木材の性能比較

木材は強度に関しても評価出来るものです。価格などの面でも住宅などの小規模建築に関しては最も適していると思います。現在では、様々な技術革新により木の欠点を補えるようになっています。新築をお考えの際にはぜひ、木造をご検討ください。
また、木の性能を最も発揮できるのは内装材として使う事なので、ぜひ腰壁などにお使いいただきたいと思います。


木材・コンクリート・鉄骨について性能を比較してみたいと思います。
木材コンクリート鉄骨
圧縮に対する強さ○強い◎非常に強い○強い
引張に対する強さ○強い×弱い◎非常に強い
曲げに対する強さ○強い×弱い◎非常に強い
耐水性×長時間
濡れると腐る
○強い×錆びる
長時間だと腐る
湿度調節◎自体が吸・吐する×しない(結露する)×しない(錆びる)
変形×狂い(曲がり,そり)
・割れ
◎しない○少ない
価格(構造体として
考えた場合)
◎最も安価×高い
(使用量が多くなる為)
△やや高い
※熱に対する強さ×着火はする○強い×強度低下は早い
※熱に対する強さ:木材は単体でも燃えてしまうという点で、コンクリートや鉄骨と比べて劣っていると思われる かもしれませんが、実際一番早く強度が下がるのは鉄です。650℃で強度は急速に低下します。
木の場合は30分で約20mm、外側から灰になりますが、燃えていない部分の強度は下がらないので、 家屋倒壊までの時間を”もたせる”という点では鉄より優れていると言えます。


<欠点を補う>
長時間濡れると腐るという事については、構造体に使うなら通気工法で解決でき、外部に使用するなら、雨などから守る為に様々な保護塗料が発売されています。
変形してしまうという事については、乾燥材を使う、経験の長い大工さんの腕にまかせると言う事です。そりにくい方向を考えて使ったり、適材・適所という工夫で対処しています。
割れについては、乾燥して構造体に入るヒビ・ワレは強度には全く問題ありません。和室の柱などは割れないようにあらかじめ背割りといって歪を集中させる為の亀裂を入れたりしています。
燃えてしまうという問題は、不燃材と組み合わせることで対処できます。法律でも、火を使う部屋には内壁に木は使用出来ませんし、構造体では外壁に不燃材を使用するのが一般的です。


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