ヴェニス・ローマ

大阪府・石上さんファミリー
(♂  5歳)
1998年3月


1日目 :関空発 10:45 → アムステルダム着 15:10
2日目 :ムラーノ島でガラス工房見学後、サンマルコ広場
      昼食後ブラーノ島でレースを見る
3日目 :午前中 リド島散歩  船で本島のホテルへ着後本島散歩
4日目 :朝食後 船で空港へ ヴェニス発 13:05 → ローマ着 14:10
      電車でテルミニ駅へ行きタクシーでホテルへ
      荷物を置いてスペイン広場トレビの泉を見て食事して帰る
5日目 :スペイン階段近辺、ヴァチカンナヴォーナ広場で夕食
6日目 :地下鉄でコロッセオ真実の口へ、一度ホテルに戻った後、
      ボルゲーゼ公園内の動物園へ、 ホテルの近くで夕食
7日目 :6時起きしてタクシーで空港へ ローマ 10:30発 → アムステルダム着13:05
      アムステルダム発14:50
8日目 :               → 関空着08:55

旅行社 ≪H.I.S≫ −ホテル予約と航空券購入−
  
    航空券 : KLMオランダ航空  大人子供とも10万3千円

  旅行会社の説明で、いい加減だつた事が3つ。
  1、アムステルダムでの乗り継ぎ。すぐ隣だから安心だといわれていたが、
    実際には、建物の西端から東端まで移動。建物の外に出なくて済んだだけましか。
  2、「アムステルダム(乗り継ぎ時)でもできるので、リコンファームを必ずするように」
    と言われていたが、アムステルダムではできなかった。
    ローマ・ヴェネチア・ミラノのTELナンバーももらっていたが、
    朝昼晩とどのTELナンバーにかけても、全く通じなかった。
    何度かミラノに通じたが、音声ガイダンスに従っても、5分くらい待たされたあげく
    勝手に切れたりした。ヴェニス出発の1時間前がリコンファームのタイムリミット
    (72時間前)だったので、早目に空港に行って2FのKLMのカウンターで
    ぎりぎり間に合った。カウンターでヴェニスの番号は間違っている事が判明。
    「通常はミラノで」と言われ「かけても出なかった」と答えると
    「昼から夕方にかけてはそう言う事もある」との返事。
    「朝から晩まで何度もかけたが話しが通じなかった!」と主人が文句を言うと、
    口をあんぐり開けたまま黙つてやってくれたそうだ。
    案の定ローマでオーバーブッキングになり、東京経由で帰ってくれる人を
    募っていたので、リコンファームしていなかったら危なかった。
  3、サマータイムについて訪ねた所、「30日からだから大丈夫!」との答えだったのに、
    しっかり29日の夜からサマータイムになり、1時間早くなった。
    遅くずれる分には良いのだが、早くなると下手すると飛行機に乗り遅れる事になる。
    ローマのTVは全く時刻が出ないので心配だった。

  *帰国後、手数料は取られるがカード会社がリコンファームを代行してくれる事を
    知った。また、アメックスは盗られた場合、1日でカードを再発行してくれる事も。

HOTEL
  ローマはビジネスホテルのようであり、ヴェネチアのリド島はバカンス向きの
  こじんまりとした落ち着いた所。本島の方はゴージャスで、あぁこれが
  ヨーロッパの一流ホテルかと思える所だった。
  今後イタリアに行かれるなら、先にローマやミラノの都会に行ってから
  ヴェネチアでのんびりとして帰るコースがお勧め逆は疲れる。

  ●ヴィラマバパ(リド島)
   料金:トリプルルーム14,000円×2泊
       シングル2台をつけたダブルベッド+シングル
   設備:バスタブ、ドライヤー、ウォシュレット、ハンド シャワー

  ●エウロパレジーナ(ヴェニス本島)
   料金:トリプルルーム40,000円×1泊
       グレードアップしてデラックススィート運河側。
   設備:バスタブ、ハンドシャワー、ウォシュレット、ド ライヤー

  ●サボイ(ローマ)
   場所:ローマベネット通り沿い
   料金:トリプルルーム24,500円×3泊 スィートルーム
       シングル2台をくっつけたダブ ルベッド+エキストラベッド。
   設備:冷蔵庫、バスタブ、ウォシュレット、ドライヤー


通貨 : リラ (100円 =1320リラ)


《慌ただしく手配》
 3月の初めになって、月末に9日の休みが取れる事になり、大慌てで申込をした。イタリアは返事が遅く、全てがOKとなったのは出発5日前。エアーを真っ先に押さえ、ホテルのOKを待ったが、よりによって最初の2泊を申し込んだホテルの返事が一番最後で、一時は行けないのではと心配した。と言うのも、ヴェニス到着が夜の9時半なので、現地で探すというのも難しかったのだ。全泊ヴェニスの予定でいたが、旅行社の担当者に「そんなに観る所はない」と言われて、経由地でもあるローマと3泊ずつする事に決めた。だが、のんびり旅を楽しむのであれば、オールヴェニスの方が良かったと思う。

