抵抗力や体力の弱っているお年寄りは、ちょっと転んだり、
風邪をこじらせたりしても大事になりかねません。
ある老人ホームで、ケガや心身の不調について調べてみると、
施設に木材が多く使われている場合の方が、インフルエンザや骨折、
不眠などの発生率が低いという結果が出ました。
また、病原菌などをよせつけない素材ということで内装を木質化する
病院もあるそうです。
高齢化社会を迎え、人の身体にやさしい木材を使った住環境づくりが
求められるのではないでしょうか。
マウスを使った実験では、木製の飼育箱で生活するマウスの生存率が、 金属やコンクリートの飼育箱より生存率が高い結果がでています。
最近、抗生物質の効かない細菌(MRSA)による院内感染や、O−157 による食中毒などの話をよく耳にしますが、こうした細菌に対してヒバなどの 木の精油に強い殺菌作用があることが確かめられています。
木に含まれる成分には私たちを落ち着かせる効果があるようです。森林浴はみなさんも ご存知でしょうが、実際にその主な成分といわれているフィトンチッドを使った 実験でも血圧が下がり、脈拍も落ち着く実験結果がでています。ストレスの多い 現代人には、リラックスできる木のある空間が良さそうですね。
ぜん息やアレルギー性皮膚炎などに効果のある、
清潔な空間に一役買います。
近年、問題になっているアレルギー性皮膚炎などの原因の一つにダニがあげられています。
ある実験報告では、集合住宅の床をカーペットからナラ材などの木製に替えるとダニの数が
減少したというのがありました。木材の使用により調湿された結果、乾燥したことや、
隠れ場所になるような隙間がなくなったことでダニが生きて行くには
厳しい条件になったからだと言われています。
また、木の香にはダニを寄せつけない効果もあります。