天文徒然草

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2002.12.19
Haフィルターは大変便利です
Haフィルターは大変便利です、家の敷地光害の中にいて
それなりのイメージを再現してくれます、水素の波長があるところでは
たとえ月明かりがあっても関係なくイメージが撮影できます、
赤城山で月のない透明度の良いときに2415で撮影したばら星雲も
家にいて5分露出で赤城で撮影した以上のイメージが撮れます
また、馬頭星雲など夢の夢でした対象が簡単に撮影できます
なんてすばらしいフィルターなんでしょうか
値段が高いのが欠点ですが。

ばら星雲


2002.11.24
しし座流星群 in 2002
しし座流星群が11月19日の明け方ありましたが、今年は日本では全く
見えませんでした、私も某山中へ出かけましたが数時間粘りましたが全く
見えず結局一つも見ることが出来ませんでした。昨年はたくさんの流星を
見られましたが、昨年の流星を少し今年に繰り越してくれればベターでした
のに、アメリカなどでは電波観測で少しは観測されたようです、又満月
だったため流星も明るいものしか見えず暗いのは全く飛んでも気がつかない
始末です。
飛んでくれという願いもむなしく飛んできたのは吹雪と風花でした、空は晴れ
てるのに道路が雪化粧し始め帰るときが心配になり結局断念しました。
聞くところによると明け方少し飛んだようですが、夏のペルセよりすくない
ようでした。
昨日の屈辱をはらすべく次の日は6時に現地に着き日本時間午後7時からの
ピークに備えスタンバイしていましたが......今度は曇りで星が一つしかみえません
その間にピークは過ぎまた空振りでした、2日間で収穫0です。
12月の寒い双子座流星群に期待しますか、でもこのころは気温はマイナス
10度以下になるので大変です。
伊勢崎星の会での流星観測の様子

現地での望遠鏡の組み立て
CCDカメラを雪の中で出している大丈夫なのか

2002.11.11
系外星雲
冷却CCDの性能は目を見張るものがあります、依然TP2415でR64フィルターで
撮影していた写真が手軽に撮れるようになりました
レコードからCDのアナログからデジタルへの進化のようです
今まで10分以上かかっていた写真が30秒程度で撮影できます。
ただフォーマットがまだ小さいため35mm写真には及びませんが、
あと3年もすればラージフォーマットの安価なチップがでてくるでしょう
そのときはフィルムに取って代わることでしょう
私も、試しに月明かりが少しある中で自宅で撮影しました、周りは水銀灯
とナトリウムランプのブリッジがあります。
しかし、何とかノーマルの写真を30秒程度で得られました、露出時間が
短いことは、星が流れない依然長時間ガイドが流行っていた頃は、1時間
から2時間が当たり前で3時間なんて言うガイドもありました、
これを成功させるには職人域に達していないと無理でした。また
時間が長くなれば熱膨張は冷却による鏡筒のたわみや主鏡の膨張の
焦点距離の移動などあり撮影中に100分の1mmぐらいざらにうごきます
今では10分ぐらいでを6枚でコンポジットで加算すれば60分露出です
10分ぐらいでしたら半自動ガイドで誰でも出来ます。

アンドロメダ大星雲
180mmF2.8
露出30秒
架台GN170
BJ32L冷却CCDカメラ
シーング3/5
透明度 悪い
月令4

2002.10.28
星のふるさと
夜半には、土星も顔を出し明け方には木星もあがってくる時期になりました
しかし、寒さも一段と厳しくなり観測も大変な季節になりました。
来年は火星が大接近する年です、多くの観測者はどうしたら詳細に撮影
出来るか、思案している最中だと思います、冷却CCDカメラが主流になることは
間違いないでしょう、しかも大接近です、あの火星の衛星ダイモスとフォボスモ
アマチュアの射程圏内に今回は入るかもしれません、天文台の大望遠鏡でも
難しい火星の衛星が撮影されるかもしれません。しかし大半の方はCCDで
中途半端な撮影をし納得がいかないと試行錯誤するでしょう。
それならば、小望遠鏡のひとは一層スケッチや全体の観察もいいでしょう。
星のふるさと........天文ファンなら聞いたことがあると思います。
一人の主婦(鈴木壽壽子さん)がコンビナートの明かりのなかでたった6センチの
望遠鏡で火星と向き合って観察した記録が書いてあります、たかが100ページの
中に観測とは何か.....機材の集合体やテクニックだけではないと.....
ある機材で自分なりに観測をまとめることが一番ベストのようです。


2002.10.22
最近のCCD撮影
一段と空の透明度も増してきました、星雲星団もかなりはっきり見える様に
なってきて星の一つも撮影したいと思ってる人が多いことでしょう
実際に山へいってみるとあちこちで発光ダイオードが見えるだけで人間が
見あたりません、人間は車の中でコーヒーを飲んでいます、寒い中機械が
コンピューターに制御されて働いています。車の中でPCのモニターを
見ているだけです、撮影終わっても巻き上げにいかなくてもすみます
機械の出し入れだけです、目標の星雲もすべてPCがナビゲーターと連動
してプログラム通り次々に視野にいれてくれます。
すばらしい世の中です しかし 私の様な無銭家はひとり厳冬のなかで
さつえいしています。 身分相応だから......


2002.10.20
スターウオッチング in 赤城

秋になり星の輝きも増してきました、スターウオッチングの季節になりました。
群馬星の会では、12日に恒例のスターウオッチング in 赤城を新坂平で
開催しました。役員の方はお疲れさまでした。
まれに見るすばらしい天気で十年以上催していますが一番いい天気だと会員
のかたはいってました。私も知人の方の所属している前橋フィルハーモニーの
コンサートと重なり文化センターをでたのが9時でした、新坂平についたのが
10時30分ごろでなにはともあれビールを片手にあとは望遠鏡(C8)を組み立て
惑星観望しました。なにぶんにもこのC8はよく見えません、シュミカセでも
見えない部類でしょう、ニュートンと比べると格段にわかります。
でも我慢してみていましたが、目が慣れてくると、ミューロンが3台並んで
いました、噂に聞くミューロンなのできっと崇高なお方が所有してるのだと思い
拝見させていただきましたらやはり噂道理よく見えます、同じ20cmでも
私のC8とはちがいます土星をみたらカッシニの空隙が正面までみえました。
シーングは7/10ぐらいだと思います。赤城山にしてはシーングがいい方
でした特に双眼装置でみた土星は手に取るようです、だれかのことばでは
ないけど すばらしい感動した でした。私もいつかはと.......思いました。

スターウオッチングの本部
役員は星の説明で誰もいない、そばで
豚汁のサービスがあり寒い山のなかで
おなかが暖まった。
すばらしいミューロンの勢揃いです。
ドールキルハムの設計で前にCPを
使わないのでシャープでした。