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群馬大学



群馬大学工学研究科
博士後期課程 電子情報工学専攻1年
  岡下 綾

 
 
1. はじめに
2. アルゴリズムとは何か?
3. 難しい問題を解くためには
4. 中野先生の研究について
5. 中野先生について
5. おわりに
 
 
群馬大学工学部 情報工学科
 中野 眞一 助教授 
略歴:昭62東北大学大学院電気及び通信工学料率、昭62(株)セイコーエプソン入社(プリンタの設計と開発)、平2東北大学工学部助手、平6カリフォルニア大学リハーサイド校客員研究員、平8東北大学工学部助教授、平11群馬大学工学部助教授現在に至る。

専門:アルゴリズム・最適化・効率化

ひとことアルゴリズム(問題解決の手順)は,需要なテクノロジーのひとつです。例えば、クロック数を上げたり高性能のマシンを導入することでは、数倍のスピイドアップしか可能ではありません。しかし、アルゴリズムを工夫することにより、時には、数万倍のスピードアップが可能となります。多くのよいアルゴリズムが、研究者の間ではよく知られていても、実際の製品の設計には使用きれることなく、単にアカデミノクな論文として埋もれていることを残念に思います。効率的なシステム設計のお手伝いができればと思います。
〒376-8515 桐生市天神町1-5-1 Tel: 0277-30-1812 Fax: 0277-30-1812
 
群馬大学工学研究科
博士後期課程 電子情報工学専攻1年
 岡下  綾 
 私は様々なネットワークトポロジーで表現されるシステムに対する耐故障性に関する研究を行っています。システム上のプロセッサの数が膨大になると、各プロセッサを一つ一つ検査するのは大変な作業になります。そこで、システム内のプロセッサが他のプロセッサを検査することによって得られる検査結果の集合を解析することにより、自動的に故障しているプロセッサの集合を特定する故障診断の研究が広く行われています。例えば、PHSなどの基地局が正常に動作していない場合、ユーザから苦情があって初めて基地局の動作不良に気がつくというケースがあります。このような場合、各基地局どうしが断続的に検査信号を送信することにより、自動的に故障を発見できれば、より安定したサービスを提供できます。耐故障性に関する研究はネットワークシステムを安定して運営するための、重要な課題となっています。
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