向山型算数教科書指導マニュアル
東京書籍 6年生上【分数のかけ算】約分編 P9
1 問題を読む
@ノートに日付・ページを書きなさい。書けたら「書けた」と言いなさい。
※早く書けた子はおおいにほめる。なれると書いて待っている。
A教科書P9。□2を指で押さえなさい。押さえたら隣と確認しなさい。
声をそろえて読みなさい。
※そろわなかったらもう一度。
2 かずや君の方法で解く
Bかずや君の計算を指で押さえなさい。読みます。8/9×3/10は8×3/9×10だから24/90。
これは約分ができます。黒板を見なさい。
C24/90を約分します。2で割ると12/45。まだ約分できますか。
2で割ると・・・割れません。3で割ると・・・割れますね。
D4/15ですね。教科書の□の中に書きなさい。□からはみ出してもいいです。
※教科書にある問題にも答えを書きこませる。
Eこのように約分をするときは2,3,5,7と順に見つけていきます。
分母と分子は同じ数で割ります。
3 りつこさんの方法で解く(補助計算の書き方を教える)
Eりつこさんのやり方を指で押さえなさい。
※隣と確認させることで、集中していない子を追い込む。
F9と3を○で囲みなさい。約分をします。
※目で見てパッと分かるように工夫する。
※「線を引くときはミニ定規を使いなさい。」とさりげなく言う。
G○の数字の約数を書きなさい。書いたら最大公約数を○で結びなさい。
※ここでも目で見て分かるように書かせる。
【ノート】 約 9(1,B,9)
3(1,B)
H○の数字を最大公約数で割りなさい。
※お助け計算(補助計算)を必ず書かせる。簡単な計算の時こそ習慣づける必要がある。
こうすることで、子どもは自然に補助計算を書くようになる。
お 3 1
3)9 3)3
9 3
0 0
I8と10を□で囲みなさい。 約分をします。
□の数字の約数を書きなさい。書いたら最大公約数を○で結びなさい。
【ノート】 約 8(1,A,4,8)
10(1,A,5,10)
J □の数字を最大公約数で割りなさい。
※ここでも必ずお助け計算(補助計算)を書かせる。
※初めのうちは、お助け計算がきちんと書けているか隣の人と確認させる。
※間違えたら×をつけて書き直すように言う。
Kこのようにお助け計算(補助計算)を必ず堂々と書きます。
※お助け計算は、堂々と書くことをはっきり言う。小さくては意味がない。
しばらくすると、計算一題につきノートを1ページ使うようになる。
4 練習問題を解く
L @の問題を解きます。最初の問題は一緒に解きます。残り3問は自分で解きます。
(3)の3/8×4/9ができたら持ってきなさい。
※できた子から板書させる。
※「写すのも勉強のうち」と繰り返し言う。