第12話 不思議なCD (2000.10.02)


トップ 第1話〜第20話 第21話〜第40話

私はCD−Rを愛用している。 皆さんがカセットテープやMDに曲を録音するように、私はCDに録音して楽しんでいる。 結構便利よ。 パソコン持っててMDを買うか迷ってる人は、CD−Rを増設することをお勧めする。 だってMD買ったら、車で聴くためにMDのカーステレオも買うことになるし……。

先日、2000年上半期ベストCDを作った。 適当に曲を選択して、適当にCDに放り込んだ。 「LOVE2000」から始まり、曲順もまあまあいい感じで、「いいものを作った」と思った。 紫に輝くCD−Rに、油性ペンで収録曲を丁寧に書いた。 しかし何回か聴いているうちに、重大なことに気が付いた。 「TSUNAMI」が入っていない!

これはいけないと思い、早速作り直すことにした。 今度はその「TSUNAMI」から始まり、さらに曲順を練りに練って、納得のいくものが完成した。 今度は青く輝くCD。 とりあえずちゃんと焼けているか確認。 カチャ。
「カゼニトマドウ〜♪」
「よし、OK!」
急ぎで出かける用があったので、すぐそのCDを車に持って行った。
※CDを焼くとは、ここではCDに録音するということ。 なぜ確認するかというと、CD−Rはまれに録音をミスることがあるからである。

車に乗り込み、早速CDをプレーヤーにセットした。 私は車でCDを聴くために、ポータブルCDプレーヤーを使っている。 CDの真中の穴を、プチッとはめるやつ。 プレステみたいに。 出発と同時に再生ボタンを押し、「カゼニトマドウ〜♪」なんて口ずさむために、タイミングを計っていたその時、事件は起こった。 「ディラディラディン〜♪ズンズンズンズズン♪」 な、なんと、「LOVE2000」のイントロが流れ始めたのだ。 不思議に思い、スキップスキップで曲順を確認したが、どう考えても以前に作ったCDの曲が流れるのだ。
「しまった。前のCDを持ってきてしまった……。」
当たり前だが、そのときはそう思った。

信号待ちのとき、プレーヤーをパカッと開けて、一応CDを確かめた。
「!!」
そこにあったのは、あるべきはずの紫に輝き、収録曲が書いてある以前のCDではなかったのだ! まぎれもなく、さっき作った青く輝き、まだ収録曲を書いていない、できたてほやほやのCDなのだ! 確かに試し聴きしたときは「TSUNAMI」から始まった。 全く不思議でならなかった。 現在の科学では解明できないことに遭遇してしまったのかと思った。

車を運転している最中、とりあえずそのCDを聴きながら、ずっと不思議に思っていた。 恐怖にすら感じた。 その日は車で片道1時間ほどかかるところに行ってきたのだが、帰って来るまでその謎は解けなかった。

帰宅後、もしかしたら試し聴きしたプレーヤーで再生すると、「TSUNAMI」から始まるのかと思い(←そんなはずはない)、車のプレーヤーから恐怖のCDを取り出した。
「!!!」
さてここで問題です。 いったいこのとき私が見たものは、何だったのでしょう? もうおわかりですね? 答えはCMの後。


−CM−
くそガキ「パパー。 このホームページ、なんかいきなり九官鳥みたいな声がするよ。 なんか恐いよ」
だめオヤジ「そうだね。 びっくりするから、スピーカーのボリュームを下げてから行かないとね」
くそガキ「あっ、そうか!」

くだらなさ日本一宣言! おしゃれ・ドゥー

おしゃれ泥棒「あ、儂のことか……」


はい。 なんと、CDを取り出すと、その下にもう一枚CDが重なっていたのです。 そう、前のCDを入れたまま、新しく作ったCDを重ねて置いてしまっていたのです! はい、それだけ。

結論:2枚CD入れても大丈夫だという大発見をした。(←なんの役にも立たない)


トップ 第1話〜第20話 第21話〜第40話