W.D.W 計画〜出発編 INDEX


計画編

1.資料集め
2.具体案を決める
3.直営リゾートの予約
4.航空券を買う


いざ出発

1.悪名高きノースウェスト
2.デトロイト&オーランド空港
3.空港−ホテル間の足


直営リゾート

1.ディズニー・ヨットクラブビーチリゾート
2.ディズニー・グランドフロリディアンリゾート



文中の各施設の名称や料金は96年12月旅行時の物です。
その後変更になっている場合もありますのでご注意下さい。


旅行計画



ディズニー好きの我が家。W.D.Wはいつか訪れたいと思っていた。しかし、あまりにも遠い。飛行時間が16時間以上かかるうえ、直行便がない。下の子が5歳を過ぎるまでは無理だろう(長女の時の経験から、5歳を過ぎれば長時間のフライトにも耐えられる!)と思っていた。そして、次女が5歳になるその年は、私達の結婚10周年の記念すべき年、これはもう行くしかない!こうして次女の誕生日と私達の結婚記念日のある10月を目標に、丁度その1年前から『W.D.W』に向けての長い長い計画作りが始まったのだ。

1.資料集め

  目標が定まればまずは資料集め・・。W.D.Wを甘く見ていた私達は、せっかくフロリダまで行くのだから、カリブまで足を伸ばさなければもったいない、W.D.Wには4日もいれば十分か?なんて愚かな事を考えていた。『ナッソー+オーランド』の予定でパンフレットを集め始める(JTB、アイルなど大手旅行社のパンフレットは、ホテル情報や現地情報を掴むうえでも利用価値大)。と同時に、AB−ROADでこの時期のツアー料金を調べ目安とする。この段階ではまだ主人の休暇がいつとれるかわからず、翌年の10月前後と想定して準備を進めていた。


2.具体案を決める

年が明けると間もなく、次年度の主人の会社のスケジュールが決まった。それによると、長期休暇が取れるのは、9月中旬の7日間か、11月下旬からの9日間のどちらかだけ。学校や幼稚園の行事、2日間の日程の差を考えて11月に決める。どうしても『直営ヨット&ビーチクラブ・リゾート』に泊りたい私達、日程が決まれば早めにホテルを押さえたい(ディズニー直営リゾートは18軒ほどあるが、人気のリゾートは半年前に埋まってしまう事もあると言う)。それには、ナッソーとオーランドの順番をどうするか、何泊ずつするかを決めなければならないのだが、いろいろ詳しく調べていくうちに、ナッソー訪問は断念せざるを得ないという結論にぶち当たった。少々心残りはあったが、気持ちを切り替えてオーランド1本に絞るより仕方ない。そこで前半の4泊、人気の高い『ヨットクラブ』を取りあえず予約してから、後半の3泊は別の直営ホテルを考えようと言う事になった。旅行まで8ヶ月、『11月27日出発オーランド9日間』という旅程が決まった。


3.直営リゾートの予約

初の個人旅行、リゾートはFAXで直接現地に予約するんだと張り切った。FAXナンバーはガイドブックに出ていたが、英語に弱い私ゆえ、どう書いて送ったら良いかわからない。そこで個人旅行経験のあるメンバーさんから、英文のホテル予約フォームをいただき参考にした。FAXは時差を考えて深夜に送り、ドキドキしながら返事を待った。しかし、3日たっても5日たっても何の音沙汰もない。6日目、辞書と首っ引きで督促状を作り再び送信。翌朝目覚めるとFAXの返信が届いていた。内容は、正式な申込書と空室状況、室料。申込書に希望の日・ルームタイプ・料金・クレジットナンバーを記入してサインを書いて送る。これで一段落と思ったのもつかの間、2日後に「申込書がきちんと届いてないので予約が受け付けられない」とのFAX。申込書に送り状を付けて送信したが、なぜか送り状だけが届いて申込書は届かなかったらしい・・。もう、ほとんど自信喪失・・。でもここで止める訳にはいかない。上手く行きますようにと祈るような気持ちで再びFAXを流し、待つ事5日、待望の予約OKのFAXが届いた。結局最初の申し込みからOKが出るまでに2週間 かかった。これに懲りた訳ではないのだか、残りの3泊分は『ユーテルインターナショナル』(世界中のホテルの予約代行を専門に行っている会社)で予約。東京に事務所があるので電話一本で、希望ホテルの空室状況や料金がオンラインで瞬時にわかる。手数料もかからないし、ホテルの宿泊料金も現地に申込む場合と全く同額だった。申し込み金(1泊分または全額)を支払う際の為替レートが若干高めだが、手間や国際電話代を考えたら、損にはならない。なお、現地に直接予約した分に関しては、予約OKのFAXから2週間後にAIR MAILによる正式な「予約確認書」が届き(空港-リゾート間のミアーズシャトルバス割引券付き)、翌月には申し込み金(本来1泊分で良いのに、間違って合計金額を記入してしまったため全額)がカード会社より引き落とされた。


