第29話 ある日の母と父の下品な会話 (2000.12.05)


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私は下品な話が大嫌いである。(←うそ) だから人に下品な話をされると、非常に腹が立つ。(←大うそ) こんな汚い話を小話に載せてしまう自分に腹が立つ。(←これは本当) だって、ネタがいっぱいいっぱいになってきたんだもん……。 小話強化週間がいけなかった……。

タイトルは「ある日の母と父の下品な会話」となっているが、父が出てくるのはほんの一瞬である。 ほとんど「母の小話」である。 聞かされたのは私である。

ある日私がバイトから帰ってくると、母は待っていたかのように私に話しかけてきた。

母「ちょっと聞いてよ。 週刊誌に書いてあったんだけど……」

すると風呂から出てきてパンツ一丁の父が、タイミングよく現れて笑いながらこう言った。

父「電子レンジ、電子レンジ」

私『?』

もう母は話す前からニヤニヤしている。 よほど面白い話なのだろう……。

妹「汚いよ……」

妹が笑いながら言った。 どうやら妹はすでにこの話を聞かされて、母の世界に引きずり込まれてしまった後なのだろう。 母は、早く喋りたいとばかりに話を続けた。

母「なんかね、兄弟のお姉さんが編集部に送った話らしいんだけど、その子の弟が便秘症なんだって。 それで、検便の日が近づいてて、その日にう○ちが出るかどうか心配だったんだって。 検便の日の何日か前に出たらしいんだけど、どうしたと思う?」

私「冷凍か?」(←なぜかするどい)

母「そう! 当たり! 冷凍したんだって。 で、当日どうしたと思う?」

私「そりゃもちろん……」(←ここまでくればわかる)

母「そう! それでね、電 (あまりにも汚いため省略……) だって!」

一同 (もうすでにこの話を知っている父も妹も含め) 大爆笑!

母「もうそれはそれは掃除が大変だったんだってさ」

書かなきゃよかったかな……。

結論: でもこれぞどうでもよい小話の原点か?


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