http://www.geocities.jp/f_tchouk/img094.jpg【チュックボール】

                           

 

●概要

弾力のあるネットに、ボールをシュートし合うゲームです。ハンドボールによく似ていますが、シュートしただけでは得点になりません。ネットからはね返ったボールは、守備側がダイレクトキャッチしなければなりません。キャッチに失敗すれば、シュート側の得点となります。

 ボールのパス、キャッチ、シュートの技術は、ハンドボールに似ていますが、ドリブルはありません。また、パスカットなど、相手チームへの妨害も一切禁じられているため、球技に不慣れなプレイヤーでも楽しむことができます。

 攻撃や守備の際に、妨害行為が全くないので、ゲームはシュートとキャッチの攻防に集約されます。

 

●チュックボールの歴史

http://www.kssy44.com/tchoukball1.jpgチュックボールは1970年、スイスの生物学者Hermann Brandt氏により考案され始まったスポーツでその特徴はハンドボール、ペロタの要素を深く取り入れたと言われています。

現在では発祥の地スイスはもちろん、イギリス、イタリア、フランスなどのヨーロッパやブラジル、カナダ、アメリカ、アルゼンチンといったアメリカ大陸にも広がりを見せています。アジアにも普及しきており、台湾をはじめインド、パキスタンにも普及してきています。

日本には1980年に紹介され、群馬県、東京都を中心に年々競技人口は増加しています。

 

ネット●用具

 ボール:重さ450gのハンドボール3号球を使用。

空気圧をやや高めにしています。

ネット:トランポリンを小型にしたような形状、

100cm×100cmほどの大きさのものを使用。

※体育館では、ガムテープやマットなどで、屋外ではペグ(杭)

でしっかりと固定します。

 

●コート

ワンネットの場合:20m×20mの正方形

ツーネットの場合:20m×40mの長方形

※一般的には、ハンドボールコートのゴールライン、サイドライン、センターラインを利用するとよいとされています。バスケットボールのコートラインを利用する方法もあるようです。ネット前に半径3mの半円立ち入り禁止区域があります。

コート

 

 

 

 

 

●競技方

① チームの人数は、ワンネットの場合46人、ツーネットの場合79人。

 

② 競技時間は、15分の3ピリオドで行う。状況に応じて1ピリオドの時間を短縮して行う場合もある。

 

③ ジャンケンで先攻を決め、先攻チームはシュートするゴールの反対側にあるエンドラインの外から

スローインして始める

 

④ 先攻チームは、スローインされたボールを3回以内でパスをしながらネットにシュートする。

このとき、相手チームは絶対に妨害してはならない。

   相手チームは、シュートされてはね返ってくるボールを予測して、そのボールを落さないよう捕球する。捕球した相手チームは、ただちにシュートするか、3回パスする間にシュートして、

お互いに得点を争う。

 

⑤ 得点は、下記のとおりですべて1点。

再開は、得点されたチームがエンドラインの外からスローインを行う。

   ・シュート側の得点

    (1)ネットにシュートしたがボールが、はね返ってグランドについた場合。

    (2)シュートし、はね返ったボールを相手チームが取り損なった場合。

   ・相手側の得点

    (1)シュートしたボールが、ネットに当たらなかった場合。

    (2)シュートしたボールが、コート外やゴールエリア内に落ちた場合。

 

⑥ 反則は下記の場合で、その場で相手チームのフリースローになる

  (直接シュートはできないが、ツーネットの場合攻撃方向は自由でパスの回数は0からとなる。)

   

<反則>

1)パスを4回以上したとき。

   (2)ボールがコート外に出たとき。

   (3)パスを失敗してボールを落したとき。

   (4)相手のパスやボールを持っている相手を妨害したとき。

   (5)ボールを3秒越えて持つか、3歩越えて歩いたとき。

   (6)シュートする際、ゴールエリアに入ったとき。

   (7)シュートしたボールを味方が捕球したとき。

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