ジャパン スーパー デュアスロンシリーズ in 板倉 93

1993年4月25日
大川 圭吾

[Image] 第1RUN(5km)

 スタートして10′くらいした時、周りは「かなり遅い人」と女性ばかりになってしまいました。レベルがかなり高いせいか、普通のマラソン大会の5kmと同じくらいの速さに感じられました。しかし、気温や実力を考えて26′を予定にしました。そして、総合では最悪でも2時間を切りたいと考えました。
 押し返しコースですから、自分よりも速い人がわかります。見てみると、私よりも速い女性が何人もいました。まだ最初ですから余裕をもって走り、景色を楽しみながら第一RUNのゴール。タイムは26′04″、予定通りです。

BIKE(30km:実距離28.8km)

 トランジッションでは先がつかえており、なかなかBIKEのコースに出られず、少しタイムをロスしました。9.6kmのコースを3周です。先ずは1周目、途中に転倒し血を流している人がいました。2週間前、自分も転倒したのを思いだし、恐怖を感じました。この時のケガが治りきっておらず、左腕があいかわらず痛かったけれど、足ではないのでタイムには関係ないと思われます。
 少しずつ吹き始めた風が強くなり、2周目の向かい風の時はかなりシンドく感じました。そして最後の3周目は嵐のような風で、追い風の時は時速45km、向かい風の時はなんと時速15kmでした。翌日の新聞では「秒速30m以上の風が日本列島を吹き荒れた」と報じていました。

第2RUN(5km)

 第2RUNのスタートが1°30′45″。29′で走りきれば目標の2°を切れると思い、楽勝だと感じていました。スタート直後は足が動かなくても、そのうちにRUNに慣れる筈だと。前に参加したトライアスロンやSWIM & RUNの時はそうでした。しかし、今回はどうも様子がおかしい、スピードが上がらないのです。それどころか少しずつ遅くなるようです。BIKE 3周目のものすごい風で足を使いすぎたようです。
 折り返し点を過ぎると、歩くような速さとなりました。しかし、「必ず歩かずにゴールするぞ」と言う気持ちだけでやっとゴールしました。タイムは2°04′47″で、なんと4′以上も目標をオーバーしてしまいました。言い訳ですけれど、あの風さえ無かったら・・・・・と、今でも思っています。


再挑戦・ジャパン デュアスロンシリーズ in 板倉 94

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