《怖い街・ローマ》
 ローマはニューヨーク同様、常に神経をぴりぴりさせていなければならないので、正直疲れた。名所旧跡は、ゴミゴミした街中にポンとトレビの泉やスペイン階段があつたりして、思ったほどロマンチックではなかった。(特に美しく見せるような工夫もしていない、しかし公園は街中でも静かで落ち着いていてすごく良かった)うじゃうじゃと人がいっぱいで、ジプシーもいて。ちょっと目を離すと、ジプシーが子供にマクドのおもちゃを「1000円!」とつかませようとする。コロッセオでは子供に気を取られているうちにとうとう財布をすられてしまった。小銭だけだったので実害はあまり無かったが、私も主人もいつ取られたのかさえ全くわからなかった。ローマに着いたその日に、フランス人らしきおばさんがテルミニ駅のタクシー乗り場で、荷物を取られて叫んでいるのを目の当たりにしたので、ずいぶん気をつけてはいたのだが、やはり子連れは狙われやすいらしい。ヴェネチアが夜中にフラフラしていても平気なくらい安全で、のんびりしていたので、ローマは本当に疲れた。

《ショッピング》
 物価はヴェネチアは日本とほぼ同じ。ローマも特に安くはなかった。ブランド物にはたいして興味が無いので普段用の靴を1足買ったくらいで、あとは雑貨屋でスープストックやパスタ、レトルトそんなものばかり買っていた。ヴェネチアで、ヴェネチアングラスのカップ&ソーサー2客、ミルクピッチャー、砂糖つぼを買ったので、10年後に今度はポットを買おうかと考えている。そうやって、1つずつ記念品を増やすのも楽しいかも・。

《食事》
 イタリア人は基本的に子供好きらしいので、レストラン(中級)でも駄目と言われた事はなかった。どこで食べても、ピザ・パスタ・ジェラード、日本より格段に美味だった!息子はいちごのジェラードが気に入り、「フラゴラ、フラゴラ!」と指さして勝手に注文していた。「エクスキューズミー!」と叫んで自分で注文するもんだから、お店の人も「チャオチャオ」と喜んでいた。ヴェニスもローマも観光地なので英語が十分通じる、言葉には困らなかった。レストランには日本語メニューの置いてある所もあった。

《トイレ事情》
 海外に行くとトイレで困る。子供は待ったなしだから早目早目に行くのだが、日本と違ってめったに無い!バールと言う日本の喫茶店のような所に1日に3〜4回入って、軽食や飲み物を取り、トイレに入っていた。(サンマルコ広場には有料トイレが一つある)

《子供連れ》
 今回、子連れなので美術館関係には行かなかったが、それなりに色々楽しめた。ローマのマクドナルドにはアイスティーにピーチとレモンのフレーバーがある事も知ったし(マクドはトイレ利用にもGOOD)、地下鉄や水上バスにも乗ったし、何より良く歩いた!唯一美術関係ではヴァチカンのサンピエトロ寺院に行ったが、タダでこんなにすごい絵や彫刻が見られるなんて!1000円払って寺院のてっぺんまで上る事ができる。エレベーターで途中まで上がった後300段ほどの階段があるので結構ハード。てっぺんから見るローマの街は素敵な眺めなので、体力のある若いうちにぜひ昇ってみて!

《要注意》
 子供で気をつけるのは、石だたみなので転びやすい事。息子は鳩を追っかけていて転び、顔から石だたみに突っ込んで鼻血ブーになった。消毒して抗生剤を飲ませたが、一応そのくらいの用意はあった方がいいと思う。あと、空気が乾燥しているのか、水が違うのか、肌がかさかさにアトピーのようになったので、ベビーオイルのような物を持って行けば良かった。ヴェネチアはまだ寒くゴンドラに乗る気にもならなかったが、日中の日差しは結構強かったので、夏頃行く人はそれにりの対策(帽子、サングラス、上着など)を考えて。ミネラルウォーターはどこでも買えるので、ストローを持っていって中に突っ込んでおくと子供にも飲みやすく機内で耳が痛くなった時もすぐに使える。(「アクアミネラーレセンツァガス」または「ノンスパークリング」と言うと普通の水がもらえる。何も言わないと炭酸入りが出てくる場合があるので注意)

《次回は》
ローマは疲れたので、次はハワイなどのボーッとできる所がいいなぁ!とは主人の感想。しみじみと日本の安全性をかみ締めた今回の旅行だった


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