カナダの自然と環境

                         k.n

                  

 自然を観る又は感じるならカナダということなので、日本とはどれくらいの差があって、どのあたりが最もすばらしいと言われているのだろうと興味津々で今回初の海外修学旅行を楽しみに待ち望んでいました。

 まずはオタワに訪れました。オタワは4日前に初雪が降ったということなので、車が行き来する場所以外はちょっとした銀色の世界と化していました。雪をちょっと手にとってみると、とてもさらさらしていました。日本を出発するとき雪は降っていなかったので少しうきうきしていました。数年前、地元に雪が降ったとき、手にとって遊んでいましたが、ごつごつした感じの雪で、自分が求めていたものではありませんでした。バスの中では、現地のガイドさんに日本では降ることのないフリージングレインというものが降ると話してくれました。それが降った次の朝は地面がスケートリンクのように凍ってしまい、現地の人々でも転んでしまうので気をつけるようにとの注意がありました。

 3日目は、フランス語を公用語とするモントリオールに訪れました。市内を車窓から見学していると、道端にはたくさんのゴミが散らかっていました。オタワとはちょっと違った状況でした。日本の方がほんの少しだけだけど良かった気がしました。自然についてならカナダと言われているのになぁとちょっとショックを受けました。

 4日目はトロントに訪れました。ナイアガラの滝を見物しに行く途中で、車窓から五大湖の一つであるオンタリオ湖を観ました。とても大きくて終わりがないように感じました。日本で一番大きい琵琶湖とは比べものにならないほどでした。しかもオンタリオ湖は五大湖の中でも一番小さいと知り、驚かずにはいられませんでした。目的地のナイアガラの滝に到着して、それを観た瞬間今まで感じたことがない最高の絶景に心が奪われました。何もかもが大きくて、自分もこれくらい大きな存在になりたいなあと思いました。街の周辺にはペットボトル、カン・ビン、燃えるゴミのゴミ箱が所々に設置してあり、今まで訪れた場所にはあまり見られなかったので、ここは環境に配慮していて、世界の手本となる素晴らしい街だと感動しました。