。 この冊子を作った三重県の田上啓子さんに、読者の方々からのお便りをコピーして送ったところ、とてもお喜びになり、「虹の架橋を読んでくださった方にお渡しいただけたら嬉しく思います」と『ぺんぺん草』の冊子をたくさん送っていただきました。全二十一ページの冊子の中には、虹の架橋で紹介できなかったたくさんの感動的なお話も収録されています。当時、中学一年生だった聖君が父親となり、娘さんと描いたぺんぺん草の絵は、この冊子の表紙や各ページのカットとして使われています。 『ぺんぺん草』の冊子をご希望の方は足利屋で差上げています。(先着二十名)ます。 |
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