筑波山



【登山日】 平成8年2月3日(土)
【山 名】 筑波山(男体山(870m)、女体山(876m))
【天 候】 晴れ、北風強、気温0度
【人 数】 単独
【地 図】  国土地理院地図(筑波)
【ガイド】 茨城県の山(山と渓谷)
【ルート】 市営駐車場 9:35 → 筑波山神社 9:45 → 御幸ケ原 11:15 → 男体山 11:25 →  御幸ケ原 11:40 → 女体山 11:55-12:10 → 屏風岩 12:20-12:35 → 弁慶茶屋 12:55 → 筑波山神社 13:40  → 市営駐車場 13:50

9:35 市営駐車場
 今日は地形図も手に入らず「茨城県の山」だけが頼りだ。登山口も判らない始末で他の登山者に聞きながら登山口へ向かった。

9:45 筑波山神社
 登山ガイドを読むと、弁慶茶屋から女体山へ登るルートが面白そうなので、このルートをとりたいが登山口が判らない。 まずは境内の西側から左奥にケーブルカーの駅を見て、社の裏から登り始めた。確かな踏み跡は有るが、 どうも登山道では無さそうだ。構わず杉や檜の間の急登を登った。
 途中、しめ縄が張られた巨岩や小さな木製の祠があったが、30分ほど登った所で、踏み跡を見失ってしまった。 少し道を戻って、西方向へトラバースする踏み跡を発見したので、歩き始めると直に「ふれあいの道」にひょっこりと出てしまった。
 仕方なくケーブルカーの軌道を左に見ながら「ふれあいの道」を登った。

11:15 御幸ケ原
 雅楽が聞こえるようになると僅かで御幸ケ原に着いた。広場には残雪が凍りついているので、 よけながら北側の展望の良い所から辺りを見回す。この辺りの低山も、いたる所に工事の爪痕が無惨に見える。

11:25 男体山
 御幸ケ原から雪の残る道を西へ登ると、程無く男体山に着いた。遥か西の彼方に榛名山と赤城の鍋割山が見える。 赤城の他のピークには雲が掛かっている。関東平野は、黄砂だか埃だかで霞んでいる。しかし、ここも北風が強い。

11:40 御幸ケ原
 女体山へ向かう途中、有名な「ガマ石」を見ながら凍り着いた登山道を登った。

11:55 女体山
 三角点のある岩の上からは、360度ぜんぶが関東平野だ。霞の彼方に、富士山・新宿のビル群・東京湾が見える。 これ以上の贅沢は無いが、それにしても北風が強い。ザックに下げた温度計は丁度0度を指している。 風除けに雨具を着て、早々に風を凌げる所まで下ることにした。

12:10 女体山発
 女体山の北側から、凍りついた急な岩場をつつじケ丘の方へ下った。

12:20 屏風岩
 女体山の岩場の直下で、ロープウェイの鉄塔と神社の建つ場所にベンチが在り、ここで昼食にした。 風は凌げるが、展望は余り無い。
「屏風岩」と書かれた木札があるが、ガイドでいう屏風岩とは違うようだ。

12:35 屏風岩発
 左右に巨大な奇岩が連続して現れ、なかなか楽しい道だ。(この道を登りたかったのよ。)

12:55 弁慶茶屋
 弁慶七戻りをくぐると茶店があった。店内では店のおばさんと登山者が大声で会話している。
 ここでつつじケ丘へと筑波山神社への道の分岐だ。筑波山神社へ向けて歩きだすと、照葉樹の森となった。
 こんな立派な照葉樹の森は、初めての経験だ。樹上を風が吹き荒れているが、実に気持ちのいい道である。 途中、榊の木が多くなり神社が近いのかとも思ったが、そんな因果関係がある訳が無い。
 最後は、杉や檜の森に続いて竹薮となり、人家の脇の石の鳥居をくぐって町に出た。

13:40 筑波山神社
 沢に架かる橋を渡って、東側から筑波山神社の境内に入り、神社に無事に下山出来たことを報告して、駐車場へ向かった。

13:50 市営駐車場
 駐車場から北を見上げると、今日登ってきた男体山と女体山が聳えていた。