大戸川三滝から氷室山・熊鷹山 


周辺地図 【日 程】 2001年5月1日(火)
【天 候】 薄曇り
【山 名】 宝生山(1154.2m)、熊鷹山(1168.6m)
【地 域】 安蘇山塊
【地 図】 国土地理院地図(沢入)
【コース】 学林口(大戸川源流部)(9:20) → 白ハゲ口(9:55) → 山コース/滝コース分岐(10:00) →  氷室山分岐(10:25) → 宝生山(12:10-12:25) → 氷室山神社(12:30) → (宝生山はトラバース) →  十二山(13:20) → 熊鷹山(13:50-14:10) → 小戸川林道P(15:00) → (自動車) → 学林口(15:30)

氷室山への分岐  前回来た時は、途中の蓬莱山神社に駐車して歩いたが、 今回はそこから更に入った学林口に立派な舗装された駐車場があり、そこに駐車して歩き始める。
 しばらくは林道歩きとなるが、道端にはスミレや他の花が咲いていて飽きる事は無い。
 白ハゲ口からは、いよいよ山道だ。最初は杉林の中を沢沿いに歩くが、丸太橋などが整備されている。 そんな道もわずかで急な登りとなり、なぜ滝見物なのに?と首をかしげる。
 ひたすら登って来た道も、いくぶん下り気味になった所で、ついに「氷室山」の分岐の道標を発見。 もう滝なんてどうでも良い。氷室山に向かうっきゃない。
 氷室山への道に入ってからも、また少しの間急斜面をトラバースして大戸川の本流へと戻った。 ここからはしばらくの間、沢の右左へ徒渉を繰り返しながら登る。登るにつれ、 沢は何本かの支流に分かれるが、この出合いの部分が曲者だ。 本来の道では無い方の沢すじにも踏み跡があることが多い。
 何回道に迷ったろうか。登るにつれ沢の水も枯れ、いよいよ最後の胸突き八兆を目前にして小休止にした。 腰を掛けた周辺は、ヤマブキソウの小群落だった。
熊鷹山の櫓  最後の登りは岩場まじりの痩せ尾根で、とにかく急登が続く。 木の根や枝にしがみついて登ること暫し。頭上にはアカヤシオが見られるようにり、 傾斜もゆるくなって来た所で、目前に宝生山の三等三角点が現れた。
 ここからは、もう何度も歩いている道。先ずは氷室山神社にお参りして十二山方面に引き返す。 途中はなだらかな道で、気持ち良く歩いているうちに十二山の分岐へ到着した。 右へ行けば根本山だが、三滝への分岐を探しながら熊鷹山に向かう。 程なく、右に不死熊橋への分岐を見て、左に三滝への分岐も見つかった。 「下りはここを行けば良いのか。」と内心思いながら、熊鷹山へ向かう。
 熊鷹山では、来た時は先ず展望台に登るのだが、今回はほとんど遠望は利かないので、 登らずにおやつにする。その間、別の登山者の方々とお話をしていると、 小戸川の林道終点の駐車場から登って来たとのこと。そちらに下山するなら、 車で学林口に送り届けてくれると言ってくださる。丸岩岳・奈良部山の取り付きも見てみたいので、 御好意に甘えることにする。
 小戸川の登山口へは、熊鷹山を 50mほど南に下った分岐から東に折れる。 下山路には、いくつものワサビ田や美しい滝があった。

【撮影機材:NikonF801+SIGMA28-200mm(1:3.5-5.6),NikonCOOLSCAN II】