4.航空券を買う

格安チケットの料金が出始めたのが、出発の3ヶ月前の事だ。個人手配で行く場合3ヶ月も前から予約する必要もないものだが、我が家の場合、運悪く11月の第4木曜日、サンクスギビングデーと旅行が重なってしまったのだ。アメリカ事情に詳しいメンバーさん達から散々脅かされ、早々に予約を入れる事にした。決めては、料金(安くてマイレージが貯めやすい)、成田からオーランド到着に要する時間(1時間でも早く着きたい)、乗り継ぎ地(大きい空港は感謝祭もあり大混雑だろうとの予測から、小さくてわかりやすい乗り継ぎ地はどこか)。この3つを考慮して『ノースウェストのデトロイト経由』に決めた。旅行社はAB−ROADを見て数社に問い合わせ、料金が安く対応も親切で、キャンセル料が特に安かった『I.A.C.Eトラベル』に頼む事とした。申し込み金を振り込んで、あとは出発を待つのみ!




い ざ 出 発

ノースウェスト航空(格安チケット購入I.A.C.Eトラベル)

  大人子供とも 87,000円(米国出国税別)

予約時にチャイルドミールをリクエスト。最初ノースに直接TELを入れたら、代理店を通すようにと断られた。そこでIACEに頼んだのだが、翌日「ミールのリクエストOKになりました」と連絡が来た。今までリクエストに対して、代理店からOKの返事をもらった事などなかったので、ちょっぴり感動!

何かに付けて評判の良くないノースウェストだが、今回のフライトに限っては、まったくトラブルも嫌な印象を持つ事もなかった。チャイルドミールは、往路・復路、国際・国内線ともすべてリクエストが通っていたが、成田発便の猫の顔型ランチボックス(これは美味しかった)以外はあまり食べられる物がなく、大人の普通食の方が良かったかもしれない。また、往復とも国際線には日本人乗務員が勤務していたので、英語の苦手な我が家でも安心だった。(別に日本語が通じないと困るような事態は何もなかったが・・)往路の機内はガラガラで、家族4人で横一列10席使わせてもらえた。おかげで子供達は横になって眠れ、長時間のフライトのわりには体が楽だった。子供達は正味14時間の飛行中半分以上眠っていた。長旅なので、いつも通りお菓子・ジュース・折り紙・ぬり絵・などを持参したが、特に活躍したのは「ゲームボーイ」と漫画の本で、親の手をほとんどわずらわせる事なく、無事フライトを乗り切れたのには驚いた。復路の国際線は、デトロイト発成田経由台北行きで、席は8〜9割方埋まっていた。私達は真ん中の4席で、「機体が安定飛行に入ったら通 路向こうの3席も使って良いよ」とスチュワーデスに言われていたが、搭乗が終わりドアが閉じた途端に、台湾のビジネスマンとおぼしき人達が先を競って寝られる席の争奪バトルに突入したのには唖然とした。離陸直前の滑走路移動中の出来事だが、こちらも子連れの意地、子供達のためにも何としても隣の3席は確保しなきゃと、慌てて荷物放り投げて主人が移動した。帰りは全員相当疲労していたのだろう、ほとんどずっと、寝ている間に着いてしまい、フライトの長さは感じなかった。

デトロイト空港(乗り継ぎ)
成田から約11時間半、オーランドまで2時間半。国際線の到着ターミナルだけがメインビルと別になっているので、乗り継ぎに不安を感じていたが、到着ターミナルはとても小さく(デトロイト空港自体さほど大きくはないが)、床に引かれたラインに沿って、バッケージ→入国審査→税関と進むので間違いようがない。ここで受け取った荷物はメインビルに移動する前に再び預けてしまうので面倒も手間もない。シャトルバスでメインビルに移動後、液晶表示の案内板で、自分の乗る便の搭乗ゲートを確認すればOK。ゲートもとてもわかりやすい空港で初めてでも安心だった。建物は比較的新しいようで、レストランやカフェ、DFS、ショップなどがいろいろ入っていた。お土産を買い忘れたら、最後のチャンスはここだ。尚、復路は国内線の到着と国際線の出発が同じメインビルなので移動が楽だったし、バッゲージのピックアップも不要だった。


