この飛行機は香港に向かう便なので中国の人が多く乗っていた。外は雪が降っていて、出発するのが遅れてしまった。
客室乗務員の人に中国語をしゃべる人がいた。フライトの案内のビデオには中国語での字幕がでていた。前の席にはゲームをやっている少年たちがいた。その少年たちは、ゲームボーイをやっていた。驚いた。トロントのデパートにもプレイステーションやゲームキューブがあった。日本の製品はこんなにも世界に広がっているんだと実感した。

学校の事前授業で新渡戸稲造のことをならった。カナダとなんの関係があるんだ?それに誰この人と思ったが、勉強してこの人はすごいと分かった。新渡戸稲造は1862年に生まれ、キリスト教を信仰した。そして、1919年には国際連盟事務次長に推薦され、7年の任期を務めた。しかし、時は戦争の時代で日本は国際連盟を脱退し、軍事思想が増してゆく中、新渡戸稲造は日米戦争を回避するためにアメリカへと渡って日本の立場を訴えたが、残念なことに理解されなかった。1933年、太平洋会議に出席するためにカナダのバンクーバーにむかう。しかし、病に倒れ死去した。享年72歳。

今までこんなすごい人だったとは気づかなかった。もう旧5000円札が見られなくてとても残念だ。

           ↑トロント大学
1827年に創立された。インシュリンを発見した実績を持つ。
<戻る>