前野間清治顕彰会副会長 原沢 礼三 |
平成9年3月に野間清治顕彰会を発足させた河原井源次氏は、顕彰会の活動として『ふるさと桐生』発展のために、貢献された先人の伝記を発刊して、小・中・高校生や市民に配布することを企画された。 顕彰会会議で冊子発行の決定を受けて河原井氏は、有志に呼びかけて活動を開始した。 平成11年11月に岡田一男氏が館長をしていた明治館に有志が参集して冊子発行の協議をした。このあと何度かの会合を開催して協議の結果、 1、冊子のモデルは大正2年から昭和17年までに桐生町小学校の名称で市内の全小学校児童に配布された『郷土の華』とする。 2、第1集は野間清治伝に決定し、平成13年に発刊したい。 3、執筆は大瀬祐太氏にお願いする。校正は全員でする。 4、配布先、冊子の規格、頁数、レイアウト、写真の収集は全員でする。 5、題字はすべて河原井源次会長に書いていただく。 などを決定した。 また、冊子の発行責任者として原沢が推薦された。この協議で最も苦心したのは執筆者の決定と印刷所の決定であった。執筆は大瀬祐太氏に無理にお願いした。印刷所は副会長の須田利一郎氏の紹介で宏誠堂印刷に決定したが、その後、シリ−ズの第6集まで同印刷所の世話になった。宏誠堂印刷所の優れた技術で熱心に対応してくれたので、立派な冊子が発行できたものと感謝している。 第1集の、野間清治伝に続いて、第6集まで発行してきた。 第2集は、稲川東一郎伝 第3集は、彦部駒雄吉伝 第4集は、前原一治伝 第5集は、西田博太郎伝 第6集は、岸 直枝伝 (第2集から第6集までの執筆は原沢)
発行に関係した人々はその後、会の組織変更によって広報部の名称で活動してきたが、『岸直枝伝』の発行を最後として、発行の事業からはなれることになった。最大の理由は担当者の高齢化によるものである。 |