オーランド空港
到着後、同じ便の人達の後を着いていけば、嫌でもバッゲージに出られる。感謝祭の最中という事でどんなにごった返しているのかとビクビクしていたが、ガラガラで拍子抜け。空港内にも、ディズニーやユニバーサルのショップがあり朝6時ごろから開いているので帰りの買い物もOK、品揃えもなかなかだ。ディズニーの店では、ワールド内では売り切れで買えなかった25周年記念のポスターを最後の最後に思いがけずゲットできて感激だった。

空港−ディズニーワールド
荷物を持ってミアーズのバス乗り場を探していると、タクシーの運転手が声を掛けてきた。ヨットクラブまで40ドルで行ってくれるという。バスより若干高いが他のホテルを回らないので、時間はだいぶ短くて済むだろう。だが、今まではツアーばかり、現地係員のお迎えのない旅行は今回が始めて・・。しかも、アメリカのタクシーは危ない!というイメージがこびりついてるから、本当に乗ってしまって良い物かどうか?散々悩んだ挙げ句、その人の着ていたパイロットのようなカチッとした制服と、胸にぶら下がった「オーランドなんたらかんたら」の承認入り顔写真付き証明書を信じて(そんな簡単に信じて良いのか、日本人!)乗ってしまった。今になって思えば、車はタクシーと言うよりは大きな黒塗りのハイヤーで、窓にはVISAのステッカーまで貼ってあったのだから、そんなに心配する必要もなかったのだろうが、あの時は、いつみぐるみ剥がされて捨てられるかと、後部座席で石のように固まって後悔しきりの私達だった。だが、車がマーケットプレイスを通りすぎ、MGMのハリウッドホテルが目の前に現れると、今までの心配も吹っ飛んで、ただただ感動!運転手さんの最初の言葉 通り、きっかり30分でヨットクラブに到着。チップを含め46ドル支払った。帰りは、前日の晩にグランドフロリディアンの日本人コンシェルジュに頼んでミアーズを予約してもらった。迎えの時間は朝5時50分、大人10ドル、子供8ドル、チップ込みで40ドル支払った。


ディズニー直営リゾート


ディズニー・ヨットクラブリゾート

ルームカテゴリー/ウォータービュー 
  1泊R/C $285+TAX11% = 1室を2名で利用の場合。
  追加1名につき$20加算(16歳未満は追加料金不要)
  1室定員 大人4名+ベビーベッド1台

立地/エプコットエリア

交通手段/どこへ行くにも乗り換え不要なので楽だが、行き先別にバスが異なり、それぞれ2〜30分おきにしか来ないので、寸前で乗り遅れると待ち時間が辛い。
マジックキングダムへ巡回バスで20分ほど
エプコット(インターナショナルゲート)へ徒歩10分またはボートで約5分(ただし2〜30分毎)
MGMへボートで約15分
マーケットプレイスへ巡回バスで20分ほど

チェックイン・チェックアウト/カード式ルームキーと、滞在中ワールド内のほとんどの支払いができるIDカードをもらい、自分で部屋に行く。チェックアウトは、このIDカードの精算も兼ねるが、朝ドアの隙間から清算書が届けられるので、カードその他の利用金額を確認し、間違いなければフロントでチェックアウトすればOK。後日、チェックインの際に提示したクレジットカードより引き落とされる。もし、清算書の内容に誤りがあれば、フロントに申し出て確認、訂正してもらう。実は私も、食べてもいないルームサービスの料金が加算されていたので、クレームを言って訂正してもらった。

ゲストルーム/広めの部屋にダブル(クイーン?)ベッド2台。親子4人でも楽々。冷蔵庫はあるがミニバーになっているので、買ってきたドリンク類を入れておくスペースはない。ドライヤー完備、毎朝英字新聞サービス、セーフティボックスはフロント横にある。
アメニティ:全てミッキーマウスのイラスト入り容器。フェイスソープ、ボディソープ、シャンプーinコンディショナー、ボディローション、シャワーキャップ。(歯ブラシ、シェーバーはないので要持参)

ゲストサービスデスク/8:30〜20:00 パークチケットの購入やレストランの予約など、ワールド内の事なら何でもOK。時間内は常に2〜3人のキャストが笑顔で要望に応えてくれる。

ベルサービス/ヨットクラブチェックアウト後フロリディアンのチェックインまで時間があったのでベルに荷物を預けたら、フロリディアンに送っておいてくれた。おかげで身軽に移動する事ができた。

ルームサービス/ポットがないので、カップラーメンを食べるために、ボイルドウォーターを頼んだら、ティーポットを2つとカップ、シュガーなどを持ってきてくれた(無料要チップ)。量が少なくあまり熱くなかったのでイマイチ美味しくなかった。

