荒山・鍋割山(赤城山)


地図 【日 程】 2000年6月3日(土)
【地 域】 赤城山
【山 名】 荒山(1,571.9m)、鍋割山(1,332.3m)
【地 図】  国土地理院地図(赤城山)
【天 候】 曇り 時々 雷鳴
【コース】 森林公園駐車場(9:20) → 芝の広場(10:05-10:20) →  上のあずま屋(10:40-11:00) → 荒山山頂(11:20-11:30) →  荒山高原(12:10-12:25) → 鍋割山山頂(13:00-13:45) → 荒山高原(14:10)  → 芝の広場(14:20) → 森林公園駐車場(15:00)

歩き始めると直ぐに『カモシカ』に出会えた  森林公園駐車場は、荒山高原に南側から登る登山口です。 良く知られた箕輪の登山口よりも人の数は少なく、登山道もなだらかで、 ツツジも沢山咲いています。登り始めは、石階段や丸太階段がありますが、 直ぐになだらかな登りに変わります。
 歩き始めて5分程で、何やら獣の気配。「熊に注意」なんて看板もあったけど。 良く見ると、それはカモシカでした。10mくらい離れた所で、 こっちをじーっと見ています。早速カメラを取り出して撮影しました。
 だらだら坂の登山道の周囲には、だんだんヤマツツジが多くなってきて、 その中に時々ほとんど散ったミツバツツジや、咲き始めのレンゲツツジもあります。 芝の広場の近くでは、ヤマツツジ以外の木は無いかのように沢山さいていました。 しかも、今年の花の付きは良い!
 芝の広場では、小休止して写真を何枚か撮影しましたが、 広場の端にあるズミの大木が沢山の花を付けていました。
 芝の広場の所は、登山道の十字路になっていますが、今日は直進して荒山を目指します。 芝の広場から荒山の間はミズナラが多く、気持ちの良い明るい森です。 こちらでは、まだミツバツツジも多く咲いていて、やはり高度が高い分、 花の咲きも遅いようです。
『レンゲツツジ』は咲き始めたばかり  途中の上のあずま屋の所で少し休んで荒山山頂に到着すると、そこは人・人・人。 おそらく50人以上は居るでしょう。あまりの人の多さに、早々に退散しました。
 荒山から荒山高原に向う道は、最初は急な下りが続きますが、程なくツツジの中を歩く、 穏やかな道になります。天気が良ければ、ツツジの向こうに荒山高原や鍋割山が見えるのですが、 今日は100m先も見えませんでした。この辺りのツツジはヤマツツジが多く、 花はまだ蕾が多い状態でしたが、荒山高原の芝生に出る直前シロヤシオが数本纏まって 咲いているではありませんか。赤城のシロヤシオは、花見ヶ原以外で見たのは始めてでした。
 荒山高原は、広い芝生のある庭園のような所です。そこもまた人・人・人。 まあ、予想はしていたので次の目的地の鍋割山を目指しました。
鍋割山に向う稜線に咲く『ズミ』  荒山高原から鍋割山への道は最初は少し登りぎみですが、 鍋割山山頂へ続く稜線に出れば後はほとんど平らな道になります。 稜線には時々ズミの大群落が沢山の花を付けていました。
 鍋割の山頂で、少し遅い昼食をとっていると30人程のグループが突然 コーラスを始めるではありませんは。ちょっと煩いけど、ま良いか。 帰りは、コーラス隊と一緒になりそうだったので、最初は小走りで下りました。
 帰路は、荒山高原、芝の広場と過ぎ、駐車場も近くなってくると、もう3時にな ろうかというのに、数人のグループが登ってきます。この人達、今から・・・と、 先頭の人を見ると、なんと!、昨年カメムシさんやトラベエさんと鍋割山に登ったとき、 遥々新潟から来た、nobiさん達でした。なんでも、箕輪から登ったのに、 下山ルートを間違えて森林公園駐車場まで下ってしまったとの事。 たいした登りで無いから、これから戻るとのことでした。 4人未満なら私の車で回ってあげられたのですが・・・。
 登り始めはエゾハルゼミが喧しいかったのですが、下りは静かになっていました。

【撮影機材:NikonF801+SIGMA28-200mm(1:3.5-5.6),NikonCOOLSCAN II】