向山型算数教科書指導マニュアル
  東京書籍5年生上「小数のわり算」P43 □2 
 
T:問題文を読み、式をたてる
 
@P43□2を、声をそろえて読みなさい。
※そろっていなかったらやり直させる。
 
A全員起立。どんな式を書けばよいでしょうか。ノートに式を書いたら座り
 なさい。
※一人指名し答えさせる。
※「この問題は超簡単だなあ。どうしてかな。その通り。教科書に書いてあるなあ。教科書をよく見ていてえらい!」
 などと言う。
 
B答えの見当をつけます。8.28は整数でいうといくつに近いですか。
※ここはテンポよく続けて答えさせる。
 「3.6は整数でいうといくつに近いですか。」
 「では8÷4は?」
 
Cぼっちゃん?を読みます。
 
U:小数点の移動の書かせ方を教える
 
Dこれを筆算でやります。筆算の式だけ3つノートに書きなさい。
 
  
3.6)8.28


 
3.E)8.28

 
3.E)8.A8
 
「となりの人とこのように書いたか比べなさい。」
「わる数が小数のままでは計算できません。
 整数にするには何倍しますか。」  
「10倍とは小数点を右に1つ動かすことです。
ノートにこのように書きなさい。(6を○で囲む。)」
「わられる数はどうしますか。」 
「そうだなあ。100倍するとバランスがとれなくなっちゃうな。両方同じだけ倍にしなくちゃダメなんだ。ノートにこのように書きます。(2を○で囲む。)」
 
E「小数点が同じだけ移動するので、→をこのように書きなさい。」
※ここもテンポよく答えさせていく。となりの人と確認させることで、書かなくてはいけない状況をつくる。
 
V:筆算の仕方を教える
F「A・B・Cどこに商が立ちますか。」
 「Aだと思う人、Bだと思う人、Cだと思う人。」
 「何÷何をしますか?」    (82÷36)
 「Bに82÷36の答えを書く。いくつですか。」
  ●指で隠す方法を使う(8の中に3は?)
 「2だなあ。2を書いたらどうする?」
 「その通り。横に36×2と筆算で書いて計算しなさい。
 いくつですか。」     (72)
 「72。72をどこに書く?」  (82の下)
 「72を82の下に書いたらどうする。」(引く)
 「引いたら次は何をする?」(8をおろす。)
 「次は何÷何。そう108÷36だなあ。」
 「10の中に3はいくつ?」      (3)
 「3だなあ。3を書いたらどうする。」
 「その通り。横に36×3と筆算で書いて計算しなさい。
 いくつですか。」     (108)
 「108。108をどこに書く?」 (108の下)
 「答えはこのままで良いですか?」
 「そう、よく気がついた。さすがだなあ。小数点は最後に上げるんです。」


 
     A BC
3.E)8.A8


       2
3.E)8.A8
     7 2
     1 08
      
   ○   36
      ×  2
        72

       23
3.E)8.A8
     7 2
     1 08
     1 08
        0

  36    36
× 2   × 3
  72   108
 
※補助計算の書き方を黒板に一緒に書く。たてる、かける、ひく、おろすを一つずつ確認しながら進める。
  くどくど余計な説明はしない。
※式が書けた子はノートを持ってこさせ、ノートチェックをする。
 黒板と同じに書けていなかったら、書き直させる。
※この後、P44のAの問題(最初の3問)で練習をさせる。
        
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