プール/10時〜22時OPEN、監視員複数常時。
屋外温水ミニウォーターパーク
白砂を敷き詰めたビーチ風プールは水深60cm〜80cmで子供の遊び場に最適、入り組んだ形で広さもあり面白い。ヨットクラブとビーチクラブの中央にある流れるプールは深さ2m、泳ぐというより浮き輪(特大レンタル1日$3)でのんびりと漂うのが楽しい。砂遊びセット(バケツとシャベル)は売店で90セント。

眺めのいい部屋/着いて最初に通されたのは裏庭に面した1階の部屋。西向きで薄暗く目の前は芝生とランドリールームと小さなプール。やはり日本人という事で舐められてるのかしら…。荷物を持ってきたベルボーイに部屋を替えてくれるよう頼むと「なんで?」と驚いていたが、「私達はウォータービュールームを予約してきたんだ」というとすぐにフロントに電話を入れて、別の部屋に案内してくれた。フロント近くの2階で、日中は目前の湖にボートが行き交い、カモメが群れる。足元には咲き乱れる花とウェディングパレス。夜は対岸にきらめくボードウォークの夜景…文句無しの素晴らしい部屋だった。



ディズニー・グランドフロリディアンリゾート

ルームカテゴリー/ラグーンビュールーム
  1泊R/C $315+TAX11% = 1室を2名で利用の場合。
  追加1名につき$20加算(16歳未満は追加料金不要)
  1室定員 大人4名+ベビーベッド1台

立地/マジックキングダムエリア

交通手段/マジックキングダムへはモノレールで5分と便利だが、帰りは逆周りなので30分近くかかる
MGMは距離的には遠いが乗り継ぎ無しでバスで20分ほど
それ以外へは不便で、エプコットへはモノレールを乗り継いで20分
マーケットプレイスへはモノレールからバスへの乗り換えが必要で30分前後かかる

チェックイン/チェックインの際に、各パークのタイムスケジュール、日本語パンフレット、ホテル内地図、等もろもろが入ったセットを渡された。カード式ルームキーは、滞在中ワールド内のほとんどの支払いができるIDカードも兼ねていた。それ以外はヨットクラブと同じ。

ゲストルーム/広めの部屋にダブル(クイーン?)ベッド2台。親子4人でも楽々。冷蔵庫はあるがミニバーになっているので、買ってきたドリンク類を入れておくスペースはない。バスローブ、アイロン、アイロン台、ドライヤー完備、毎朝英字新聞サービス、セーフティボックスは無料部屋備え付け。
アメニティ:全てピンク地に小花模様のパッケージ。直営リゾートのアメニティでミッキー柄でないのはここだけか・・、でもこれはこれで上品でかわいい。フェイスソープ、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、ボディローション、シャワーキャップ、ソーイングセット。(歯ブラシ、シェーバーはないので要持参)

ゲストサービスデスク/8:30〜20:00 パークチケットの購入やレストランの予約など、ワールド内の事なら何でもOK。時間内は常に2〜3人のキャストが笑顔で要望に応えてくれる。

コンシェルジュ/ロビーに日本人コンシェルジュがデスクを構え、宿泊客の様々な相談にのってくれる。我が家は帰りのミアーズバスの予約と買い物の相談をした。年配の女性、チップは受け取らない。

ルームキーピング/部屋はもちろん毎日掃除され備品類の補充や取替えもされるが夜になると「タオル類の不足はないですか?お取替えしましょうか?」とメイドさんが回ってきて、チョコレートをサービスしてくれる。

プール/ヨット&ビーチに比べると小さくて地味だが、24時間ずっとOPEN。小さな円形の幼児用プール(水深30cmくらい)と大プール(水深1m50cmくらい)。大プールは浮き輪は使用できず、子供にはライフジャケットを貸してくれる。屋外だがもちろん温水。

マジックキングダム・ビュー/部屋からはラグーンを挟んで対岸にコンテンポラリーリゾート。左手にはマジックキングダムが見えた。日中はバースディケーキにデコレーションされたシンデレラ城、夜はパークの花火がきれいだった。

その他のサービス
メインビルの玄関では、夕方になるとパークから戻ってくる宿泊客のために、クリを大鍋で煎って振る舞ったり、大きなシャンデリアやツリーがきらびやかなロビーでは、聖歌隊が合唱し熱いお茶のサービスあり。また2台のTVが置かれ常時ディズニーアニメが流れる。その前には子供用の椅子が置かれ、小さなテーブルにはミッキーのぬり絵がどうぞご自由に…と置いてある。



ディズニーワールド・インデックスに戻る    ディズニーワールド・滞在編へ