私の使用している冷却CCDについて

★冷却CCDカメラとは→

★使用している冷却CCDは、2機種です。

1.ST−4(SBIG)

 8ビット約3万画素出力なので、以前サンヨー17LTという286のPC/ATを使い撮像を行っていましたが。8ビットでは光害などで飽和が速く残り4ビットぐらいきり使えないので、今ではもっばらオートガイドとして利用しています。
左の写真がCCD本体。右がコントローラーです。

2.BJ-30C(ビットラン)

最近使い始めた冷却CCDです。
16ビットカラー33万画素の初心者用のCCDです。
撮像には486DX2パソコンを使っているので、性能を出し切ることができません。つまり、時々転送中にノイズが入ってしまいます。
今シーズンは、このCCDを使いこなせるように努力します。

3.冷却CCDとは

 ほんの最近まで夢の天文器機であった冷却CCDカメラが、身近になりました。光害の中でも星雲星団の撮影が可能なことや、惑星でも感度が高いため高速シャッターが切れシンチレーションの影響を減らせます。
 CCDは、ビデオカメラ・デジタルカメラ・スキャナー・ファクシミリなどにも使われていて大変身近です。
 ビデオカメラなどに使うCCDは、各ピクセル毎の光の信号を電気信号に変え画像チップで像として形をとらえます。その信号は、1/60秒より短い時間に各コマを転送します。それは、CCDのチップにあまり光を当てておくと電気ノイズ(テレビで、放送されていないチャンネルを指定すると雪が降っているように見えます。このようなノイズです)でいっぱいになり、暗いものを写すとノイズで埋もれてしまいます。そこで、天文用に使う冷却CCDは、受光部を−30度Cくらいに冷却しノイズを少なくすると同時に、ソフトウエア的にバックグラウンドのノイズを取り去ることができます。また、チップに光を当てる時間を30分くらいまで延ばすことができ、暗い天体が撮影可能になります。


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