★会長挨拶
一般社団法人 群馬県情報サービス産業協会 会 長 野上 博治 潟Wーシーシー 常務取締役 |
令和6年6月の総会後、会長に就任しました野上でございます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 わが国の経済状況をみると、景気は緩やかな回復軌道に向かっております。 企業においては、好調な収益を背景に、物価高を上回る賃上げや設備投資の拡大など、前向きな支出が広がると予想され、賃金上昇や減税、投資等による資産増加により、個人消費も持ち直していくと予測されています。しかしながら世界との比較では、日本のGDP は世界4位に転落、各国がインフレ下で金融引き締めを行う中、わが国は金利の緩和状態が続くなど、世界経済における日本の競争力は低下傾向にあります。 そのため、海外景気や物価上昇、金融市場の動向には今後も十分な注視が必要です。 国内の情報サービス産業の需要動向をみると、2025 年問題や 2040 年問題と言われる少子高齢化・人口減少社会における労働力不足を補うため、官民問わずデジタル技術を活用した社会の変容が求められており、DX 推進のため旺盛な IT 投資が続いています。供給面では、システムエンジニア等の IT 人材の不足が続いており、2030 年には最大でおよそ 80 万人の供給不足に陥ると予測されています。 こうした状況を背景に、ソフトウェア開発単価の底上げ、技術者の継続的な育成など、単一企業の努力だけではなく、業界全体として取り組むべき課題に直面しております。 群馬県情報サービス産業協会は、県内情報サービス産業の振興並びに地域の情報化を推進することを目的として設立されました。 1社では成しえない大きな事業であっても、会員各社の力を結集すれば実現できると信じております。 微力ながら、この設立主旨の実現に寄与できるよう力を尽くしてまいりますので、 今後とも皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 |