加奈陀修学旅行

 

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 何と言ってもこのカナダ修学旅行で最も印象に残っているのは、生まれて初めて飛行機に乗ったことです。初の海外旅行、そして初の飛行機正直不安で一杯でした。長い長い出国手続きを終えて、乗り込みいざ空へ。と、思ったのですが飛行機に乗ってからなかなか動き出さないので「どうしたんだろう。」と、友達に聞いたら「そう言うものだ」と、言われました。席に座ってから、三十分から一時間程度の時間が経ってから突然、アナウンスが聞こえ遂に飛びたつ時が来ました。それが聞こえた時、私は急に不安になってきました。「ちゃんと飛ぶのかな。」「落ちたりしないかな。」など、どうしようもないことばかり考えていました。そして遂に飛行機が動き出しました。私は、すぐに離陸するのを想像していましたが実際は、滑走路の周りをぐるぐる回り助走をつけていました。これだけで数十分ほど掛かったので、拍子抜けしました。そして、十分に助走をつけた飛行機は遂に、離陸しました。そのときの感覚はなんとも言えません。背中に圧力が掛かっているのに、浮いている感じ。そんな不思議な感覚の中、私は空へと飛び立ちました。飛行機がある程度の高度になり、安定したところで新たな問題が生まれました。それは、「退屈」です。機内では自分だけ寝られなかったので、すごく大変でした。隣の席の友人を、無理矢理起こして付き合わせてしまったので、今思うと悪いことをしたなぁ。と、思いました。そしてカナダに着いて、一番最初に目に入った白いもの、それは雪でした。今降っているのかな。と思いましたが、もう止んだあとでした。外は物凄く寒いと聞いていたので、どれほどのものかと思いきやあまり日本と変わりませんでした。むしろ風があるぶん日本のほうが、寒いくらいです。最も印象に残ったのは、政治の町首都オタワでした。この町は東京とはまるで違いました。東京は都市機能を重視していますが、オタワでは自然を重視し電車すら引かないほどです。ここに民族意識の差が色濃く出ていると思いました。