ハノイ市内の学校訪問
観光でベトナムへ行きましたが、せっかくなので同業者を見たいと常々思っていました。日本国内から、旅行会社を通してコンタクトを取ろうとしましたが、できないと言う返事でした。しかし、どうしても見たいので、現地へ行って現地ガイドに頼んでみました。どうにか交渉は成立。それも、4日目の夜に回答がありました。
まず、社会主義国ですので、入国をすると自分の身分(職業)まで分かっているのです。そして、現地の旅行ガイド(通訳)から学校へ交渉はできません。それなりの上からのルートを通らないとコンタクトはできないのです。直接学校へ訪問はできず、それなりの身分の人の家に行き、その人を乗せて学校へ行きました。
車で直接校庭に入りました。(車の駐車場などない。乗る人もいない) 校庭は、舗装されていました。 その理由は、日本と違って体育という科目がないのです。音楽もありませんでした。 子どもたちは、2部生です。午前中授業を受ける子どもと午後受ける子どもがいます。だから、給食はありません。子どもたちは、家に帰ったら働きます。また、ハノイの人たちは、日の出前から公園などに集まり運動していました。日頃から体を動かしているので体育がないのでしょう。 |
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来賓室での挨拶の場面です。壁には教育目標が、別の方向にはホーチミン像と国旗がありました。 校長と副校長2名が管理職です。 |
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教室内の様子 高学年は英語のテスト中でした。日本の30年以上前の机と似ていました。 低学年は、外国人が来たというので、たくさんの子どもが寄ってきました。落ち着いて写真を撮るどころではありませんでした。 |
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校庭の様子 左:成績が張り出されていました。 中央:校庭の水飲み場です。 右:始業の合図はチャイムでなく太鼓の音で始まります。 子どもたちの中に、赤のネクタイをしている子がたくさんいました。これは、成績優秀者の印なのです。成績がよい子を讃え、競争心をあおるのだそうです。 |
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副校長先生に「Please show me a science room. 」って言ったら、無いって言われました。教材室を見せてくれましたが、子どもたちは教室で勉強して、理科の時は資料や実験道具などを先生が持ってくるのです。 |