火星写真の画像処理

@デジタルカメラ(CCD、WEB、DVカメラ)での火星写真の撮影後の処理
Aデジタルカメラでの撮影の後の画像処理の方法によってイメージが全く変わります
  天文雑誌で見るデジタル画像は大変きれいでスバラシイですが一枚のbestな画像を
  作るためには大変な試行錯誤と時間が費やされますので初心者はフイルムの法が
  扱いやすいでしょう。
Bここでの処理は私が使ってる方法で全ての方には当てはまりません、参考にしてください
 画像処理の基本はあくまでもナチュラルに仕上げることで過度な処理は不快感を生みます。
DATA  25cm反射赤道儀F8
      拡大接眼鏡 xp24mm(ペンタックス)
      ToUcamPRo(Web camera)
      1/25s 900フレーム
処理パソコン
      セレロン2.6G メモリ512M

     
      写真はそのうちbest一枚 
レジスタックス(WebカメラのAVIファイルを自動に
コンポジットしてくれるソフトでフリーウエアーです

英文なので解釈に手間取るまた設定が複雑なので経験が必要です。)
写真は900枚の画像をコンポジットして一枚の
ビットマップ画像にしたところで何の画像処理も
していない。低空なのでブルーが強い。   
画像処理のテクニックとして画像を出来るだけ拡大
することです、
この場合は320ピクセルの画像を550ピクセルまで
拡大しています、最初はガウスが強いですが、情報
は同じでありレベル補正の時小さい画像より楽に
できます。
最初にやる処理はレベル処理でヒストグラムをみて
平均化してバックをやや黒目にしておくと画像が
はっきり見えるようになる。

レジスタックスのレイヤー処理は強調すぎるので
ステライメージ(画像処理ソフト)で処理する。
最大エントロピー法で
SFP 1   ノイズ5  回数3で処理している
足らないようならもう一回若干弱く処理する
ここで処理しすぎるとザラザラな画像になってしまう
次に好みがあるが画像のカラーコントロールを行う
より火星らしく目で見た感じに仕上げるために試行錯誤で色をだすまたsRGBであればプリンターと
同色になる。
写真はステライメージからホトショップにかえて
色彩と明度を変えた。
色彩補正のあるソフトなら何でも大丈夫です。
最後に仕上げでRGBのカラー画像をLabカラーに
変換して色彩はそのままにしてa画像(モノクロ画像
)をアンシャープで強調するかガウスするか少し変化
させる、納得できる程度になったらまたRGBに変換
して終了である。
この写真は過度の処理のためリアリティがでない
模様はよく見えるが火星らしくない。
画像処理はある程度のナチュラル感がほしい。

【今年の夏は悪天候のため予定した画像が
撮影できず残念でした】
参考画像処理URL
画像処理のスッタクは
 レジスタックスダウンロードサイト

 K3CCDダウンロードサイト
どちらも英文です
フリーウエアです。