「アイマスクの授業から点字ペンへ」第1時
篠 崎 孝 一
論文全文 |
【発問1】目の不自由な方は、次のことが区別できるでしょうか。 |
@お金の区別 Aテレホンカードの500円と1000円の区別
Bシャンプーとリンスの区別 Cビールとジュースの区別
(答えはすべてできる。実物を用意する。)
【発問2】これは何でしょうか。(点字ブロックの写真をテレビに写す。) 分かった人は手をあげなさい。 |
(進む・止まるの意味を教える。)
【説明】今日は、アイマスクの授業をします。まず、テキストを配ります。 先生がめくりなさいと言うまで勝手に次のページをめくってはいけません。 |
(テキストを配る)
【指示】問題1のところを開いて、指で指しなさい。隣の人と確認しなさい。 |
(全員が開いてから)問題1を先生が読みます。
【問題1】白い杖を持った目の不自由な方がカムル(スーパー)の近くの横断歩道で立ち止ま っています。次の3つのうち、どうするのが良いのでしょう。 良いと思うものに○をつけなさい。 |
@そのまま通り過ぎる。 A手助けできることがないか声をかけてみる。 B手を引いて一緒に横断歩道をわたる。
(全員○を入れているのを確認してから)
【指示】@に○をつけた人は手をあげなさい。 Aに○をつけた人は手をあげなさい。 Bに○をつけた人は手をあげなさい。 |
(@・・・3人、A・・・5人などと板書する)
【指示】それでは、人数の少なかった○番から、どうしてそこに○をつけたか発表してもらいま す。一番少なかった○番の人、全員起立!理由を言った人から座りなさい。 |
(同じように二番目、三番目と進む)
【説明】問題1の正解を言います。正解はAです。まず、声をかけることです。 テキストの次のページを開けなさい。そこの解説を読みます。 次、問題2へ行きます。問題2を先生が読みます。 |
【問題2】あなたが、カムルで見かけた目の不自由な方の道案内をすることになりました。 次の3つの方法のうち、どの方法がよいでしょう。○をつけなさい。 |
@白い杖を引いていく。 A後ろから声をかけて、背中を押していく。 B白い杖の反対側に立ち、腕や肩を貸してあげる。
(問題1の時と同じように、人数の確認後、理由を発表させる。)
【説明】問題2の正解を言います。正解はBです。腕や肩を貸してあげるのがいいのですね。 テキストの次のページを開けなさい。そこの解説を読みます。 |
次、問題3へ行きます。問題3を先生が読みます。
【問題3】目の不自由な方に、テーブルの上にあるジュースの位置を知らせます。 どのようにすればよいでしょうか。□の中に書きなさい。 |
(何人か指名し発表させ、実際に体験させる。)
【説明】どのようにしたらよいのか、次のページにのっています。次のページを開けなさい。 |
(解説を読む。)
【説明】ここまでの学習で、目の不自由な方のお手伝いの方法が分かったと思います。 では、次は実際にこれまで学んだことをいかしてアイマスク体験をしてもらいます。 |
(二人一組になり、教室から玄関まで往復する。) (感想を書いて発表したら終了。)
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