第27話 ぺっちさんのコンビニ奮闘記(3) 廃棄 (2000.12.01)


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いや〜、12月ですね〜。 寒くなってきました。 そろそろいいかげんストーブデビューしないとな。 石油入れるのがめんどくさくて、厚着をして寒い夜を過ごしています。 心も寒いです。

さて、今回はぺっちさんのコンビニシリーズ第3弾! ぺっちさんは私「べっち」の親友であり……しつこいからまあいいか。 今回はちょっとまじめなお話です。

ぺっちさんはコンビニで働いています。 もっと自給のいいバイトもあるんじゃないのかな、と思いますけど、ぺっちさん曰く、

「時給安いけど、廃棄が大きいね。 弁当とかデザートとか、大量にもらって帰れるから。 これがなかったらこんなバイトやってないよ……」

とのことです。 コンビニでは期限切れになった弁当などは、捨てられてしまうか、バイトや経営者の胃の中に入ります。 これらによる損害は、すべてコンビニ経営者の負担になります。 結構廃棄の額も大きいようですので、経営者の人も大変だなと思います。

話は変わりますが、日本は今不景気です。 不景気とは何かといいますと、物が売れない、つまりお金の循環が悪いということなのです。 物が売れなければ経営者やメーカーは儲からない。 経営者はお金がないので物を買わない。 こんな感じで悪循環が繰り返され、なかなか景気は回復していかないものです。

私は思うのですが、日本人は無駄なものが非常に多いと思います。 その1つが、この廃棄です。 まず、異常に賞味期限が短い。 これをほんの少し長くすれば、廃棄は激減することでしょう(特に弁当)。 廃棄が減れば、経営者の生活は楽になります。 そして経営者は物を買うようになります。 そうすればいろいろなメーカーの利益が上がります。 するとそのメーカーの経営者の生活は楽になり、そこの労働者の賃金は上がります。 すると労働者の生活も楽になり、物を買い始めます。 このようにお金の循環が良くなり、景気は回復していくことでしょう。 ちょっと単純すぎ?

ちょっとしたきっかけで、景気は回復するような気がします。 だからまず廃棄を減らしましょう。 パンを買うとき、一番後ろから取る人とかいますが、あれやめましょう。 (後ろにあるものほど日付が新しい) やめれば景気は回復します! たぶん。 するかも……。

ぺっちさん 「ちー。 今日は廃棄はこれだけかい! おにぎりしかないやんけ。 あの弁当、売れる前に隠しておくんだったな。 もっといっぱい廃棄出せよなー。 まったくやってられねーぜ」

↑アホめ。

結論: 世の中そんな単純ではない。


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