苫小牧市科学センター訪問記


 2002年5月31日に北海道苫小牧市にある「苫小牧市科学センター」に行って来ました。ロシア(旧ソ連)の宇宙ステーション「ミール」の予備機が展示してあるとの事。ミール落下の時にテレビで紹介していたので一度は本物の宇宙ステーションを見たいと思っていました。

     科学センター本館         ミール展示館

 科学センターは苫小牧駅から車で5分、徒歩でも20分くらいの所にあります。ミールは民間業者が買い取って苫小牧市に寄付したとの事。当初は屋外展示だったそうですが、現在では立派な建物に収まっています。





 ミールとクバントの外見

ミールは本体と実験観測ユニット「クバント」が連結された状態で展示してあります。外見は大きなトレーラーくらいでなかなか迫力があります。




 操縦室兼ドッキングポート       プライベートルーム

 内部は「狭い」の一言です。円筒形の本体に四角の空間を配置しているので理解はできますが、本当に狭いです。操縦室は2畳より少し広いくらい、プライベートルームは半畳くらいです。見学で立ち入りできる場所は「メインルーム(主作業室)」ですがここも4畳くらいの広さしかありません。睡眠は寝袋で立ったまま眠りますが、無重力なので問題は無いようです。


  ミールと各種モジュール       米国のスペースシャトル

 ミールはドッキングポートでいくつものモジュールと合体できる設計になっています。これは現在稼動中の国際宇宙ステーションISSと同じです。という事はISSも「とっても狭い」ところなのでしょう。展示物はミールだけでなく米国のスペースシャトルや日本のロケットなどもあります。また宇宙関係の本を揃えたミニライブラリーもありますので「宇宙開発展示館」と言ってもよいところです。

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